本願成就と如来回向

【世間虚仮 唯仏是真】 大乗菩薩道を生きんと思う。写真は、五台山大顕通寺

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記事入力 : 2018/03/13 10:29

【社説】中国が対北制裁から手を引けば非核化は水の泡

 韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)は12日に北京を訪問し、習近平・国家主席など複数の中国政府高官らと会った。鄭室長は特使として今月5日に北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長、8日には米国のトランプ大統領に会っている。鄭室長はその内容について中国側に説明した上で「韓半島(朝鮮半島)の平和と非核化という目標を進展させるには中国の支援が非常に大きい」と述べた。これに対して習主席は「(韓中)両国の間で政治面での意思疎通を強化し、戦略的な相互信頼に基づいて困難な問題にも適切に対処していきたい」と応じた。また楊潔チ国務委員は「われわれは韓半島の非核化と平和・安定の維持、対話と交渉による問題解決の立場を堅持している」とした上で「韓半島情勢の積極的な変化は韓半島非核化問題を正しい軌道に戻し、国連安保理決議の方向にも合致する」と述べた。


 しかし中国の本心は複雑だ。中国は北朝鮮の核武装を望んではいないが、北朝鮮政権が不安定化することも望んでいない。そのためこの二つのうちどちらかを選択するとすれば、中国は北朝鮮政権を守る方を選ぶだろう。そのような中国の立場から考えると、最近の韓国、米国、北朝鮮による急激な動きは決して望ましいものではなく、むしろ不安さえ感じているはずだ。実際に南北、米朝首脳会談が実現に向けて動き出した時点で、中国国内からは「中国が韓半島問題で脇役になるのでは」といった懸念も出始めている。中国が北朝鮮に対する制裁に加わった結果、北朝鮮では中国への不満が高まっているが、そこで米国が韓半島において南北双方に対する影響力を拡大することに中国は不安を感じているのだ。そのためわずかでも隙が生じれば、中国は北朝鮮に対する制裁を緩め、北朝鮮への影響力を維持しようとする可能性が高い。そうなれば北核の廃棄は始まる前から揺らいでしまうだろう。

   中国は北朝鮮による核・ミサイル実験と韓米合同軍事演習を同時に中断するいわゆる「双中断」と呼ばれる解決策を主張してきた。中国は北朝鮮の核放棄を表向きは望むような態度を示しているが、実際はこの程度で米国の圧力が弱まれば幸いと考えている。そのため中国の主張は問題の本質的かつ根本的な解決策ではなく、いわば一時的に取り繕うことを主張するものにすぎない。その延長線上でもし北朝鮮が核弾頭を削減し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を中断すれば、それによって北朝鮮の非核化が実現したかのように中国は主張してくるだろう。しかしこれだと韓国は北朝鮮の核の人質という立場から抜け出せないため、絶対に受け入れることはできない。ただ中国が米朝接近に焦りを感じた場合、このような形で正道から外れてしまう可能性も十分考えられる。今後米中両国が韓国の頭越しに新たな取引をしないよう、韓国としては常に注意を払わねばならない。


 北朝鮮を形だけでなく真の非核化へと導くには、中国が最後まで国際社会と歩調を合わせていくことが必要だ。北朝鮮の貿易額全体に中国が占める割合は2015年には91.3%、16年には92.7%に達した。そのため中国が加わらない制裁はいかなる制裁も意味がない。北朝鮮が今回対話に応じる動きを示した理由が国際社会による厳しい制裁にあったことは間違いないが、中国が過去とは違い制裁に協力している点も非常に大きく影響している。今年に入って北朝鮮から中国への輸出は昨年の5分の1程度にまで減少しているという。トランプ大統領が「北朝鮮が対話に応じるようになったのは、中国の後押しが非常に大きかった」と述べたのは決して単なる外交辞令だけではない。

 米朝首脳会談とは関係なく、北朝鮮の非核化が検証可能な形で実現するまで、国際社会による制裁はたとえわずかでも揺るがせてはならない。金正恩氏が本当に非核化を決意したとしても、現場で制裁が崩壊すればまた心変わりするのは間違いないからだ。金正恩氏にとって核保有の誘惑はそれだけ大きいのだ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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