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最近一般的に成りましたが、いわゆるバイカイでの優待取りの話をしましょう。
株式優待は権利確定日に株を持っている人がもらえます。
そこで、「じゃーその日だけ買って、次の日売ればいいじゃん。」という方が出てきます。
しかし、みんなが同じ行動をとりますので、権利確定日の次の日は「権利落ち」で優待・配当分以上に下げる事もよくあります。
ですから、権利当日だけ買って翌日売っても利益にはならないことが殆どです。
そこでーーーー、信用取引を使い次のような事を行います。
1、権利確定日寄り付きで、現物を成り行きで買います。例えば100円買い。
2、同時に信用取引で売りを同数行います。例えば100円売り。
売りと買いを同時に行うことから”バイカイ”というのですが、こうしたまま権利日を過ぎますとどうなるでしょう。
A、翌日は権利落ちになりますので株価は下がりますが、信用売りしてますので下げても問題ありません。100円で買った株が90円で10円マイナスになっても、100円で売った信用売りが90円で10円プラスになりからです。
B、次に配当です。1円配当だと100円ですので、100円もらえます。しかし、信用で売り玉を持ったまま権利日を迎えますと配当を”取られ”ます。100円もらえて、100円取られる。しかし、もらう方には税金10%が掛かります(2007年時点)ので、90円しかもらえません。ですので、ここでは10円の損です。
C、しかし優待がもらえます。信用売りをしたまま権利日を迎えても優待を取られる事はありません。ですから、優待については”ただ”でもらえるのです。
D、経費としては売買の手数料は、普通に取れれます。以前は20万円以下手数料無しの証券会社もありましたが、いまは無料は無いと思いました。(各証券会社のサービスは異なりますので確認しましょう)
3、権利確定日翌日に品渡決済を行う。これは、信用売りの決済の仕方です。信用取引売りは反対売買で、つまり買い戻しで決済してもいいのですが、持っている現物を渡すことでも決済できます。
例、コロワイド(7616)の場合で見てみましょう。
コロワイドは半年で20,000円の優待券が来ます(ニジュウマル”◎”などの居酒屋や宮のステーキなどが優待で頂けます)。これで優待取りバイカイをすると、どうなるか。
3/9時点で628円。売買単位は500株ですので、314,000円で買えます。同時に500株の信用売りをします。手数料は丸三証券の0.084%を適用し527円です。
また配当金は1株5円ですので500株で2500円。売り買いで差し引き無しですが、税金分250円が取られます。
経費は基本的にこの2つで、合計777円ほど。
で、貰えるのは20,000円の優待券です。これが信用バイカイを使った優待取りです。結構やっているかたは多いのですよ。
最後に問題点!1つだけ注視しなければならないことがあります。それは「逆日歩」。みんなが同様のことをするので、優待銘柄の権利最終日は逆日歩になり易いのです。
1日で数十円の逆日歩がついたのを他の銘柄で見たことがあります。これは土日の前が権利日であったことなど特殊な例ですが、まず逆日歩は付くものだと思ったほうが良いです。
ちなみにコロワイドの前回の逆日歩は4,000円ほどでした。つまり4,777円がコストで、20,000円が手に入るという事です。
信用取引の使い方は、奥が深いのです。
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