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2000年代以降活動し始めたゲイリー・ニューマンですが、本作は2008年のツアー・エディションということでリイシューされました。 TUBEWAY ARMYというとわかりにくいかもしれませんが、要はゲイリー・ニューマンの組んだバンドです。バンドとしてアルバム2枚をリリース後、ソロ活動へと移行しました。 本作からは『ARE 'FRENDS' ELECTRIC?』が全英1位とヒットとなり、ゲイリーのソロ活動への布石になります。 TUBEWAY ARMY結成時点では当然といえば当然でしょうが、パンクに大いに刺激を受けたゲイリーはバンド結成をもくろみ、当初はパンク・バンドとして活動していました。が、当時のイギリスではパンクの嵐が徐々に去りつつあり、デヴィッド・ボウイのベルリン3部作やイギー・ポップ、そしてKRAFTWERKのような耽美的なサウンドが受け入れられており、ゲイリーもそんなサウンドに影響を受けはじめます。でも何といってもゲイリーの未来を決定づけたのは、ULTRAVOXの傑作アルバム「SYSTEMS OF ROMANCE』でした。これに多大なる影響を受けたゲイリーは当時プログレ・バンドの専売特許であったシンセサイザーをメインとしてサウンドを構築し始めます。そして出来上がったのが本作。 ジャケットのイメージそのままの近未来的サウンドとでもいえばいいのか、テクノ・ポップの走りのようなそしてそれはまさにニュー・ウェイヴ・ムーヴメントを象徴すべきサウンドになりました。無機質なヴォーカル、歌詞も閉塞感あふれるものであり、徹底したイメージ戦略もまた本作の評価を上げることに貢献しました。 本作にはDISC2が付属としてついており、アーリー・ヴァージョンと称して、オリジナル・ヴァージョンと比較できるように収録されています。オリジナルと比べると発展途上という感じで、結構ギター・サウンドが強く出ています。ゲイリーの試行錯誤の過程が除き見れます。エレクトリック・ポップへと到達する前のロウなサウンドがまた一味違った面白さを堪能できるかもしれませんね。
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