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90年代に一大ムーヴメントを引き起こしたオルタナティヴ・ロック。NIRVANAらと共に中核に位置していたALICE IN CHAINS。NIRVANAと同様、ヴォーカルのレイン・ステイリーの悲劇的な死をもってオルタナティヴ・ロック・ムーヴメントは終焉を迎えてしまいました。 本作は2ndフルレングス・アルバム「DIRT」リリース後、'93年に発売されたミニ・アルバムです。1st「FACELIFT」リリース後ににも「SAP」というミニ・アルバムをリリースされてました。 HM/HR系バンドにジャンル分けされるバンドは、多くがいかにヘヴィにラウドにサウンドを構築していくかという命題をもったバンドも多く見受けれられましたが、オルタナティヴ・ロック・バンドにジャンル分けされるバンドたちは、時代というのもあるのでしょうが、彼らの閉塞した状況を吐き出すために、結果的にサウンドがヘヴィになっていったという感じがします。いわばヘヴィさを目的とするバンドがあれば、結果的にサウンドがヘヴィになったというバンドもあるという感じですね。 ALICE、レイン・ステイリーにとってもそのような鬱積した自らの状況を打破するために、バンドを結成し、いわばバンド活動こそが自らの逃げ道とでもいえたのかもしれません。ただヘヴィにものだけに感情を吐露するだけでなく、やはりまた違う表現方法もあり得た、いわばそれがアナザー・サイド・オブ・アリスといえる本作、そして「SAP」もそんな位置づけになっていたのかもしれません。 本作で聞かれるアリス・サウンドは、メロディックで時にアコースティック、曲によってはストリングスがかぶさるという通常のアリスとは違ったアプローチであり、そんな意味ではミニ・アルバムといえども、立派にアリスの作品として位置づけられるのではと感じます。 カート・コバーンといい、レイン・ステイリーといい、結果的に悲劇的な最後を迎えてしまったオルタナティヴ・ロックですが、個人的にはことさら神格化するつもりはありません。のちのKORNらのように負のエネルギーを音楽に注ぎ込むバンドたちも多く、それらが当時のジェネレーションの共感を得たというのは理解できます。 ただ現在に日本においても中途半端なアメリカ的イデオロギーを導入したことが、いびつな教育やいびつな社会的評価となって日本社会をいびつにしてしまったことも事実であり、けっしてアメリカの90年代のあの現況が完全に終わってしまったわけではなく、現在の日本の若者にも現状を受け入れられずにさまよい続けている人たちがいることもまた事実であり、彼らの表現したサウンドが今でもリアルさを失ってはいないと思います。
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私は正直スト・テンの方が好きでした、だってアリ・チェンて聴いてると本当に滅入るんです・・・私だけですかねぇ?
私は1stしか持ってないですが、ジェリーのソロを聴いてると、アリチェン節っていうか、そんなモノを感じられます。
2008/6/22(日) 午後 9:12 [ † no_jszy † ]
no_jszyさん、スト・テンは後発組だったので、個人的にはあまり聞いたことがないんですけどね。soundgrden、peral jam、nirvanaなんかはリアル・タイムで聞いてましたよ。ジェリーのソロは聞いたことがないんで、聞いてみたいです。確かにアリス節ってめいりますよね。
2008/6/23(月) 午後 11:35