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現在もソロとして順調に活動しているエディ・リーダーが在籍していたバンドの1stアルバム。といってもあっけなく解散してしまったので、編集アルバムとライヴ盤が残されているのみ。なので、これが今のところ、実質的に最初で最後のオリジナルアルバムになっています。 1980年代後半といえば、シンセ・ポップとハード・ロックが巷にあふれかえっていた時。だからこそかならずアンチがあるはず。彼らもポップでジャジーでおしゃれな、でもルーツ色も濃く残る『PERFECT』という曲で颯爽と全英チャートのナンバー1になります。 この頃全米でもTHE HOOTERSとかGEORGIA SATELLITESなどルーツを感じさせるバンドがチャートに入ってきていました。ロビー・ロバートソンのソロもこの頃でしたね。 話は戻りますが、バンド編成の基本は4人ですが、その中にベース担当の楽器が、ギタロンというメキシコの楽器を使っており、その他アディショナル・ミュージシャンとしてマンドリンやクラリネット、ヴァイヴラフォンなどおよそ当時の流行とは逆行した生に近い楽器を使用し、非常にトラディショナルな雰囲気を漂わせています。 しかしだからこそ、耳の早い、当時のサウンドに耳がなじまない人たちにとっては彼らのサウンドはまさに寝耳に水、青天の霹靂のように現れたサウンドとでもいいましょうか。きっと驚きとうれしさの入り混じった感覚で受け入れたことでしょう。 そしてルーツ色濃いというと渋いイメージがありますが、彼らのサウンドは意外とおしゃれなイメージもあり、女性にも受けが良かった気がします。 エディ・リーダーのみずみずしいヴォーカルが非常に耳に残り、アルバムたった1枚で解散してしまったという伝説がこのアルバムをさらに特別なものにしている気がします。 今聞いても十分通じるサウンドでもあり、もはやエヴァーグリーンな音楽として彼らの音楽はずっと語られていくでしょう。 ジャケットも非常に素晴らしくセンスを感じさせ、彼らのスタンスを現しているようです。
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