レヴュー(ソウル)

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

イメージ 1

 先日LITTLE FEATの紙ジャケがリリースされて、大変好評のようですね。本作はちょうどFEATがあの名作「DIXIE CHICKEN」をリリースする前後、このTHE METERSに大変影響を受けて、あの作品を制作をしたのは知られたところだと思います。

 本作にもローウェル・ジョージが『JUST KISSED ME BABY』という曲にスライドで参加しています。その経験を踏まえ、「DIXIE〜」が製作されたのでしょう。

 またニューオリンズの葬式のパレードから生まれたセカンド・ライン・ファンクの代表的バンドでもあり、プロデューサー、作曲家、ミュージシャンとしても有名なアラン・トゥーサンやドクター・ジョンらとニューオリンズの音楽を世界に発信したこととしても有名です。またアート・ネヴィルとシリル・ネヴィルは本バンド解散後、ネヴィル・ブラザーズとして活動しています。

 彼らは先に上げたアラン・トゥーサンやドクター・ジョン、パティ・ラヴェルといったアーティストのバック・バンドをつとめており、またローウェル・ジョージと共にロバート・パーマーの「SNEAKING SALLY THROUGH THE ALLY」に参加しています。

 本作で聞かれるのは、ホーンをたっぷりと効かせ、切れ味鋭いリズムがグルーヴを生み出し、まさに踊るための音楽という感じです。これぞファンクという感じですね。聴いていると、自然と身体が動き始めますね。JBのファンクとはちょっと違って、個人的な見解では、ベース・ラインに特徴があり、腰を落としたねっとりした重みのあるグルーヴとは違って、より軽やかでスピーディーなラインを刻んでいます。

 しかしこういったリズムというのは、おそらくリリース当時よりも現在のクラブ・シーンが定着した頃の方が理解されているのかもしれませんね。アメリカ南部のノリというのは、ブルーズ・ブームはあったとしても、ニューオリンズ・ファンク・ブームというのは聞いたことがないので、この手の音楽は、やはり黒人音楽を愛してやまない、一部の好事家が聴きまくっていたのではないでしょうか?

 それでも現在ではLITTLE FEATやドクター・ジョンらが有名になっていることもあって、彼らの存在もグッと知名度が上がったのではないでしょうか?

開く トラックバック(1)

イメージ 1

 ソニーよりSLY&THE FAMILY STONEが8作品リリースされました。まさに待ちに待ったという感じで、結構売れているようですね。

 本作は彼らの4作目であり、まさに時代をひっぱっていっていた頃の傑作です。彼らのアーティストとしてのピークは非常に短いものでしたが、同時代、そして後世においても彼らの影響力というのは凄いものがあります。

 本作を発表し、あの伝説のウッドストックに出演、大絶賛を浴びます。あのマイルス・デイヴィスも本作を聴きまくり、ファンク時代に入っていきます。大傑作「IN A SILENT WAY」や「BITCHES BREW」も本作なしには作りえなかったのでは?と思ってしまいます。時期的にも本作リリース後に、先の諸作をリリースしていることからも、JBやSLY、JIMIなどのブラック・ファンクネスに影響を受けたのでしょう。

 曲名を見ても分かるように、この頃はマーティン・ルーサー・キングなどブラック・パワーが叫ばれていた時代で、彼らも政治的な意味合いをも込めているようです。冒頭の『STAND!』や『DON'T CALL ME NIGGER,WHITEY』などまさに煽動的な曲ですね。この後、ウッドストックで一気に有名になった彼らの代表曲、『I WANT TO TAKE YOU HIGHER』へと続きます。まさに前半から息をもつかせぬ名曲のオンパレード。

 本作には先行して全米1位となった『EVERYDAY PEOPLE』も収録されており、彼らの存在がいかに、その当時のアメリカに必要だったのかがわかりますね。

 どの曲も熱気を帯びたもので、明確なファンク・ビートとまではいかないまでも(その辺はやはり本家JBが素晴らしいものを生み出しましたね)、ワウを効かせたギターサウンドが非常にうねうねとしたリズムを生み出し、ホーン・セクションも鳴り響きます。ずぶずぶとミドル・テンポで進む方がかえって、腹に響くようなリズムを生み出しているかのようです。このマグマが噴出す前の地鳴りのようなファンクネスこそが彼らの真骨頂でしょう。この辺はジミ・ヘンドリックスとの共鳴しあっているようで、ロックとソウル・ミュージックの垣根を取っ払った先駆者でもありました。

 このアルバムには収録されていませんが(同時発売のベスト盤に収録)、『THANK YOU』ではラリー・グラハムの大発明、スラップ(チョッパー)・ベース奏法が堪能でき、様々なものを当時の彼らは生み出し、広めていきました。

 今聞いても本作に封じ込められている熱気は変わらず感じ取ることが出来ます。これぞ音楽が最も熱かった、パワーがあった時代の代表的な作品といえます。

イメージ 1

 何週間か前にBSにて米雑誌、ROLLING STONS誌が行ったアンケートにて名曲を500曲選らんだ企画があり、主に評論家やDJといった関係者からの票を募ったものらしいのですが、BSの番組ではそこから上位100曲をランキング形式で当然映像と共に紹介していました。

 一見して思ったのはやはりソウルやR&Bの多さでした。日本では考えられないくらい、ソウルやR&Bがごく当たり前のように聞き続けられており、古い曲でもいまだに聴き続けられて、人々の記憶に残っているようでした。まあブルーズやソウルの発祥の地ですから当然といえば当然なのですが。

 そんな中今回ご紹介するレイ・チャールズの本作収録のタイトル曲はボブ・ディランに続き、2位となっていました。レイ・チャールズといえば、日本では桑田佳祐の愛しのエリーや和田アキ子との競演などが思い浮かび、いってみれば出稼ぎ的な感じが否めませんでしたが、レイが亡くなった後のアメリカでの対応や自伝的映画の公開など多くの国民に愛されていた偉大なアーティストということがわかりました。

 レイといえばアトランティックというほどアトランティック・レーベルとレイの関係は特別だったと思います。レイを獲得した後にまさにアトランティック・レーベルの全盛期が始まりました。レーベル・オーナーのアーメット・アーティガンもジャズやソウルなどをこよなく愛していた人だったので、レイのことは特別視していたようです。ロック世代にしてみれば、アトランティックといえばZEPやCS&Nなんかを思い浮かべてしまいますよね。

 冒頭のタイトル曲『WHAT'D I SAY』はレイのピアノが印象的なノリノリのナンバーで、ピアノを叩くように歌うスタイルは後の多くのアーティストに影響を与えたと思います。レイのピアノは意外なほどジャズのスタイルを受け継いだもので、そこに彼のR&Bテイストを絶妙にブレンドしたスタイルはまさにアトランティックというレーベルにふさわしい音でした。レイのヴォーカルは同じアトランティック所属のオーティス・レディングやレディ・ソウル、アレサ・フランクリンと比べるべくもないですが、なんともとぼけた感じが憎めない感じで、親しみを覚えます。

 そんな蜜月の関係にあったレイとアーメットでしたが、もはや2人とも鬼籍に入ってしまいました。今年はアトランティック・レーベル60周年ということですが、改めてレイやアトランティックのアーティストを聞くいい機会だと思います。

イメージ 1

 現在でもスティーヴィーの傑作として語り継がれているアルバムです。70年代はスティーヴィーにとってアーティストとして飛躍し、成熟していった時代であり、もはやリトル・スティーヴィーとはいえないほどの巨人となりました。

 本作はそんな70年代の諸傑作群の中でもず抜けて素晴らしい作品だと思います(人によっては他のアルバムをセレクトする方もいらっしゃいますが)。チャート的にも素晴らしく、アルバムは全米1位となり、シングル『I WISH(回想)』と『SIR DUKE(愛するデューク)』はともに1位、『ANOTHER STAR』は32位、『AS(永遠の誓い)』は36位という成績を収めました。また本作もグラミー賞4部門を獲得し、「INNERVISIONS」以来3作連続の受賞となる快挙を成し遂げています。

 2枚組+EPという大作にも関わらず、まったく捨て曲は見当たらず、あっという間に聴き終えてしまいます。正直殆どの曲がシングル・カットができるほどの出来栄えであり、なおかつ時代に対応したフュージョン的な展開をも取り込んでおり、ポップでいながらも冒険心は忘れないスティーヴィーのスタンスがうかがえます。シンセサイザーなど当時の最新機材を巧みに操るスティーヴィーはまさに才気ばしった状況にあったのでしょう。

 特にお気に入りなのが『JOY INSIDE MY TEARS(涙のかたすみで)』で、なんだかポール・マッカートニー的なメロディがぐっときます。また『BLACK MAN』を聞くと、ジャミロクワイがおもいっきり影響を受けているんだなということが判ります。あとCMなどでも良く聞く『ISN'T SHE LOVELY(可愛いアイシャ)』という愛娘を唄った曲はシングル・カットしていないことも不思議な感じなほどの名曲ですね。

イメージ 1

 ファンクの帝王JBの最も充実気であった時期のアルバム。本作のリリース前には色々と環境の変化があり、まずレコード会社をメジャー・レーベルのひとつであったポリドールと新たに契約し、そしてブーツィー・コリンズが抜けるなどバック・バンドのメンバーが大幅に変更されました。非常に大きい環境の変化であったのにも関わらず、充実期のJBにとっては全く問題なく本作をリリースします。

 本作収録の『ESCAPE-ISM PART1&2』がシングルチャート35位、『HOT PANTS1〜3』が15位、アルバムが15位とチャート上でも好調振りを見せつけます。この後まもなくJBの勢いも衰えていきますが、'67年〜'72年頃までのJBの充実振りはほんとに素晴らしいものがあります。

 バックのJB'Sとも息があっており、帝王の思うがままにサウンドを構築しています。ワンコードでずぶずぶと進んでいき、そこにサックスやオルガンが絡み付いていくサウンドはまさにトリップ・サウンドという名に相応しく、我々人類はリズムこそが原点であるということを改めて教えてくれます。

 ソウルから出発したJBの音楽性はまさにファンキー革命であり、このサウンドを作り上げたことだけでも、ミスターJBの存在価値があります。いまだ現役でがんばるJB、いまだ逮捕されても何処吹く風のJB。ほんとキャラクターも唯一無二であり、俺様ぶりをまざまざとみせつけてくれます。

全1ページ

[1]


.
tntcmc
tntcmc
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事