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現在も元気に活動しているポール・ウェラー。日本では特に90年代を通して非常に人気があった記憶があります。名作も連発していましたしね。 そんなウェラーが初めて組んだバンドがTHE JAM。何処かで読んだ気がするのですが、ウェラーはかなり早い時期からミュージシャンなどで生計を立てることを考えており、定職についたことがないというこを聞いたことがあります。父親もマネージャーになるなど、家族共々熱心にウェラーを応援していたことになります。 彼らを語る際に必ず出てくるキーワードがネオ・モッズですね。ジャケットを見ても判る通り、細めのスーツにネクタイ、ツンツンヘアーではなく、短く刈り込んだ髪は他のパンク・バンドとはビジュアルから一線を引いていました。当然THE WHOやSMALL FACES、モータウンをはじめとしたソウル、R&Bに傾倒しており、後のスタカンにも通じる音楽性をすでに持っていました。 ウェラーのギター・スタイルもソリッドで切れ味が鋭く、ピート・タウンゼントからの影響は顕著ですが、よくよく聞き返してみると、THE PIRATESのミック・グリーンやDR.FEELGOODのウィルコ・ジョンソンにも通じるギター・スタイルともいえますね。彼らのサウンドにも絶対影響を受けているはずです。 リック・バックラーの性急なバタバタしたリズムも彼らの初期のスタイルの特徴といえるのではないでしょうか。THE POLICEやSTRANGLERSなどすでにベテランであったバンド以外はやはり、性急なビートを叩いていたとしても、リズムがルーズに流れていますが、彼のドラムはあくまでもソリッドであり、切れ味鋭いウェラーのギターと相まって、非常にタイトなサウンドを形成しています。 まだまだオリジナリティーを確立するにはいたってはいないものの、他のパンク・バンド達とは違って、偉大なる先輩達の作り上げてきたサウンドを真似ることで、少しずつ自分達のスタイルを形成していったということがわかります。そういう意味ではウェラーって純粋で素直なのかもしれませんね。それでもだいぶ初期から自分がやるべきことが解かっていたようで、自分の欲するサウンドをあくまでも追求していた感じがあります。だからこそ凡百のパンク・バンドからは頭ひとつ、いやふたつ以上抜け出していったのかもしれません。じゃなきゃあ、スタカンなんてバンド、組めないですよね〜。
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