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夫婦の只ならぬ様子に、フロントの人が事情を聞いてきたので、掻い摘んで訳を話しました。 フロントマンは「それなら…、少々お待ちを。」と、内線電話で誰かを呼び出しました。 やってきたのは、従業員らしい初老の女性。 話を聞いた彼女は、車の鍵を預かると「ロビーでお待ち下さい。」と言い残し、駐車場に向かいました。 30分ほどで戻ってきた彼女は「もう、心配ありません。」と言う。 彼女が説明してくれた所では、川で溺れて亡くなった姉弟の魂を連れて来てしまったと。 悪い子達では無いので、取り憑いて害を及ぼす者では無かった。 息子さんと友達になったつもりだったのでしょうね、と言う事でした。 その女性は、家は代々お寺の家系で、自分にも多少の心得があるので、姉弟の魂には本来行くべき処を諭 し、成仏のお手伝いをしたと言いました。 帰り道に立ち寄ったお寺で、友人夫婦は幾許かの志を入れ、あの姉弟の為に拝んで来たそうです。 それ以来、喘息気味だった息子は症状が改善し、大した事では無いが、好い事が続いているとの事です。 あの姉弟と関係があるかは判りませんが。
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