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友人が大学時代に体験したお話。彼は静岡のT大学に行っておりました。 ある夜、大学の友達達と富士山中の「人穴」と言う洞窟に肝試しに行こうと言う話になりました。 「人穴」とは、富士の噴火でできた溶岩洞穴の一つだそうです。周辺には怪談の噂が絶えない。 何でも、埋蔵金を埋めた口封じに、人夫を殺して放り込んだと言う伝説(?)があるそうです。 だから「人穴」と言うのだとか。 夜中、6人で車一台とバイク一台に分乗し、「人穴」へ。 うっそうとし森の中、真っ暗な参道を登ると、闇の中に更に暗い「人穴」が口を開けています。 注連縄が張ってあり、いかにもな雰囲気。縄を掻い潜り、懐中電灯を照らして中に入ります。 奥行きはかなり長く、行けども行けども洞窟は続く。 その内に、広い空洞に出ました。真ん中に賽銭箱のような物が置いてあります。 「何だ、立ち入り禁止かと思ったら、ここまで入れるんじゃん。」と拍子抜けしていると…。 空洞の奥のから、お坊さんが現われました。 皆悲鳴をあげながら、今来た道を駆け戻りました。車に飛び乗り、大急ぎで「人穴」を離れると、 連れのバイクがついて来ていない事に気付きます。 放っては置けず、Uターンして「人穴」の方に戻ると、泣きながらバイクを押し歩く友達が居ました。 どうしてもエンジンが掛からないので、押してきたと。 仕方なく、バイクをその場に残し、帰りました。 バイクの友達は、翌日から熱を出し、数日寝込んだそうです。 注連縄が張ってある所に、おいそれと入ってはいけませんね。自業自得です。
長めに書いた割には、坊主が出てきた、と言うだけのお話でした。 何となく、奥から出てきた坊さんは、ほんとの坊さんじゃないの?と思ってしまったりして。 |

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