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Yさんと言う、年配の方からお聞きしたお話です。 Yさんは戦時中、親戚を頼って疎開していたそうです。 九州の、のどかな農村でした。 男手は皆戦争にとられ、村に残るのは女子供と年寄りだけ。 幼いYさんも農作業の手伝いに精を出す日が続いたそうです。 暑い夏が来て、村に祭の日が近づいておりました。 しかし、男手もない上に、戦地から聞こえてくるのは負け戦の話ばかり。 戦死通知が届いた家も少なくないので、とても祭りなどやっている訳にはいくまいと、 今年は祭を行わない事となったそうです。 疎開してきて、楽しみも少ない中、Yさんは少なからず落胆しました。 しかし子供心にも、もしかして日本は負けるんじゃないか、負けたらどうなるんだろうと不安が広がり、 やはり、お祭どころじゃないのだと納得したそうです。 そんなある晩、Yさんは一人縁側で涼んでいました。 ふと、神社の山に明るい光の列が見えました。 ふもとから、中腹の神社まで、揺らめく炎の列が続いています。 親戚のおばさんを呼び、ねえ、あれ何やろ、と訊ねると、おばさんは言いました。 ああ、たいまつ行列の灯りやねえ… この村では、祭の晩に男達がたいまつを持って神社にお参りするんよ… そう言えば、いつもなら今日は祭の日やねえ… 戦争から魂が帰って来て、祭をやっとるんやねえ… Yさんには何故か怖いと言う感情も起きず、おばさんと二人、ただただ手を合わせたそうです。 それからしばらくして、8月15日の終戦を迎えたそうです。 今から64年前の、不思議な出来事でした。
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なんともいえない悲しいお話です。by旦那
2009/8/15(土) 午後 5:53
こんばんは。
戦争は断じていけませんね。
2009/8/15(土) 午後 6:41
今日は、何となく外に出たくない。回りの外国人、友達ですら、会いたくない。ましてやアメリカ人には。
今日だけ。今日だけ。
2009/8/15(土) 午後 8:59 [ gol*enl*ly3* ]
魂「だけ」帰ってきてるんですね・・・
2009/8/17(月) 午後 7:08
終戦記念日がお盆の最終日…なんか運命的なものを感じますねぇ。
2009/8/18(火) 午後 1:28
『魂』たちはどんな気持ちで行列を作ってたんやろ・・・
考えさせられます
2009/8/19(水) 午後 2:08