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さてさて、少々話は逸れますが。

この「事件」が発生した昭和50年前後の、子供を取り巻く空気感を、その当時どんぴしゃ子供だった私が

思い返してみます。


当時の私の様なガキ共は、ウルトラマン・シリーズや仮面ライダー・シリーズに夢中になり、天気がよけ

れば外で野球かライダーごっこ、雨が降れば家の中でこぞって怪獣や怪人の下手糞な絵を描いたりしてお

りました。

また、アニメで言えばマジンガーやゲッターロボが活躍し、宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルに旅立つと、

毎週毎週放映時間にはTVの前に釘付けになりました。

当時の男の子は、大抵誰でも「ライダー・キック」で先生のお尻を蹴っ飛ばしたり、「波動砲発射!!」

と叫んで気に食わないヤツに水道の水をぶっ掛けたりと、そんな事ばかりやっていたのです。


更に、当時は空前のUFOブームが巻き起こっていた事も挙げておかなければなりません。

1967(昭和42)年には、少年キング48号で「空飛ぶ円盤大特集」が組まれ、子供向けUFOブームの魁とな

ります。1970(昭和45)年には、SFの名作「謎の円盤 UFO」が日本でも放映開始され、1972(昭和47

年)には介良事件が発生して全国の子供達の耳目を集めます。その前後、「ヒバゴン」「バミューダ・ト

ライアングル」「ノストラダムスの大予言」「屈斜路湖のクッシー」「ユリゲラー」と続けざまにオカル

トブームが発生します。矢追さんのUFO特番は毎回高視聴率を記録し、子供向けのUFO本も数多く出版され

ました。「甲府事件」の前年には、神奈川と鹿児島でUFO集団目撃事件が発生し、これまた目撃したのが

いずれも学校の生徒だったので、子供達の間では大きな話題となりました。

そう言うブームの影響で、当時のガキは空に見慣れぬ光る物を見ると、それは殆ど「=UFO」として認識

しておりました。で、友達に「俺、昨日UFO見たぜー!!」と自慢するのです。


そんな中、「甲府事件」が起こる訳ですが、第一幕のK君Y君の体験談だけを今読むと、やっぱり、

はっきり言って、子供ならではの荒唐無稽な夢想話にしか思えません。


実はK君、当時にして結構なUFOファンで、「発想豊かな子」だったのです(学級担任U先生の証言)。


そう言う時代背景とK君の人となりを踏まえて「甲府事件」を見て行きましょう。


まず、二人の描いたUFOのアウトラインは、かの有名な「アダムスキー型UFO」に酷似しております。
イメージ 1

                   (↑)アダムスキー型UFO(インチキ写真ですが。)
イメージ 2

                   (↑)甲府UFO(小2の子供が上のUFOを描くとこうなる…と言う見本ですね)


K君はインタビューの中で、自分が描いたUFOの下の三つの丸い部分を「着陸ギヤー」と呼んでいますが、

これはいわば「UFO専門用語」で、アダムスキー型UFOの同じ部分がそう呼ばれている事を、K君は知っていた

のです。これは、この絵がアダムスキー型UFOの影響を強く受けている証拠と言えます。


また、「甲府宇宙人」のディティールは、まるでウルトラマンなんかに出てくる○○星人って感じ。

実際、「帰ってきたウルトラマン」の「バット星人」に似ているとの指摘もあります。「バット星人」は

帰マンの最終回(1972年3月放送)に登場しており、放送当時5歳だった二人が見ていた可能性は十分すぎ

る位にある上に、K君が「バット星人」のソフビ人形を持っていたと言う証言もあります。
イメージ 3

                 (↑)「バット星人」のソフビ(復刻版)

イメージ 4

                 (↑)甲府宇宙人

私の印象としては、「バット星人」も含めた、当時知られていた宇宙人像(パスカグーラの宇宙人だの何

だのかんだの、バケモノじみた宇宙人が掃いて捨てる程UFO本に出ていました。)の複合キメラ体の様な

感じを受けます。

恐らく、小2の頃の私が「宇宙人の絵を描け」と言われたら、色んな宇宙人がごっちゃになった、こう言

う姿を描いたと思います。(と言うか、実際こんな感じの絵を何枚も描いていた憶えがあります…。)


と言う事で、二人が証言通りのUFOや宇宙人に遭遇したのかと言うと、否定的にならざるを得ません。


―では、K君とY君が白日夢(夜だったが)を見たのか、大法螺を吹いて引っ込みがつかなくなっただけ

なのかと言うと、そうとも断言出来ません。


親や先生を現場に引っ張って行っている所などは、自分達が見たものを大人にも認めてもらいたいと言う

子供らしい感情が滲み出ています。夜泣きする程の恐怖を味わった癖に、直後に再び現場に行く等と言う

一見相矛盾する行動も、「宇宙人を見た!!」と言う興奮の為せる業の様な気がします。

また、K君は母親に「おかあさんは宇宙人はいないといってたけど、いたじゃないか!!」と訴えてもお

り、二人がUFOや宇宙人を見た(少なくとも、見た気になっている)事は確かな様です。


更に、複数の第三者による発光体&「奇妙な子供」の目撃報告や、現場に残った放射能の件もあります。

1975年2月23日の日曜日…山梨ののどかな田園風景の中で、何が起こったのか?


「事件」の話がどう世の中に広まって行ったかを辿っていくと、非常に面白い事実が判明致しました。


(再びつづく)→【こちらです




閉じる コメント(8)

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きになりますね〜by旦那

2009/11/17(火) 午後 9:20 おかっち

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この事件は知りませんが、74年の秋頃に鎌倉市の住宅地から、オレンジ色の
葉巻型UFOらしきものを目撃したことがあります。5分以上、空にじっとしてました。
今でもあれはなんだったのか気になってます〜。

2009/11/18(水) 午前 0:09 [ ぽち ]

またまた懐かしいですねぇ。バミューダトライアングルとか、宇宙人目撃説等の本を読んだ弟が、よく力説してましたが、家族はだれも本気にはしてませんでしたー
個人的には、ブドウ畑の微量な放射能が気になります。ワインを美味しく飲みたいもんで。
話全然違いますが、トゥーさんのお宅にも、ウルトラマンや5レンジャーやカメンライダー等の、超合金の人形有りましたか?内は、ダンボールに二はこくらい有ったのですが、母がみんなすててしまったんです(; ;)。けっこう贅沢な素材の格好良いおもちゃだったような気がしますが、あれって今ならプレミア物じゃないんですか?

2009/11/18(水) 午前 6:10 [ クリリン ]

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旦那さん、いつもの通り、長すぎますね〜。飽きてきた。

2009/11/18(水) 午後 0:40 TO7002

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ぽちさん、鎌倉に観光に来ていた宇宙人でしょう。
(「コメ怖」に載せさせて頂きます!!)

2009/11/18(水) 午後 0:42 TO7002

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クリリンさん、ありましたありました!!山ほど。
超合金やソフビの怪獣、あとはミクロマンとかサイボーグ1号・少年サイボーグ、サイボーグジャガーなんてのもありました。コーラのヨーヨーも持ってたし、ローラースルーGoGoとか、ゲイラカイト、靴の下につけるローラースケート(K君とY君が遊んでいたのもコレでしょう)…いくらでも出てきますね〜。

2009/11/18(水) 午後 0:46 TO7002

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ぅ〜〜ん・・むずかしいところだね
所詮、子供の夢物語なのかな〜妄想とかね

2010/11/1(月) 午後 10:29 [ まー ]

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まーさん、まあ、みもふたも無く言ってしまうとそう言う可能性も高いかと…。

2010/11/2(火) 午後 5:32 TO7002


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