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フォトンだのニビルだので2012年に人類が滅びると(一部で)言われ続けて久しいですが、もうそれも再来年。
 
そろそろ滅亡業界も、またぞろ次のネタ探しに入っておりますが、こんなのは如何でしょう?
 

2036年、小惑星アポフィスが地球に衝突し、人類は滅亡する!!

イメージ 1
                     中央付近で動いている光点が「アポフィス」
 

発見
 
2004年6月19日、アリゾナ州・キットピーク国立天文台で、ハワイ大学のロイ・タッカーらによって新たな小惑星が
 
発見され、仮符号「2004 MN4」が与えられた。
 
タッカーはじめ、誰も知る由はなかった。その時人類滅亡へのカウントダウンが、始まった事を…。
 


滅亡のプレゼント
 
同年のクリスマス・イブに、NASAは2004 MN4が2029年4月13日に地球に衝突する確率が300分の1であると発表
 
し、トリノスケール(TS)を2とした。同日、それを62分の1と修正し、小惑星としては初めてTSを4に引き上げた。
 
TSとは、地球近傍天体(NEO)が地球に衝突する確率、及び衝突した際の予測被害状況を表す尺度であり、10段
 
階に区分されている。TS-4のレベルは、「NEOの地球への接近距離は近く、天文学者や公共、公共機関が注意
 
するに値する。」と規定されている。
 
全人類宛に、「滅亡」と言う名のクリスマス・プレゼントが、宇宙から送られて来たのだ。
 
 
クリスマスの日、NASAは衝突する確率を42分の1とさらに上方修正し、また、2004 MN4の直径は390mから440m
 
であり、質量は1.2 ×1011 kgであると発表した。これは、隕石とすれば巨大であり、地球に衝突(=落下)すれ
 
ば、人類存続に大きな影響を与える被害をもたらす事が予想された。
 
12月27日、NASAは衝突する確率37分の1と更に上方修正した。しかし同日、新たに判明した観測結果を元に20
 
29年に衝突する可能性はほぼゼロとなり、これに伴い、TSは1に修正された。
 
               
          (↓)2029年4月13日前後のアポフィスの軌道。(中心が地球で白い円が月の軌道。)
イメージ 2
 
2005年6月24日、2004 MN4の軌道が確定し、小惑星番号「99942」が割り振られた。軌道は、地球軌道のすぐ外
 
から金星軌道付近までの楕円軌道を323日かけて公転しているとされた。
 
そして、2005年7月19日、その小惑星は正式に「アポフィス」と命名された。
 
 
人類の危機は去った…かに見えた。
 
 
しかし、アポフィスの名は、古代エジプトの死と闇と混沌を象徴する悪神「アペプ」に由来し、それは太陽神ラー最
 
の敵でもある。
 
 
邪神は、地球人類を死と闇と混沌に貶めるべく、ゆっくりと地球に近づいていた。
 

ニコの計算
 
2008年4月15日、ドイツの13歳の少年が地元で開催された科学コンテストに、ある計算結果を発表した。
 
ニコと言うその少年は、アポフィスの軌道を計算し、アポフィスが2029年の接近時に1個または複数の人工衛星と
 
衝突する可能性があり、それによって2036年の接近時に地球と衝突する確率が上昇すると指摘したのだ。
 
何しろ、アポフィスは2029年の最接近時に、一部の通信衛星よりも地球の近くを通過するのだ。
 
ニコの計算では、2036年にアポフィスが地球に衝突する確率は450分の1で、NASAの発表した数値よりもはるか
 
に高い値だった。しかも、ヨーロッパ宇宙機関 (ESA) は少年の計算が正しいと認めたのだ。
 
 
NASAは、小惑星は人工衛星の密集地帯から離れた空間を通過するために衛星との衝突が起きる可能性は低
 
く、この計算は誤りだと反論した。
 
 
しかし、2009年12月30日、ロシア宇宙庁のアナトーリ・ペルミノフ長官は、アポフィスが2032年に地球に衝突す可
 
能性が高いとし、衝突を防ぐ手段を協議する為、専門家による非公開委員会を設置すると発表。ペルミノフ長官
 
は、国営ラジオ「ロシアの声(Voice of Russia)」に対し「衝突回避システムの構築に多額の費用がかかるとして
 
も、衝突が起きるまで何もせずに大勢の死者を出すよりはずっとましだ」とコメントした。また、欧州、米国、中国
 
などの宇宙研究専門家も参加する国際プロジェクトとなる可能性も示唆した。ペルミノフ長官は衝突回避策の1
 
つの案として、アポフィスの軌道をそらす装置の開発をあげたが、核爆発を用いることはないと言明した。
 
 
アメリカの科学者達も、1990年代末にPlanetary Defense Conference「地球防衛会議」を開いており、「地球に
 
近する小惑星」の進路をいかにしてそらすかについて協議していた。会議では、核爆弾を打ち込む案も検討さ
 
たがその有効性には疑問が出て、より現実的には宇宙船を打ち上げて小惑星の近くで停止するようエンジン
 
射を長期間続け、重力の作用で小惑星の進路をそらす案が有力とされた。
 


現在
 
アポフィスに対しては、現在も様々な観測ミッションが行われている。しかし、世界的な不況の影響もあり、具体
 
的な衝突回避策は実行されていない。2036年まで、まだ26年もあるじゃないか…。為政者達は、それより
 
も目先に大事な問題が山積みになっていると主張し、戦闘機を、戦車を、軍艦を、核兵器を造り続けている。
 
アポフィスが地球に落下してしまえば、その様な物は、すべて消滅してしまうかもしれないのに…。
 

2029年4月13日
 
その日は、奇しくも13日の金曜日にあたっていた。
 
アポフィスは地表からおよそ32,500 km離れた宇宙空間を通過した。この時、アポフィスの視等級は3.3となり
 
ーロッパ、アフリカ、西アジアなどでは肉眼でも明るく見る事ができた。
 
地球への最接近を終えたアポフィスは、心配された人工衛星との衝突もなく、何食わぬ顔で地球軌道から飛び
 
去って行った。しかし、次も同じく何事も無く通過するのだろうか。科学者達は、再度アポフィスの軌道計算を行い
 
始めた。
 
 
アポフィスは、地球のすぐ脇をすり抜ける時に重力の影響を受け、ほんの僅かに軌道を変えていた。
 
その僅かな軌道変化がもたらす結果を、綿密な計算によって確認した科学者達の間に、大きな衝撃が走った。
 
2036年…アポフィスは地球に衝突する確率は、ほぼ100%。
 
 
NASAは、再計算の必要ありと但し書きをつけながらも、トリノスケールを大きく引き上げた。
 
TS-7。
 
『世界的大災害発生の恐れのある空前の、しかしまだ不確実な大きな物体の今世紀中の非常な近接遭遇。今世
 
紀のそのような脅威のために、国際的な非常事態計画は正当化され、特に衝突が起こるか否か緊急にそして確
 
実に決定する。』TS-7はこの様に規定されている。
 
 
しかし、残された時間は、あと7年しかない。
 

残された7年間
 
2020年代後半は、民族問題から端を発した中国国内の暴動が内戦の様相を呈してきており、21世紀の世界経
 
済を牽引してきた中国の経済が崩壊を始めていた。「中国ショック」は世界経済を泥沼の渦に巻き込み、全大陸
 
を史上空前の大不況が覆っていた。
 
内政の失敗を外に向けようとする中国は、数千年の歴史で熟成された覇権主義の本質を露にし、アジアでは新
 
たな安全保障の枠組みが構築できないまま、緊張の度合いのみが高まって行った。
 
EU域内では、財政破綻する国が相次ぎ、それにつけこみ旧衛星国を再び我が手に納めようとするロシアとの対
 
立が深刻化していた。また、ロシアは長く夢見た南下政策を推し進め、中国とも一触即発の緊張状況を作ってい
 
た。アメリカは、自国の財政が危機的状況に陥り、往時の「パックス・アメリカーナ」は既に霧散していた。
 
 
つまり、世界は、人類史上最大の危機に対応する余裕も、予算も、指導者も持っていなかったのだ。
 
 
多くの科学者は、アポフィスの危険性を声高に訴えてはいたが、聞く者は、どの国の政権内にも存在しなかっ
 
た。その代わりに、各国政府は自国の宇宙開発部門に非常に恣意的な観測結果を発表させ、「アポフィスに衝突
 
の危険性はない」と強弁するのみだった。
 
 
人類は、自ら救済の道を放棄し、滅亡の日をただ待つ事を選択したのだった。
 

TS-Ⅹ
 
アポフィスは、再び地球に接近してきた。距離が詰まるにつれ、軌道計算の精度は高まり、2035年の時点では、
 
衝突の確率は1分の1。
 
NASAは、今更ながらにトリノスケールを引き上げた。
 
TS-Ⅹ(Ⅹはローマ数字で10)。
 
『衝突は確実である。それが陸海いずれで起こるにせよ、文明の存続が危ぶまれる程の全地球的な気候の壊滅
 
的異変が起こるであろうことが明らかである。そのような出来事が起こる可能性は、10万年に一回かそれ以下の
 
割合である。』
 
もう、残された時間は無かった。
 

2036年11月。人類最後の日。
 
月軌道の内側に入ったアポフィスは、地球の重力に導かれ、正に加速度的に速度をあげはじめた。
 
大西洋に落下したアポフィスは、地表に存在する全ての物を衝撃と津波と爆風で死と闇の世界に引き連れて行
 
った。
 
 
その後に残ったのは、ただ純粋な混沌のみであった。
 
 
 

 
―と、まあ、こんな感じですが。
 
これに、マヤだのUFOだのナントカ星人だのを付け足していけば、イッパシの終末論になって、本の1冊でも書け
 
るのではないでしょうか。(それにしても、最後の動画は大袈裟すぎですね…。)
 
 
実際の所では、アポフィスが地球に衝突する確率は非常に低く(2010年2月の時点では、13万5000分の1とされ
 
る)、トリノスケールは0(危険性なし)になっております。また、万が一衝突したとしても、人類が滅亡するほどの
 
大災害が発生すると言う訳でもないそうです。(それでも場合によっては、かなりの被害が出るでしょうが。)
 
 
このネタ、フォトンやニビルの様にありもしない天体ではなく、実在し、しかも本当に衝突の危険性が存在する小
 
惑星が主人公なので、リアリティーがあって良いのではないでしょうか?しかも、賞味期限が迫っている2012年
 
ネタと違い、あと26年間もの長い期間を引っ張っていけるのが大きな魅力です。
 
 
―と言う訳で、最近幽霊ネタがないので、あの手この手で繋いでいるTOの与太話でした。おそまつ。
 
 
 
イメージ 3
 
 
 
 

閉じる コメント(12)

聖徳太子も2036年頃に地球滅亡の予言をしてるとtvで見たような・・・。
後はジュセリーノさんに聞いてみよう

2010/6/2(水) 午後 1:42 [ クリリン ] 返信する

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クリリンさん、聖徳太子もそう仰ってますか!!ますます、GOODなネタになりますね〜。ジュセリーノさんは、どうなんだろう?信憑性を落とすだけの様な気が…。

2010/6/2(水) 午後 2:57 TO7002 返信する

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皆さん商売ネタ探すのに必死ですよねぇ〜!!by旦那

2010/6/2(水) 午後 10:15 おかっち 返信する

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最後のあの映像の部分、以前NHKで見ました。
歌(?)ではなく効果音とナレーションが流れていましたが、炎上するロンドンの、焼け爛れ溶けかけている時計塔が「ボーンボーン……」と断末魔のように鐘鳴らしていたのが、人類文明の終焉を物語っていてインパクトあったな〜。

しかし実際、現在の世界情勢だと、衝突する惑星が阻止限界点超えるまで、誰も本格的に動こうとはしないだろうなぁ。
犬やイルカに小惑星の衝突を阻止する力はないが、人類にはあるのだから、早い段階で対策さえ練れば救いの道はあるのですがねぇ……。


どうせなくならないんだから戦争を宇宙に持ち込んでもいいから、宇宙開拓してくれ〜。

他の惑星もしくはスペースコロ二ーに移民していたら、シドニーに小惑星が落ちても「せっかく減った人口です」と、どっかの総帥みたいに言う奴がいるだけで、人類文明滅亡の危機はないのですがね〜。

2010/6/2(水) 午後 11:50 [ リットリオ ] 返信する

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旦那さん、皆さん食っていかなきゃなりませんから…。

2010/6/3(木) 午前 9:53 TO7002 返信する

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リットリオさん、人類移住計画は遠い未来の話でしょうね〜。
それでもやっぱり戦争はやっている様な気がする…。
やっぱり、モビルスーツですかね、主力兵器は。

2010/6/3(木) 午前 9:55 TO7002 返信する

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ちょっと疑問が・・・
2029年に大接近した後7年で戻ってきて衝突と言う事は
7年周期で地球に接近してるのでしょうか?
2022年、2015年、2008年は平気なのでしょうか?
いつもながらわからんチンでごめんなさい(><)

2010/6/19(土) 午後 4:02 [ ま〜くん♪ ] 返信する

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まーくんさん、地球にぶつかりそうになる位に近づくのが2029年と2036年と言う事(らしい)です。

2010/6/19(土) 午後 4:22 TO7002 返信する

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では2012年のマヤの予言は嘘なのでしょうか? 削除

2010/7/14(水) 午後 6:30 [ フルーツ ] 返信する

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フルーツ さん、今更ながらにコメントを拝読しました。

2012年のマヤの予言は嘘…と言うか、はなからそんな予言は無く、あとから「滅亡業界」がこじつけた与太話です。「滅亡業界」は1999年7月まではノストラダムスで食ってましたが、その当時誰一人として2012年の事は言っておりませんでした。ノスちゃん予言がアウトだったので、次の食い扶持として色々ネタを漁った挙句、2012年滅亡論が形成されたのです。「滅亡業界」は既に2012を捨てにかかって、次なる滅亡論が雨後の筍の如く生えつつあります。

2012年に人類が滅亡する事は九分九厘ありませんが、もし滅亡したら謝ります。(あ、滅亡したら謝れないか。)

2011/1/29(土) 午前 0:32 TO7002 返信する

アポフィス云々はともかく、世界情勢の描写はなんだか怖いぐらいリアルですね。
実際、中国や韓国はあんなだし、世界中に紛争や火種があるし・・。
ロシアは実際ウクライナをぶんどろうとしてるし、アメリカ経済も妖しいし・・。
超自然や宇宙による人類滅亡なんぞより、こういった人間自身による自滅の方がよっぽど恐ろしいです。
フォトンベルトだアポフィスだニビルだケムだナムだ、だからアセンションにアテンションプリーズして次元上昇で頭爆発で助かるだと言ってる間に、こっちを何とかする方法を考えろよ、と突っ込みたい・・。

2014/6/15(日) 午後 6:43 [ ラルフ ] 返信する

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ラルフさん、仰る通りだと思います。

アセンションだのニビルだのとたわ言をほざいていた皆様も2012年をとうに過ぎて大人しくなったかと思いきや、まだまだ健在のようで嬉しい限りです。そんなもん、現実逃避の自己肯定でしかないのにねぇ…。

2014/6/18(水) 午後 3:15 TO7002 返信する

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