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「心霊スポット」には大抵、そこが「心霊スポット」になるための「下敷き」があります。 過去の悲惨な事件・事故であったり、歴史的な怨恨・悲劇であったり。 また、見るからに霊気漂う様な「場所」だったり。 妙見山の場合、それは何なのか? 色々当たると、おおまか、妙見山の「下敷き」が見えてきました。 キーワード1.「変な信仰」 ネット上の記述中には、「妙身山は変な信仰がある山だ。」と言う認識が散見されます。 「変な信仰」とは、能勢妙見山のご本尊、「妙見大菩薩」を崇める「妙見信仰」と言われる信仰を指す様 です。 「妙見信仰」とは、ひどく大雑把に言うと、次のようになります。 北辰(北極星)や北斗七星を象徴する「妙見大菩薩」を信仰する考え。 古代アジアで発生した、星を神格化する概念に仏教要素が加わり、菩薩となった。 日本に渡ると主に密教系の仏となったが、日蓮宗にもその概念は取り込まれた。 妙見大菩薩は、国土安穏・五穀豊穣・除災招福、開運隆昌の守護神として信仰され、 数々の名のある武将も帰依していた。 全国各地に「妙見」の名を持つお山が散在する様には今では全国に広まる庶民信仰となっている様です。 別段、「変」でも何でもないのですが、宗教に無関心な人々(私も含めて)は、「妙見信仰」と言う 聞きなれない信仰を、無意識の内に「妖しげなモノ」に変換させているのではないか、と思います。 「変な信仰」のある、妖しげな山と言うイメージ。これで、下敷きが1枚。 キーワード2.「しおき場」 「しおき場」はその昔、罪人の首を打った場所(=刑場)だと記述しましたが、 ここで違和感をお感じになった方もいらっしゃるのでは。 大阪の千日前にしても、東京の鈴が森にしても、刑場は、大抵都市や町に隣接して造られます。 何故なら、昔は刑の執行とは、贖罪と言うよりも、周囲への見せしめの要素が強かった為です。 だから、罪人を打ち首にする折等は、わざわざ手を打って観衆を集めたりしました。 つまり、悪事を働いたり、権力者に背いたりしたら、こんなに酷い目に遭うぞ、と見せびらかす必要が あった訳です。ですから、人里離れた山の中にある刑場等は何の意味も持ちません。 観衆がいないのですから。 実際、地元の郷土史にも、しおき場が刑場であった、と言う記述はないそうです。 しかし、「しおき場」「処刑場」「首切り場」と言う地名は残っている。何故か。 答えは、能勢妙見山の由来にありました。 「能勢妙見山HP」を見ると、詳しく寺の由来が書かれています。 詳細は、そちらをご参照頂ければですが、またまたひどく大雑把に言うと、次の様に…。 能勢妙見山の開基は、戦国〜江戸初期に当地を治めていた、能勢頼次。 能勢氏の祖は、かの有名な「平安のゴースト・バスター」「金太郎の上司」源頼光。 頼光そしてその子頼国が能勢に移住し能勢氏を興した事に始まる。 時代は下り、信長が上洛の折に、能勢氏に臣従を求めるが、代々足利幕府に仕えて来た能勢氏は これを拒否。信長勢に領地を攻められ、居城も落ち、妙見山に居城を移す。 その後、隣接する亀岡が本拠の明智光秀が本能寺の変を起こすと、予ねてから親しく付き合いの あった縁で、能勢氏も光秀に味方するが、秀吉軍に大敗。 妙見山も秀吉勢の猛攻を受け、寺社仏閣まで焼き払われた。 (その後、四国まで落ち延びた能勢氏は、関が原では東軍に味方し、大きな戦功を立てたため、 家康により、旧所領を回復された。)この事から、しおき場とは、秀吉勢が能勢氏の臣下の首を打った場所、と考えるのが妥当の様です。 首なし武者が出るのも納得です。 因みに、しおき場の石には平安期の年号が彫り込まれているそうです。 つまり、頼光が移住して来た頃から、祭祀か何かに使われていた場所を、 秀吉勢が打ち首場として利用したのではないでしょうか? 戦国期の、凄惨な戦い・敗戦の記憶とその遺構。2枚目の下敷き。 (因みに、しおき場は、写真で見る限りではいかにも何か出そうな、押しの強い雰囲気を漂わせている 所です…。) キーワード3.「野間トンネル」 野間トンネルとは、怪奇現象を抜きにしても、かなり変わったトンネルだそうです。 「道行く路」によると、峠の頂点にあるこのトンネルは、 全国的にみても稀有な造りになっているとか。 普通のトンネルのように、山を掘り抜いて造ったのではなく、道を造ってから、その上にトンネルを 被せ、さらにその上に土を盛って造ったと言う、見た目も妙な構造になっているそうです。 (何故、わざわざこんな造り方をしたのかは判りませんが、それなりの訳はあるのでしょう。) 更に、トンネルの中にピークがある為、途中まで登り坂で、それから下る、と言う、 車で走ると非常に違和感のある造りになっているそうです。 トンネルに至る府道も、線形の悪い(走りにくい)クネクネ道。しかも、トンネルに入ると、出口が ピークに隠れて見通せない、かなり嫌な感じのするトンネルです。 (心霊系でない旅行記HPに、このあたりの記述があり、「とても、気分の悪い道。」とありました。) 走っていて、違和感があり、とても嫌な感じがするトンネル。幽霊が出るのにうってつけです。 3枚目の下敷きかもしれません。 …と言う訳で、現地に行った事も無い者が偉そうにのたまってきましたが、 妙見山が「心霊スポット」になる「下敷き」は、十二分にあった様です。 だから何だと言う訳ではありませんが、こう言う曰くを知っていると、当地の怪談を聞く時も、 より一層深みが増すのでは?と思います。 (長々と書いてきて、大した結論でなくてすみません…。なお、私の記述に誤りがあれば、是非 ご指摘頂ければ有り難いと思います。)
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すごい!!めちゃめちゃ詳しく調べられましたね!!詳しく知らなかったのでこういう曰くがあったんやなぁ〜と思いました!by旦那
2008/3/7(金) 午後 6:13
土地に曰くあり、人に念あり、でしょうか。
話は変わりますが、今日、仕事で横浜の「打越橋」(有名な心霊スポット)の近くに行きました。
ついでに「打越橋」の写真を撮って来てブログに載せようと思ったのですが、現地ではデジカメの電源がONしませんでした。
電池切れかと思ったら、店に帰って見てみると、充電は十分。
デジカメは普通に作動しました。
「心霊スポット」では、良く聞く話ですが、ちょっと肌寒…。
2008/3/8(土) 午前 0:51
しおきばや野間トンネルはもう何回もいきましたw
地元も近いという事でΣ(゚д゚lll)
確かにしおきばはきみが悪いですね(T ^ T)
自分は霊感が無いのでそういう体験をした事が無かったのですが、しおきばで初めて心霊っぽい出来事にあいましたΣ(゚д゚lll)
しおきばの前で唸り声が聞こえて友達も皆聞こえたらしく弾丸で車にもどりましたΣ(゚д゚lll)
そのあとも唸り声が後ろからずっと聞こえてました(( _ _ ))..zzzZZ
野間トンネルは車止めてクラクション鳴らしてみたけどなにも有りませんでした(( _ _ ))..zzzZZ
あと野間トンネルに入る前に左に鳥居があるのでそこを車で登るともっと気味悪い山頂にでるんです(T ^ T)
何時に行っても爆音でラジオが流れてて《動物よけらしいのですが》半端なくきみが悪いですね(T ^ T)
獣道をぬけてラジオの音の方に行くと凄い数のお墓があります(泣)
お墓+爆音の変なラジオ+人型の石みたいなんとかで半端なく怖かったです(T ^ T)
2010/10/26(火) 午前 0:42 [ DECAYEDTOOTH ]
DECAYEDTOOTHさん、貴重な情報を有難うございます!!(「コメ怖」に載せさせて頂きます!!)
妙見山は遠いのでなかなか足を向けられませんが、機会があれば、突撃してみたい場所の一つです。
2010/11/2(火) 午後 5:23
しおき場は処刑場というよりは、戦国時代に豊臣家の領地であった時代のこと。多田家と能勢家による騒動の処罰から両家から各10名の交換処刑で騒動は治まりました。その交換処刑の場となったのがここ『しおき場』です。
2011/4/18(月) 午後 5:34 [ CORE-T ]
トーシさん、ほおお!!なるほど!!その様な歴史があったのですね…。
貴重なお話を有難うございます。改訂記事を書く時に参考させて頂きます。
2011/4/18(月) 午後 9:12
明治44年発行の、国土地理院の地図によると
野間トンネル西側は、一直線の道でした。
しおき場の、首を洗った橋は、その道路上にあります。
この道は、妙見山の東西を結ぶ主要道路でした。
しおき場から下では、集落まで田畑が続いていました。
以前、“日本の廃道”の管理人様と探索し、
レポートに載っています。
妙見山は日蓮宗で、能勢家は日蓮宗に改宗しました。
そして、領民にも日蓮宗に改宗させています。
(これを、能勢のいやいや法華と言います。)
仕置き=処刑は江戸時代からで
それ以前は、懲らしめるという意味がありました。
妙見山には、処刑された記録が全くありません。
以上のことより、しおき場は処刑場ではなかったと思います。
もし処刑場跡なら、“しおき場”ではなく
“仕置き場”とするはずです。
野間トンネルは昔、野間峠でした。
昭和12年の阪神大水害の教訓より、シェルターの役目として
トンネルにしました。(トンネルの上に行きました。)
珍しい、鉄筋コンクリート製のトンネルです。
上記CORE-T様の能勢家と多田家ではなく、
能勢の農民と、塩川の農民の、山の
2013/2/2(土) 午後 10:12 [ ゲバゲバ ]
ゲバゲバさん、貴重な情報、有難うございます!!
続きをお待ちしております。
2013/2/2(土) 午後 11:27