UFOコーナー

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UFOネタは久々でしょうか。
 
以前、コメントの中で「トラヴィス事件」が出てきましたので、記事にします。
 
UFOファンには、メジャーなネタです。
 
 
この事件のツボの一つは、5日間もアブダクトされていた事です。普通、アブダクトされても2〜3時間で解放する
 
のが「宇宙人ルール」みたいなのですが、この事件の宇宙人は余程しつこい性格だったのでしょうか。
 


 
1975年11月5日夕方。アリゾナ州の国有林・Apache Sitgreaves National Forestで、仕事帰りの森林労働者7人
 
がトラックに乗り、ヒーバーを経由しスノーフレークへの帰路についていました。伐採道路を下る途中、トラックの
 
後部に乗っていたアレン・ダリス(21)が、生い茂った木々の間に黄色い光を発する物体を発見しました。
 
イメージ 1
 
(←)アレン・ダリス。CIA長官ではありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
話はそれますが、1975年と言えば、昭和50年。日本では沖縄海洋博が開催され、三億円事件が時効を迎え、
 
ぺヤング・ソース焼きそばが発売され、ニュートラが流行り、ダウンタウン・ブギウギ・バンドが「あんたあの娘の
 
なんなのさ」と歌っていました。ベトナム戦争が終わったのもこの年でした。
 
 
と、何となく時代感を掴んだところで続きます。
 


 
森が開けた所に来ると、後部座席の窓際にいたトラヴィス・ウォルトンも物体を目撃。
 
それはまさにUFO、空飛ぶ円盤で、直径4.5mほどの、皿を2枚合わせたような形をしており、道路から100フィート
 
(約30m)ほどの高さに滞空していました。
 
イメージ 2
(←)トラヴィス・ウォルトン。
 
 
トラックを運転していたロジャースに、車を停めるよう叫んだウォルトンは、停まるや否
 
や、UFOに向って走り出しました。ウォルトンがUFOに近づいた時、青緑色の光線が
 
UFOから発射され、ウォルトンを直撃!!
 
一部始終を見ていたロジャースによると、ウォルトンは10フィート(3m)も吹っ飛ばされ
 
て地面に叩きつけられました。
 
 
イメージ 3
(←)ロジャース。イメージ 4 (↓)光線攻撃を受けるウォルトン。
 
 
 
 
熱っつう!!
 
 
 
 
 
(↓)事件現場。
イメージ 5
 
パニックに陥ったロジャースらは、ウォルトンを残したまま、現場から逃げ出しました。
 
薄情な連中のように思えますが、いやいや。人間なんてこんなもんかもしれません。
 
誰しも、我が身がかわいいですからね。
 
 
とは言え、4分の1マイル(約400m)ほど走った所で、ロジャースはトラックを停め、ウォルトンを救いに戻ろうと
 
言い出しました。光の筋が見え、UFOが飛び去ったとも思われたので、恐る恐る現場に戻った一行でしたが、
 
そこにウォルトンの姿はありませんでした。
 
 

 
ヒーバーに戻った彼らは、保安官らと共に現場に戻りましたが、ウォルトンは見つからず、
 
深夜には捜索を断念しました。
 
イメージ 6
 
翌日から大掛かりな捜索が行われましたが、やはりウォルトンは発見されません。
 
ウォルトンの捜索が続く中、現場にはUFO研究団体が入り、警察ともども真相の究明に乗り出しました。
 
UFOに向って駆け出すと言う、ウォルトンの不可解な行動にも、兄のデュアンは「もしどちらかがUFOを間近に見
 
る事が出来たら、できるだけ近づいてみようと、前々から二人で話してたんだ。だから、彼はUFOに向って行き、
 
そして上手いことやったに違いない」と証言しました。
 
 
そうは言っても、警察にとっては行方不明事件であることには変らず、11月10日に、ロジャースら6人は嘘発見器
 
にかけられる事になりました。テストで用意された4つの質問の3つまでがウォルトンが仲間によって殺されたり傷
 
つけられたりしていないかを調べる為のもので、最後の一つが「あの日、UFOを目撃したか」と言う質問でした。
 
最初の3つには彼ら全員が「No」と、最後の質問には全員が「Yes」と答えました。
 
テストを行ったアリゾナ公衆安全局のC・E・ギルソンは、アレン・ダリスのみ「判断不能」とし、他の5人については
 
正直に答えていると判断しました。
 

 
それから数時間後、真夜中を過ぎて11日になったばかりの頃、ウォルトンから姉の家に電話がかかって来まし
 
た。彼は、ヒーバーのガソリンスタンドにいると言い、迎えに行ったデュアンらが、電話ボックスの中に倒れている
 
ウォルトンを発見しました。UFOに遭遇してから5日後になってようやく、ウォルトンは帰ってきたのです。
 
 
ウォルトンは、自分の体験を、こう語りました。
 
「光に打たれ、意識を失なった後、気がつくと、テーブルの上に寝かされ、頭と目が大きく、毛がない3人の人物
 
が周囲に立っていた。彼らは褐色の服を着ていた。飛び起きて、手近にあった器具で殴りかかろうとしたら、彼ら
 
は平然と部屋から出て行った。
 
イメージ 11
部屋から部屋へと歩くうち、操縦席のような席があり、そこ
 
に座ってレバー等を動かしていると(しばらく、宇宙空間で
 
UFOを操縦したらしい…)、先ほどの3人よりは人間に近い
 
風貌の男が現れた。男に連れられ、格納庫に入って円盤
 
のような物体を見たりした。別の部屋にはやはり男2人、女
 
1人がいて、そこで酸素マスクのようなものをかぶされて
 
意識を失った。再び意識を取り戻した時には、ハイウエーに倒れていた。」
 
 
(↓)ウォルトンが会った宇宙人。グレイ・タイプと人間タイプが一緒に出てくるとは珍しい。
イメージ 7イメージ 8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(↑)マッサージ師???        
 

 
さて、その後、全米各地からUFO研究団体、新聞社、TV局がやってきて、騒ぎになりました。
 
事件の真贋を巡って、有名なUFO団体が対立し、大論争へと発展したそうです。
 
GWSは否定的、NICAPは懐疑的、MUFONは判断不能、APROは肯定的な立場をとりました。
 
ハイネック博士もこの事件を肯定的に支持しました。
 

 
さて、当のウォルトンは嘘発見器のテストで、ベテランの試験官に「お粗末なペテン」「この20年間見てきた中で、
 
最も白々しいケース」と酷評され、薬物使用や窃盗、はては小切手偽造の前科まで暴かれてしまいます。
 
精神科医の調査でも、「心理的に起きた、一時的な精神錯乱」と判断されたり、麻薬患者の妄想だと診断された
 
り、尿検査でも5日間飲まず食わずだったとは到底思えない結果が出たりと、散々です。
 
 
つまりは、この事件は、ヤ○中の妄想か、手の込んだデッチ上げかと思われたのですが、あの、徹底した懐疑
 
論者のフィリップ・J・クラスはいつもの通り重箱の隅をつつくような調査を実施し、何故ウォルトンらがこんなデッ
 
チ上げを行ったか、その動機を調べあてました。
 

 
1974年春に、ロジャースが森林局から受注した伐採契約があったのですが、作業が遅れて、期限に間に合わな
 
くなっていたのです。その期限とは、11月10日。それまでに伐採を終えないと、罰金を支払わなくてはなりませ
 
ん。実は、すでに1回期限を延長していたロジャースは、もう1回延ばすと今後の商売も難しくなると、頭を抱えて
 
いたのです。しかし、これも自業自得で、より儲かる他の伐採作業をこっそり「内職」していた為、作業が遅れた
 
のです。
 
 
そんな中、10月20日にNBCで、映画『UFOとの遭遇』(ヒル夫妻事件を映画化したもの)が放映されました。
 
ロジャースは、ウォルトンと一緒に、この放送を観たと認めています。
 
イメージ 9
(←)『UFOとの遭遇』の一場面。
 
宇宙人が犬神家のすけきよチックでいい感じ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
映画を観たロジャースらは、それを元ネタにして、アブダクト事件のデッチ上げを思いついたのだろうと、クラスは
 
推測しています。
 
 
自分らに責任のない理由の為に作業が完了できなかった場合は、罰金が返還されるのです。実際ロジャース
 
は、11月18日に、「仲間がUFOにさらわれたので、仕事を完了させられなかった」旨の手紙を森林局に出しており
 
ました。
 
 
しかしまあ、 色々と盛り過ぎ ですよね〜、この「事件」。
 
嘘つきは饒舌になる…の典型的な例ではないでしょうかと、私TOは思います…。
 

 
おもしろいのは、これだけ懐疑派を支持する証拠があるにもかかわらず、紆余曲折あって、この事件は、アブダ
 
クションの代表例の一つとして、世間に認知されてしまった事です。
 
アヤシイ点は肯定派に有利に…と言うのが、UFO事件の原則である事がよく判ります。
 
 
そんな訳で、今日、トラヴィス・ウォルトンさんは、自前のHPで事件を宣伝しつつ、講演会などを開いて結構
 
食えているようです。
 
イメージ 10(←)講演中のウォルトン氏。
 

 
 
『人類はなぜUFOと遭遇するのか』(C・ピーブルズ著/文春文庫) 『超怪奇UFO現象FILE』(並木伸一郎著/学習研究社)
 

 
イメージ 12
「ああ!!」
なんだよ、これもガゼだったのかよ!! また騙された!!
 
―と、嘆くベテじいを、どうぞクリックしてやって下さい…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

閉じる コメント(8)

最後の写真は・・・
マッシュルーム学会!?

2011/9/15(木) 午後 8:25 悟

沖縄海洋博や三億円事件の時効で1975年を紹介されると当時を想い出しやすいですね。
さらに動機まで示されるので、宿題が全く終わりそうになく、いろいろ言い訳を考えたまさに1975年小学4年の夏休み最後の日の記憶がよみがえりました、さすがにUFOの言い訳は考えつかなかったですが。

「UFOに攫われていたので、宿題やれませんでした」
これを言う同級生がいたら、間違いなくヒーローになったでしょうね。
休み時間にそいつの席の周りに集まってUFO体験を根ほり葉ほり質問する子たちが、今はこのサイトのファンになっているかと。少なくとも僕はそうです。

2011/9/15(木) 午後 9:20 [ tod*y*son*_c*ild ]

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イカン、会見写真の会見台のシンボルがキノコに見えてしまってならん。
そういえば、今地球に接近しているらしいエレーニン彗星が「実はシールド張った宇宙船では?」とかいう与太があるらしいですね。
同類か知りませんが、地球へ向かっている3つの巨大宇宙船が観測されたとかいう話題もありましたね。ガセと判明しているそうですがw

2011/9/15(木) 午後 11:08 [ リットリオ ]

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悟さん、マッシュルームに見えるだけ、健全です。
私は、ち○○○に見えました。

2011/9/19(月) 午前 0:03 TO7002

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today_song_childさん、大変うれしいコメントを有難うございます!!
実は私も、その「根掘り葉掘り少年」の一人でした。

何なんだろう?UFOって?
ホントは何なんだろう?ホントに宇宙人が乗ってるのかな?
ホントは、何なんだろう?UFOって?
―と、ことあるごとに、思っておりました。

今では、インチキとばれてしまったUFO写真の数々を見ては、「この中に、宇宙人が乗っている(のかもしれない)んだ!!このUFOは、何万光年もの彼方から、飛んで来てる(のかもしれない)んだ!!」と、胸をときめかせておりました。少なくとも、私は、そうでした。

子供の頃は、調べたくても調べられなかった事が、今や、インターネットや古本屋さんのお陰で、ほとんど金をかけなくて、調べられます。よい時代になりました。

お陰で、こんな場末のブログで、細々とながら、少年時代の自分の問いに、答えてあげています。

2011/9/19(月) 午前 0:14 TO7002

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リットリオさん、きのこに見えるだけ(以下略)。

ところで、エレーニン彗星ですが、世界中の誰か一人くらい、それが
「シールド張った宇宙船」である事を、客観的かつ科学的かつ聞いてて納得できる的に論証してくれませんかねぇ…。

実は、エレーニン彗星は、一度記事にしようかと思ったのですが、あんまり面白くないのでボツにした覚えがあります。
その時は、エレーニン彗星が地球にぶつかる!!とのネタでした。何で、月より10倍位遠くを通過する彗星が、何で地球にぶつかると主張するのかが良く判らなかったので、ボツにしました。

最近のプラウダのUFO記事は、結構奥が深かったりしますが…。
その辺はまた、機会があれば記事にします。

2011/9/19(月) 午前 0:27 TO7002

顔アイコン

こんにちは。昨日はいきなりのコメ投で失礼致しました。今後とも、様々な「超常的話題」で楽しませて頂きたいです。UFOと言えば、私も目撃した記憶があります(30年以上昔の事です)。今でも、時折思い出しては「あれは一体、何だったのか?」と貧相な脳で思考しております。余談ですが、我家にも「バッキー様(W)」が、お二人いらっしゃいます。よく「トンデモ超常現象」とか「UMA大全」といった本を枕に、お休みになってらっしゃいますw。きっと寝たふりをしつつ、本の内容を精査して居られるのだと思います。流石であります。

2011/9/20(火) 午後 0:06 [ そまりん ]

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そまりんさんのところにもいますか!!実は地球は、すでにバッキー一族に侵略され尽くしているのではないか???

ところで、そまりんさんの目撃したUFOはどんな感じだったのでしょうか?是非詳しく教えて下さいませ!!

2011/9/21(水) 午後 2:13 TO7002


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