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1980年12月29日の夜、ハフマンの森で何があったのか?
ベティーたちの他にも多くの目撃者がいる事から、多数の軍用ヘリが絡んでいる事はまず間違いない。とする
と、アメリカ軍の秘密兵器が何らかのトラブルを起こした…と言う説は説得力があるような気がします。(それに
宇宙人が絡んでるかどうかは別にして。)ベティー達の放射線障害は、この新兵器の動力源もしくは兵装が原子
力エネルギーを使用している事を示唆します。
原子力航空機か!?
確かに、1960年代くらいまでは、米ソで原子力飛行機なるものが研究開発されておりました。しかし、あまりに重
く、あまりに危険で、あまりにコストがかさむ為に計画は中断され、実用化することはありませんでした。
(←)ラムジェットの熱源に原子力を用いると言う、
そら恐ろしい発想の下、「プロジェクト・プルート」
によって試作された航空機用原子力エンジン「Tor
y-IIC」。1964年に計画中止。よかったよかった。
1950年代は原子力の未来華やかなりし頃で、原子力は夢のエネルギーであり、原子力を使えば何でもできると
思われていた時代。原子力飛行機は、そんな時代ならではの夢物語なのです。
実は、ベティーらの身体的不調は放射線障害ではなく、化学物質の影響によるものであるとの主張があ
ります。放射線障害と化学物質によるによる被害は、発現する症状が非常によく似ていますが、もし、ベティー
達の症状が放射線障害によるものだとすると、数日中に死亡してしまう程の放射線量を浴びている筈なのです。
しかし、ベティーは18年、ヴィッキーは27年後に亡くなっている。放射線障害と言うのは、診察をした医者が「放
射線障害の症状に似ている」と言っただけなのです。
J・クラスの指摘では、ベティーの車や遭遇現場をガイガーカウンターで計測した結果、異常な放射線は検出さ
れていなかったと言う事で、そうなると原子力を持ち出す必要も最初からなかったのです。
LRVか!?
原子力航空機が駄目なら、これなんかどうでしょう。
1950年代終わりからアメリカ空軍が開発していたLRV(Len-ticular Reenty Vhicle=レンズ状再突入体)です。
アメリカ空軍との契約の下、ノースアメリカンが開発し
たとされるこのLRV。4人のクルーが乗り込み、4発の
核ミサイルを積んで高度300マイル(約483Km)の軌道
上で6週間待機し、一朝有事となれば宇宙空間から敵
国を核攻撃して戻ってくるというえげつない代物です。
形からしていかにもUFOと間違えられそうですが、大
事なのはそこではなく、直径12m重さが7.8tほどあるL
RVを発射台などに運ぶ時には重量物運搬用の気球
を使うとされる点なのです。
何となく、「ダイヤモンド型物体」に似ていなくもない。
こいつは、クサイですね〜。
遭遇現場から100Km程の所にはNASAのジョンソン宇宙センターがあり、その方
角へ、ヘリの編隊に囲まれたダイヤモンド型物体が飛び去るのをベティー達は見
ています。
1999年12月に機密指定を解除されて世間に知られるようになったLRVですから、
事件当時は誰もこんなモノがあるとは知りません。まさに秘密兵器です。
また、LRVは2つのロケット・ノズルを持っており、これは、石油労働者のジェリー・マクドナルドが、デイトンの自
宅裏庭で目撃した「大きな青く輝く二対の炎を後部から噴出しながら、飛行船よりも速く飛んでいた」と言う物体
の様子に符合します。
(↓)LRVの構造図。2つのロケットモーターがある。
そんな訳で、
ダイヤモンド型物体の正体は、輸送中にトラブルを起こしたLRVだった可能性
があるのです!!
LRVの開発はオハイオ州ライトパターソン空軍基地で開発されていたそうですから、オハイオからヒューストンま
で運ぶ途中にトラブルを起こしたのでしょうか?
ヘリ編隊はどこから来たのか!? だとしたら、ヘリの編隊は何者で、どこから飛んできたのでしょうか。
可能性が高いのはケンタッキー州フォートキャンベルに本拠地を置く、第160特殊作戦航空連隊・その名も
「ナイトストーカーズ」!!
ナイトストーカーズは、イランアメリカ大使館人質事件の際に救出作戦を大失敗させ
たアメリカ軍がこりゃいかんと創設した、特殊作戦専用のヘリコプター部隊です。198
0年の暮れ当時は、次なる救出作戦の実行に備えて猛訓練中でした。この頃はまだ
第160特殊作戦航空連隊の前身である「タスクフォース158」として編成されており、砂
漠地帯での操縦と長距離飛行の徹底的な訓練を受け、暗視ゴーグルを装着したまま
での精密航行技術を熟達させておりました。夜間飛行はお家芸なのです。ナイトストーカーズはCH-47チヌー
クや、UH-60Aブラックホーク、OH-6Aリトルバードを装備し、訓練では約1852kmにもおよぶ指定ルート上での
夜間飛行なども行うなど、長距離侵攻能力は非常に高いレベルを保持しておりました。一度に大量のヘリを運用
出来、しかも夜間に密集した編隊飛行を行う能力がある部隊というと、まさにナイトストーカーズしかない!!
とも思われます。
(↓)ナイトストーカーズの訓練風景
ナイトストーカーズは任務の性質上その存在を秘匿されていたので、フォートフッド他テキサス州やルイジアナ
州にある全ての陸軍基地も「そんなヘリ編隊なんか知りません」と答えたのでしょう。
点と線
ちなみに、LRVの拠点であるライトパターソン空軍基地とナイトストーカーズの拠点であるフォートキャンベル陸
軍基地、そしてダイヤモンド型物体が目撃されたエリアとNASAのジョンソン宇宙センターの位置関係を見ると、
これがまた面白い!!
【赤い丸はヘリ編隊やダイヤモンド型物体が目撃されたエリア】
ご覧の通り、ほぼ一直線につながるのです。ライトパターソンからジョンソンまでは約1,500Kmで、ナイトストーカ
ーズの行動範囲に十分収まります。
そこで…。
オハイオ州ライトパターソン空軍基地からテキサス州ジョンソン宇宙センターへの気球輸送中にトラブ
ルを起こしたLRV。徐々に高度は下がり、パイロットは推進用として使っていた姿勢制御ロケットエンジ
ンをふかして上昇しようとするが、努力むなしくハフマン近郊の森へ墜落しそうになっていた。森林火災
を防ぐため、かろうじて道路上で滞空していたところに1台のビュイック・カットラスが走ってきた。車はL
RVから50mほど手前で停まると、2人の婦人が出てきてこちらを眺めている。LRVは着地しないよう5秒
間隔でロケットモーターを点火しているので、その熱で道路は焼け、カットラスや婦人の皮膚もじりじり
と焦げている筈だ。「いかん、早くUターンして逃げてくれ!!」パイロットが願っていると、護衛・誘導につ
いていたナイトストーカーズのヘリ編隊が、ワイヤーで気球を捕え、LRVを引っ張り上げた。その後、L
RVは何とかジョンソン宇宙センターに辿りついたが、ハフマンの森で遭遇した婦人たちはロケットエン
ジンの熱と、排気に含まれる化学物質によって被害を被ってしまった。LRVとナイトストーカーズと言う
2つの軍事機密を守るため、軍は事件が表沙汰になる前に道路を補修し、知らぬ存ぜぬを決め込んだ
のだった…。
―と言うストーリーは如何でしょうか。何となくありそうな話でしょ?
眉唾な話
と、ここまで書いてきて何なのですが、LRVのハナシもかなり眉唾です。
自分で構築したハナシを自分で切って捨てるとは、随分無駄な事をするブログですこと。何やってンだか。
ここまで色々調べるのに、少なく見積もっても20時間やそこいらはかかっているんですけどね…。
そんな事はどうでもいい。
どこが眉唾かと言うと、よく考えたら、ジョンソン宇宙センターはNASAの研究開発、管制施設であって、ロケット
の打ち上げ施設がある訳ではありません。打ち上げならフロリダのケープカナベラル空軍基地かケネディー宇
宙センター、またはカリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地なので、LRVをジョンソン宇宙センターに運ぶ意
味が判らない。百歩譲って、何かの事情でどうしてもジョンソン宇宙センターまで運ばなければならなかったとし
ても、ライトパターソンから1,500Kmもの距離を、目撃されるリスクが大きい気球なんかで運搬するものなのか。
普通なら分解して輸送機で運ぶでしょう。重量が8t程度であれば、比較的小型の輸送機でも輸送可能です。
そう考えると、気球で運搬していたと言うハナシも嘘くさく感じます。気球は運搬用ではなくて、滑空試験か何か
でLRVの模型を上空に運ぶ為のシステムだったのではないかと言う気がします。 また、LRVは試作機なりが製作さたのか、またそれが実際に飛んだのかどうか、はっきりした証拠となる資料が
ないのです。(2機が試作され、1機は1966年にオーストラリア・ブリスベン近くに墜落したと言う説はあるが…。)
LRVの試作デモンストレーター機だとされる円盤機の写真はあり、目にした事のある方も多いと思いますが…。
(↓)こういうの
実はこれらの写真は全て合成写真。まあ、ちょっとよく見れば、そんなのバレバレですが…。
これは、いわゆる、ジョーク写真でしょう。
(↓)元ネタ
デモンストレーターにしてこれですから、LRVの実機があったかどうかとなると、甚だ心許無いのです。
それに、1970年代以降の大陸間弾道ミサイルの性能向上などがあって(今でも現役のミニットマンⅢは1970年
に初配備されている)、わざわざ有人のミサイル母機を軌道に上げなくてもよくなってしまい、LRV計画は1970年
代には中止されているようです。それを1980年の暮れに今更何の為に気球に吊り下げて運んでいたのかよく判
らない。
LRVをオチに持ってくると、話としては面白いのですが、どうにも腑にオチません。
オチ
ぶっちゃけた話実際何が起こったのかよく判らないと言うのがオチです。
何となく、ナイトストーカーズが絡んでいるんじゃないかなぁと思うのですが。
ナイトストーカーズの夜間長距離侵攻訓練中の事故で、ヘリがホイスト(吊り下げ)していた荷物から出火したの
をベティー達が誤認した。その荷物には有害な化学物質が含まれており、ベティー達に被害を及ぼしたとか…。
でも証拠も何もないので、真相は全く判りません。
(↓)CH-47チヌークによるホイスト
長くかかった割には全然消化不良のまま、このネタをおわります。
たまにはこんなUFOネタがあっても宜しいのかなと…。
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あらら・・・
かなり筋の通った話だと思ったら
まぁでもオチもオチであり得そうな話ですね
アメリカは軍に都合の悪いことは裁判沙汰になってももみけそうとするんですね
2012/1/18(水) 午後 10:42
悟さん、真相はよく判りませんが、まあ、何かがあった事は確かかもしれませんね。ちなみにLRVオチは、宇宙人オチよりは説得力があるかも…。
2012/1/19(木) 午前 0:04
機体後方に"Nuclear Powe Plant"という装置がありますね。
2012/1/19(木) 午後 10:20 [ mer*wl_* ]
mer*wl_* さん、これはたぶん、原子力電池だと思います。LRVは太陽電池を持たないので、電源として積んでいたのだと思います。
2012/1/19(木) 午後 11:57
なるほどそうですね。放熱板が見当たらないし、人間が搭乗することを考えるとアイソトープ電池が妥当ですね。
2012/1/20(金) 午前 0:29 [ mer*wl_* ]
ダイアモンド型飛行物体の正体が巨大な気球というのは有り得る話ですね。LRVと関係しているかは不明ですが、何かの実験をしていたのは間違い無いのでは、と思います。前回書き込みの時に触れさせて頂いた核動力はTIHE(Triggered Isomer Heat Exchanger)という奴です。軍事雑誌に載っていた話で、原子番号も質量数も等しいが、エネルギー順位が異る二つの原子核種を「核異性体」と呼びますが、TIHEはエネルギー順位の高い核種が、より安定した核種に変化(X線の照射による)する「核異性体転移」に伴って生ずる、膨大な熱エネルギーを利用するという物らしいです。ルテチウム(Lu)ハフニウム(Hf)タンタル(Ta)等の核異性体が「燃料」として有望視されているらしいですが、これらの製造には加速器を使用せねばならず、現在の技術では「燃料代」が天文学的レベルに達してしまうそうです。TIHEはX線の照射量制御により始動、スロットリング、停止が確実に行える、航空機に適した動力源と言われているそうです。ただし、炉心を通過した高圧排気が放射化されるそうなので、これは是非とも飛んで欲しく無いですね。
2012/1/20(金) 午前 1:51 [ そまりん ]
ひぇ〜 謎謎謎 謎 謎謎 謎

何時もの如く鮮やかに切り捨てるのかと思えば
TOさんにもさばけぬ程のUFO事件だったとは…
一体何が起こったんやろか…
これは突き止めたいですね
どこぞの政府の陰謀が絡んでたりして(笑)ベンジャミン食い付きそうなネタ〜(笑)
2012/1/20(金) 午前 9:37 [ エド ]
mer*wl_* さん、原子力ロケットを搭載する計画もあったそうですよ、コレ。
2012/1/21(土) 午前 0:17
そまりんさん、それ、どこかで読んだ記憶があります。大気中の酸素濃度にかかわらず安定した出力が得られそうですが、しかし、そこまでして空を飛びたくありませんねぇ…。
2012/1/21(土) 午前 0:21
エドさん、世の中良くわからない事の方が多いですから…。もしかしたら、宇宙人の乗り物だったのかもしれませんしね〜(笑)。
2012/1/21(土) 午前 0:27
何気にLRVかっこええ。プラモあったらほしい。
これにそのままブースターつけて、往還宇宙船にして欲しいわぁ。
(イラスト図の、ミサイルが機首に対して後ろ向きに書かれているけど、これで間違っていないのだろうか?^^;)
異星人に会ったとか、異星人のUFOを間近で見たとか、そういう話よりは(実際に軍が開発した謎航空機によるものかは別として)こちらのほうがリアリティありますね。
そういえば、youチュにロシア軍だかどっかのヘリが円盤型の“何か”を吊り下げて飛行しているのを撮影した画像がありましたが、なんとなくそれを思い出しましたわ。
(ちなみにそれは「牽引ロープの位置がおかしい」「アンテナの輸送中じゃないの?」等叩かれてましたけどw)
それにしても、ナイトストーカーズというと、映画「ブラックホークダウン」の最初の編隊飛行シーンと、夜闇に紛れてうじゃうじゃ居るソマリア民兵をミニガンとロケット弾で一掃するシーンを思い出すなぁ。
あの映画はよく取れていた……。
2012/1/24(火) 午前 2:52 [ リットリオ ]
リットリオさん、洋モノで出てますよ、LRVのキット!!
1/72で、結構いい感じです。(http://www.fantasticplastic.com/LRVCatalogPage.htmをご参照下さい。)
ところで、UFO事件の何割かは軍事由来である事は間違いないと思いますが、最新鋭の兵器がだんだんSFじみてきている昨今、ますます誤認ネタが増える事でしょう。不時着したステルス機からHMDを装着したパイロットが出てくるのを見たら、大抵の人は宇宙人だと思うよなぁ…。
2012/1/25(水) 午後 6:46
確かにF35などのHMDはキモイ外見ですので、夜どっかの砂漠に不時着した機体から、降りてきたパイロットを見た現地人が、ドッキリするでしょうね〜。
しかしX-47のような自律無人ステルス機はまだ実戦に使用されていないと思っていたら、いつぞやイランに鹵獲されてしまったRQ-170 センチネルのようにすでに全翼無人ステルス機が第一線で使用されていたんですねぇ。
こういうあまり知られていない試作機や、極秘機体がまだ世の中にはあるのかも……しれないね。
ついでにウェブ、開きませぬ(TT)
2012/1/26(木) 午前 8:54 [ リットリオ ]
前編記事にてコメントしたソロウです。
後半の記事を読んで思わずふむふむと納得してしまいました。
このキャッシュランドラム事件を含め80年代から90年代初頭にかけてはUFO関連の話題が事欠きませんよね。勿論冷戦時代ですから米露両国は我々の目に触れる事も無いような斬新な何かを製造していたのかもしれません。記憶によれば『未知との遭遇』という映画は軍が制作を以来したとかしないとかいう話を聞いたことがあります。あれも軍の実験機をエイリアンクラフトだと思わせるための大衆洗脳的な思惑があったのかなと思ってます。劇中にもダイヤモンド型のUFO出てきますし。
私はこの手の話が大好きでYouTubeやWikipediaで見ているのですが日本でここまで深く考察されているサイトはほとんどないので大変興味深く読ませて頂きました。
2012/6/30(土) 午前 0:42 [ ソロウ ]