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sukamakiさんからのリクエストにお応えして、私の好きな宇宙人ネタのひとつである「エンバウーラ事件」を
記事にします。1969年、昭和44年の事件です。
いきなり蛇足で恐縮ですが、この年は、何と言っても、アポロ11号による人類初の月面着陸!!ですね。
(尤も、アポロは月に行ってない!! と言い張る方々は未だに大勢いるようですが…。)
映画では「明日に向って撃て」 「真夜中のカーボーイ」 「イージーライダー」など、アメリカンニューシネマの
名作が公開されております。
そんな時代です。
さて。
者(=大抵の場合”被害者”)の名前(「ヒル夫妻誘拐事件」とか「エイモス=ミラー事件」とか)で呼ばれる事が
多いのですが、この事件名の由来は「宇宙人が発した言葉」だと言う所が珍しい。
そんな「エンバウーラ事件」とは、ざっと、こんな話です。
1969年2月6日。
ブラジル・サンパウロ近郊ピラスヌンガの農業高校農園で働いていた、当時19歳のチャゴ・マチャード(Tiago Ma
chado)少年と彼の叔父が円盤型のUFOを目撃。危険を感じた叔父に逃げろと言われたが、チャゴ少年はその場
を離れなかった。
叔父が逃げた後、畑に着陸したUFOから、身長1.3m程の宇宙人が出てきた。宇宙人は緑色の宇宙服らしきもの
を着ており、頭に2本のアンテナが生えたヘルメットをかぶっていた。目は釣り上がっており、左右が段違いにず
れており、鼻は低く、歯はギザギザだった。
その宇宙人は、チャゴ少年に向かって、
「エンバウーラ」
と喋った。スピーカーから聴こえてくるように金属的で低い声だった。
チャゴ少年は「わからない」と叫び両手を挙げて振ったが、宇宙人は再び「エンバウーラ」と発声。
両手を挙げて「わからない」と叫ぶと、宇宙人は突然チャゴは足を光線銃で撃った。太ももに激痛が走り、
チャゴ少年はぶっ倒れてしまう。
さらに宇宙人がふわりと浮くように近づいてきたため、チャゴ少年は意識朦朧となりながらも、タバコの箱を投げ
つけた。しかし、タバコ箱は宇宙人の手に磁石のように吸い付いてしまった。たがて、村人がかけつけると宇宙人
は円盤に乗って飛び去って行った。
―と、こんな感じの事がWikiあたりには書いてあり、私もどこかで、こんな話を読み知ったおぼえがありました。
「エンバウーラ」とは何を意味するのか? 宇宙語で「こんにちは」程度の意味なのか?
挨拶を返さなかった事くらいで、未成年相手に光線銃を撃ちまくるほど、この宇宙人は短気で凶暴なのか?
―と、どうでもいい謎を残したまま記事を終わる訳には行きませんので、ちょっと色々調べてみました。
その中でわかったのは、このハナシ、元ネタとは細部がかなり違う と言う事です。
ポルトガル語のサイトをいくつか当たってみたところ、本来はこんな感じのハナシだったようです。
1969年2月6日早朝、ブラジル・サンパウロ近郊ピラスヌンガにUFOが出現。大勢の人が表に出て、騒ぎになっ
た。7:30AM頃、果物の行商を生業としているチャゴ(19歳)が、母親に起こされて外に出てみると、円盤が近所
の丘の上に見えた。双眼鏡で観察していたチャゴは、UFOをもっと近くで見ようと、単身丘に向った。
チャゴが丘に登ると、UFOは3本の脚を出して着陸した。UFOからは2人の宇宙人が降りてきた。
宇宙人達は、銀色の全身を覆うスーツを着て、皮膚は黄色、吊り目で、左目よりも右目のほうが下にあった。
動きはぎこちなかった。 チャゴは彼らに「どこから来たのか」と聞くが、宇宙人は腕を回転
させるジェスチャーをするだけ。チャゴが再度同じ質問をすると、
何事か喋ったが、非常にかすれたような声だったので、何を言って
いるか理解できなかった。
チャゴは緊張のあまり、ついタバコを咥えて火をると、宇宙人達は
ケラケラと笑った。彼らの歯は、黒かった。
「タバコを吸うか?」と聞きながらチャゴがタバコ箱を宇宙人の一人に
投げると、宇宙人の手にタバコ箱が浮き、宇宙人は箱を消してしま
った。
宇宙人が近づいてきて、チャゴが「円盤の中に連れ込まれるかもしれない」と思った時、親戚や近所の友人知人
らが棒や石を持って加勢にやって来た。宇宙人達はこちらを向いたまま後づざりするようにUFOに戻り、手にした
奇妙な器具から青白いビームを発射した。チャゴは太ももを撃たれ、足は完全に麻痺した。UFOは浮上し、ベラ・
アライアンス農園の方向に飛び去って行った。
チャゴ少年は異常に喉が渇き、足には赤い傷がついて歩く事もできない状態だったが、飛行機でリオデジャネイ
ロの病院まで運ばれ、20日間の治療の末ようやく全快した。
現場には着陸痕があり、放射能も検出され、その後金髪女性型宇宙人がチャゴに接触してきた…
などと言う”後日談”も、ある事はある…。
何せ、相手はポルトガル語。 翻訳ソフトを駆使して読み解くしかありませんでしたので、正確性には
あまり自信がありませんが、しかし、幾つかのサイトを見ても、 「エンバウーラ」
と宇宙人が言ったとは、書かれておりませんでした。日本においては、これがこの事件のキモなのに。
ホントにこんなセリフを宇宙人が吐いたのか、心配になってきます。
この事件、日本でもかなり早い時期から紹介されており、高梨先生や中岡先生の著書にも登場している
ようです。そこで、色々ネット上で漁ってみたところ…。
こんな貴重な資料が見つかりました。
(↓)『少年サンデー』1969年7月13日号。「ブラジルの怪奇4 ぼくは宇宙人に撃たれた」
中岡大先生自らが現地取材に行ったら
しい…。
右側の写真は、サンパウロの日本語新
聞に載った空飛ぶ円盤の記事。
この特集の中で既に、宇宙人は
「エンバウーラ」の言葉を発して
いるようです。 事件発生当年の直接取材で、「エンバウーラ」が出ていると言う事で、当ブログとしては、やっぱりこの宇宙人は
「エンバウーラ」と言った!!
と言う事にしておきます。
そうでないと、この事件は、南米系宇宙人ネタ特有のハイストレンジネスっぷりに欠けてしまいますから。
もし、万が一、「エンバウーラ」が大先生の創作だとすると、そのセンスの良さに脱帽せねばなりますまい。
(参考) Wikipedia「チャゴ少年のエンバウーラ事件」 UFO TURISMO[CASO TIAGO MACHADO] INPU[CASO TIAGO MACHADO] Notícias Ufologia UFOLORE.ORG レトロ雑貨・昭和レトロ・駄菓子 スマイル札幌店ブログ 他
(実は、続編があったりして…)
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毎晩訪問しUFO記事拝見してます。
アポロの月面着陸の年にこんなUFO事件があったのですね。初めて知りました。
タバコなんかを投げずに、
「目がつり上がって左右段違いなんて、あんたピカソの絵かよ!w」
と突っ込みいれて笑いをとっていたら、チャドさんも撃たれずにすんだかと。
正しい、宇宙人とのコンタクト、第三種?接近遭遇時の対応方法って難しそうですね。
2012/8/23(木) 午前 0:00 [ ゴロ寝探偵 ]
ゴロ寝探偵 さん、お返事遅れてすみませんでした。
宇宙人とのコンタクトをギャグで行う、とは、どこかのコンタクティーさんあたりにやってみて貰いたいですね〜。しかし、”がちょーん”とかやったら、やはり撃たれてしまいますかねぇ。
2012/8/25(土) 午後 7:56
これ、宇宙人大百科だかなんだかに載ってた宇宙人の挿絵が、かなり凶悪だったんですよ。
あんな顔ならチャドさんも近づかずにダッシュで逃げただろうに。。
2012/9/6(木) 午前 3:36 [ xit*y*n ]
xit*y*nさん、確かに、元ネタとかけ離れてバケモノ度が激増するのが「宇宙人百科」みたいな本の醍醐味ですよね。
宇宙人本人が見て、「俺、こんな顔してねぇよ!!」とかツッコんでたりして…。
2012/9/6(木) 午後 2:54
TO様こんばんわ
エンバウーラ事件を自分なりに調べてる過程で
光線銃繋がりなのですが、1970年にアルゼンチンで発生した
オリオン星人(根拠は不明、定義も不明)による
少年達への光線銃発射が起き、1名死亡1名重体なる凄惨な
事件が起きました。(ダビド少年事件)
この凶悪宇宙人(当方の定義付)もチャゴ少年事件の犯人なのでしょうか?
両事件とも撃たれた被害者は異常な喉の渇きだそうです・・・
そんな宇宙人なら友達になれないね 笑
2012/9/10(月) 午後 9:03 [ sukamaki ]
sukamakiさん、宇宙刑事は何をやってるんでしょうか。
おそらく、ダビドとチャゴの宇宙人は同一ではないと思いますが(根拠なし)、物騒な連中もいるのは確かのようなので、やっぱり生半可な覚悟では宇宙人に近寄らない方が良いかと思います。
2012/9/11(火) 午前 0:03