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スコットランドのケアンゴーム山地にそびえるベン・マックドゥーイ(Ben Macdui)山は、グレートブリテン第二の
 
高峰です。しかし、美味い料理と高い山は存在しないと言われるイギリスの事、標高は1,309mにすぎません。
 
私の地元・神奈川県で言うと、丹沢の最高峰である蛭ガ岳よりも300m以上低く、大山より60m弱高いだけ。
 
 
とは言え、北緯57度と言うカムチャッカ半島の真ん中あたりと同じ高緯度に位置する為、ケアンゴーム山地
 
では過去2回、グレートブリテン島における最低気温が記録されているとの事です。
 
 
(↓)ベン・マックドゥーイ山の位置と山容。
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な、何だ?この足音は!?                 
 
1890年、科学者であり、登山家としても有名なノーマン・コリー教授は、単身ベン・マックドゥーイ山を登って
 
おりましたが、途中、台地部のケルン(石積み)付近で突然の濃霧に見舞われてしまいました。
 
すると、ほどなくして、霧の中で後から誰かが歩いて来るような、地面を踏みしめる音が聞こえてきました。
 
奇妙な事に、その足音の歩幅はやけに広く、教授の歩幅の3〜4倍はあるように感じられました。
 
振り返っても、濃い霧に遮られて足音の主は見えません。
 
気のせいだと思いながら教授は歩き続けますが、足音は背後から離れず、ずっとついて来ます。
 
恐怖にかられた教授は、玉石の斜面ををよろめきながら走って逃げ、4〜5マイル(約6〜8Km)も下って
 
やっとこさっとこ麓の村に辿りつきました。
 
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(←)ジョン・ノーマン・コリー(John Norman Collie)
 
ヒマラヤの8,000m峰ナンガパルパットに初登頂しようとしたらしいが、
 
失敗。しかし、ヒマラヤ、アルプス、コーカサス、カナディアンロッキーと、
 
世界各地の高峰に登った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

な、何だ?あの影は!?                   
 
コリー教授の恐怖体験はニュージーランドの新聞に載り、その記事を読んだ著名な登山家A・M・ケラス博士
 
(エベレスト登頂に尽力)は、「自分もベン・マックドゥーイ山で同じ様な体験をした」と、コリー教授に手紙を
 
送りました。
 
その手紙によると、ケラス博士は弟と二人で鉱物の調査中、霧の中でケルンから巨大な影が降りて来る
 
のを目撃。影はすぐに窪みに隠れましたが、恐ろしくなった二人は霧の中を必死に逃げたそうです。
 
逃げる最中はずっと「巨人」につけられている気がしてならなかったと、ケラス博士は記述しております。
 
 
(↓)A・M・ケラス(Alexander Mitchell Kellas)
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(↓)ベン・マックドゥーイ山の”ケルン”
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誰だ、誰だ、誰だぁ〜♪ 俺の背中を押したのは!?  
 
さらに、元軍人の登山家ピーター・デンジャムも1945年にベン・マックドゥーイ山で恐怖の体験をしました。
 
デンジャムはケルン付近で一人岩に座って休憩していたところ、急に深い霧がたちこめ、すぐ近くに”何か”
 
がいる気配を感じたそうです。するとケルンの方から足音?が聞こえたので、そちらの方に歩いて行くと、
 
突然後から押されて危うく”ラーチャー壁”と呼ばれる断崖から転落しそうになったそうです。デンジャムも
 
この後、ほうほうの体で麓に逃げ帰ったそうです。
 
 
またある日、飛行機墜落事故の調査に仲間のリチャード・フレアと二人でベン・マックドゥーイ山に入った
 
デンジャム。二人がケルンの傍に座っていると、フレアがケルンの向こうで何事かをボソボソと呟いています。
 
フレアは誰かと会話しているようなのですが、二人の他には誰もいない筈。不思議に思ったデンジャムが
 
ケルンの裏に回ってみると、いつのまにか自分もその会話に加わっていました。
 
しばらくして、やはり誰もいない事に気付きましたが、二人とも、目には見えない何者かと会話したのは確か
 
だと言います。しかし、その内容は全く憶えていませんでした。
 
 
(↓)ベン・マックドゥーイ山の断崖。
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うわっツ!? で、でかい猿がぁっツ!?           
 
1940年代、 ベン・マックドゥーイ山の山頂でキャンプしていた男性が、月明かりの下で大きな生物を目撃。
 
2足で直立するその生物は、身長が20フィート(約6m)もあり、肩幅が広く、腰は細かったそうです。
 
 
(↓)ベン・マックドゥーイ山頂。
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は、疾いぃっツ!! 通常の3倍のスピイドで接近ッ!?  
 
1990年代初期には近くの森で二足歩行の生物が3人の男性によって目撃されました。
 
その生物は後日再び現われ、時速45マイル(約72Km)で走る車に追いすがったばかりか、車内に入ろうと
 
さえした…とか言う話もあります。
 

( ↓)モデル歩き⁉ 
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―と言う訳で、                       
 
そまりんさんのリクエストにお応えして、ベン・マックドゥーイ山の灰色の巨人です。
 
 
最初にコリー教授が不思議な体験をしたのが1890年ですから、明治23年。120年以上前です。
 
東京では帝国ホテル(初代)が開業し、都内の一般電話通話が開始され、浅草12階が竣工する中、
 
第一回帝国議会が招集され、山縣有朋内閣が組閣されたりしつつ、ラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)が
 
来日した年でもありました。
 
(↓)山縣有朋                       (↓)ラフカディオ・ハーン
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始まりは意外と古いネタなんですね〜。
 
 
さすが、オカルト大国イギリス。美味い料理と高い山は存在しないが、怖い話や不思議な話は腐るほど
 
あるのです。
 

 
さて、この、ベン・マックドゥーイ山の灰色の巨人。
 
 
心霊現象なのか、UMAなのか、この話を自著で広く紹介したコリン・ウィルソンはまたぞろレイラインがどうした
 
こうしたとか言ってるし、妖精の類だと言う人もいる。なんとも収まりの悪いお話です。
 
その収まりの悪さゆえ、ヒマラヤの雪男や、ビッグフットと同列に語れないような気もして、むしろモスマンに
 
近い雰囲気を持ったお話のように感じます。いや、事の起こりの前後からすると、モスマンがベン・マックドゥーイ
 
山の灰色の巨人に似た雰囲気を湛えていると言うべきでしょうか。
 
 
この手の「ふしぎなおはなし」に合理的解釈を加えるのは野暮。ですが、野暮な連中は、「単調な山道を歩く事に
 
よる疲労や感覚遮断による幻覚・幻聴、ブロッケン現象の誤認」などでコリー教授らの体験を説明しようとし、
 
後の「巨大類人猿」の目撃例は、「刷り込み・思い込みによって何か他の生物を誤認した可能性」や、「そんなの
 
単なる尾ひれである可能性」を指摘したりしております。全く以って野暮ですね。
 
 
まあ、私も野暮を承知で言いますと、最初は足音につけられる→次は影を見る→今度は背中を押される→
 
遂に姿を現す→終いにゃ8マン(若い方は知らないか…)ばりの走力を見せる…と、
 
「オカルトネタ進化の法則(*)」をきっちりと踏襲しているあたりが、「ああ成る程ね感」を漂わせているとは
 
思います。
 
 
蛇足ながら、コリー教授が体験談を語ったのは1925年とされ、何で35年も経ってから公表したんだろうとか、
 
コリー教授やケラス博士がヒマラヤ繋がりで雪男と縁が無くもなかったりとか、6mの巨人なら車に入ろうと
 
しても入れないだろとか、調査どころとかツッコミどころが結構ちりばめられているお話ではあります。
 
 
(↓)参考資料。灰色の巨人と大型観光バス&路線バス(神奈中)との大きさ比較。やたらとでかい…。
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(↓)参考資料2。やっぱり、やたらとでかい…。
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いっその事で、私TOとしては、ベン・マックドゥーイ山の灰色の巨人は、「6mの類人猿の幽霊」である!!
 
―としておきます。
 
 
(↓)こんな骨も出土していると言う事ですし…(笑)。
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…何となく、収まりがついたような、つかないような…。
 

 
 
 (*)「オカルトネタ進化の法則」…色んなオカルトネタで、時を経て目撃者や体験者が増えるにつれ、ほぼ決まって事態がだんだん大げさになっていく事。
UFOネタでの一例をとると、「円盤を見た→円盤が着陸するのを見た→円盤から宇宙人が降りて来るのを見た→
宇宙人と話した→円盤に乗せて貰った→円盤で月に行った→円盤で火星に行った→木星に行った→太陽系外に行った→何万光年先の宇宙人の母星に行った…」と言う風に、ネタをかぶせる毎にだんだん大げさになって、どんどん現実離れして行くのである…。
 
 
 
 

閉じる コメント(10)

やったあ!早速の記事化、感謝感激であります。このベン・マックドゥーイのお話、大半が自然現象で説明が付くと思っとります。音を反射したり吸収したり、光源の位置によっては自分の影を映し出すスクリーンにもなるとか、実に様々な特殊効果を発揮する濃霧という環境。プラス肉体及び精神的疲労と「あの山には魔物が出る」なんて話を事前に聞いていた為に、それらの相乗効果によって「脳が見たい物を見てしまった」と。野暮であります(笑)コリン・ウィルソンの著書では「悪意を漲らせて四本脚で追っかけて来る」何やら野獣めいた存在についても少々触れていますね。この灰色の巨人、UMA等の血肉をそなえた生命体では無く、幽霊の一種として扱った方が適切かも知れませんね。その点ではTO様も仰る様に、モスマンに近しい感じがします。それにしても6mってデカイものですね!あの著名な宇宙人が小型犬みたいですよ(=^x^=)。

2013/6/26(水) 午後 11:41 [ そまりん ]

灰色の巨人・・・

八百長試合しちゃったジャイアンツかと・・・(;゜∀゜)ノ

2013/6/27(木) 午前 3:58 ☆かっちゃん☆

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おおっ!神中のバス!さすがTOさん。
あっ関係ない話し、失礼しました。

2013/6/27(木) 午前 7:52 [ ジョージ ]

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はじめまして。
お昼休みに、こちらのブログを偶然見つけました。
超常現象・都市伝説・UMA・UFO・・・等、不思議な現象大好きなんです♪
これから全記事制覇します。
ネタバレ的な記事も面白いです(私は好きです)
これからも、楽しみにしています。
そして、たまにコメントさせてください(o゚-゚o)ノ

2013/6/27(木) 午後 3:46 [ くみ ]

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そまりんさん、これが日本であった話なら素直に「妖怪」で括れるような気がします(大入道の類ですな)。

しかし、6mはでか過ぎです。3m宇宙人が子供に見える…。

2013/6/27(木) 午後 5:39 TO7002

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かっちゃんさん、我が巨〇軍は(ばれるような)八百長は致しません!!

2013/6/27(木) 午後 5:47 TO7002

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ジョージさん、私の地元は神奈中エリアですから!!
そう言えば、最近バスに乗ってないなあ…。

2013/6/27(木) 午後 5:56 TO7002

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くみさん、はじめまして、ようこそ!!
過去の記事をお読み頂くのは大変嬉しいです。
暇なときにボチボチ読んでやって下さいませ。
コメントも、たまにはと言わずドンドン頂ければ!!
あと、恐怖体験談などございましたら、是非お寄せ下さい。

末永く宜しくお願いします!!

2013/6/27(木) 午後 5:56 TO7002

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山って色んな現象が起きるんですねー。
やはり極限の世界ですね!

でも個人的には(3mは無理にしても)大型類人猿はどこかの山にいてほしいですね。
過去の世界に居た事は間違いないわけですし(ギガントピテクスとか)。

巨人の骨に関しては、某○ーさん系の本とかでも見た事ありますし、嘘か本とか何件か出土(?)もしているようですが・・。
どうなんでしょうね。
世界には不思議な巨石遺跡(マルタ・ゴゾのジュガンティヤ遺跡)や巨人伝説(タイタンやジュガンティヤを建てたといわれる女の巨人、日本でいえば大太郎法師(だいだらぼっちなど)が残っていますが・・。
そういえば、マルタはアトランティスの遺構ではないかって説もあったな。うーん。色々想像が掻き立てられますね!

2013/6/27(木) 午後 11:42 [ ラルフ ]

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神威ラルフさん、ジャイアンツがリーグ優勝したら(たら、じゃなくて、するけど)、世界中で出土した巨人の骨特集をやりましょう!!

あと、伝説の巨人と言えば、やっぱりイデオンですね〜。
アレも一応、出土品です…。

2013/6/28(金) 午後 9:36 TO7002


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