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以前、私のお客さんで、鍵屋を生業としているお爺さんがいました。 錠前の販売が主ですが、電話一本で戸でも金庫でも鍵を開けに行く、と言う商売です。 ままあるのが、金持ち宅の金庫の開錠依頼。 急死した資産家の自宅金庫を開けに行く、と言う物だそうです。 故人が寝ている枕元で、奥さん子供、兄弟姉妹、親戚一同が見守る中で鍵を開けるが、 開けた途端に、故人を跨いで金庫に群がる親族の姿と言うのを何度も見てきたと。 目指すは、遺言書・印鑑・通帳の三点セットだそうです。 ある夜も、そんな場所に呼ばれました。 度々の事なので、場慣れはしていますが、やはりギラギラした視線を送る遺族の前では やりきれない気持ちも残ります。 故人は、顔に白布を被せられ、沈黙しています。 こんな市販の金庫など、わけなく開けられるのですが、わざと勿体ぶってゆっくりと開けます。 見守る遺族からは、次第に苛立ちの声が出始めます。 「おい、まだ開かんのか?」脂ぎった中年。 「お義兄さん、落ち着いて!!」ヒステリックに叫ぶおばさん。 「まあ、皆、金庫が開いてからの話だけど…。遺産の分割は…。」道楽息子。 「でも、法廷分は最低でももらえるんでしょ?半分よね、私!?」奥さん。 ざわざわが次第に阿鼻叫喚の前兆になってきました。 「何言ってんだよ!?遺言書を見ないと…!!」 「貴様、何を偉そうに!!」 「あんたこそ、ここ10年も顔を出さなかった癖に!!」 「落ち着きなさい!!皆で公平に分ければ…。」 「何が公平よ!!〇〇さん、あなた、何も面倒見なかったでしょ!!」 『さて、そろそろ開けて、御暇するか…』と、思った矢先。 「うるさい!!寝られん!!」 ―故人が一喝しました。 凍りついたその場を残し、すかさず金庫の戸を開くと「御代は結構」と言い残して出てきたそうです。 出来る事なら、私の遺産相続で「骨肉の争い」って奴をやらせてみたい物です。
今の所は借金の方が多いので、みんな相続放棄するでしょうが…。 |

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それは・・・死んだふりして家族の企みを見ようとしてたってことぉ?
金持ちってこわぁぁぁぁぁい!
よかった、金持ちじゃなくて(負け惜しみ)
2008/5/16(金) 午前 11:15
ゴロウさん、貧乏人は気楽でいいっす!!身一つあれば、何とかなる!!
因みにこの「故人さん」、ちゃんと死んでたらしいです。
余りの怒りに、生き返ったのか、化けて出たのか…。
2008/5/16(金) 午前 11:20
生き返ったの?!
この後が知りたい。すごく・・・。
2008/5/16(金) 午後 3:38
故人の前での開錠ってことは お通夜なのかな?葬式前ですよね。
「生き返った!」って騒ぎにならなかったんでしょうか?
争ってた身内の方々 どんな顔で葬式だされたんでしょうね
2008/5/16(金) 午後 5:55
いやですねぇ、見苦しい争いを見かねて声が出ちゃったんですね。
後ろの方で見かねた誰かが真似をして叫んだのかもしれませんね・・・。
2008/5/16(金) 午後 7:18
ゴロウさん、生き返ったとは言ってなかったから、死んでたのでしょうねぇ…(良く判らない日本語)
それともまた直ぐ死んだのか?何かとても不謹慎な事言ってますが…
2008/5/16(金) 午後 7:20
抹茶さん、通夜の席で金庫を開けるって、ホントに良くあることらしいですよ…。
ご遺族は遺産の事で頭が一杯で、顔中に「銭・土地・株」と書いて
葬式をしたのだと思います。
2008/5/16(金) 午後 7:22
minamiさん、相変わらず興味深い事を仰る!!
物まね上手な心ある親族が故人の声色を使った…あり得るなあ!!
2008/5/16(金) 午後 7:24
ほんと醜いですねぇ〜。こんなんやったら死んでられへんと思ったことでしょうねぇ〜!!!by旦那
2008/5/16(金) 午後 8:35
先日、神奈川県大磯町のご婦人が、米寿の誕生日に「教育やスポーツ振興に役立ててほしい」と生まれ育った南足柄市に10億円を現金で寄付したと、報道されました。
それも、ただ寄付したのではなく、使い道も指定しました。
このお金を基金にして、運用益で永続的に世の為になしてくれと。
県内では「たいしたもんだ」と話題になったのですが、旦那さんの神戸では報道されましたでしょうか?
世の中、金の使い道をわきまえているお金持ちも居るんですねえ。
2008/5/17(土) 午前 0:12
故人の「寝られん!」と言う発言が面白い!
自分だったら「死なれん!」かな?
2008/5/20(火) 午前 8:48
故人が「耳栓よこせ!!ゆっくり死んでられんわ!!」と叫んだりして。
吉本みたいですね。
2008/5/20(火) 午前 8:57