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書いていて思い出したのですが、昔、雑誌か何かで「夕張幽霊問答」と言うのを読みました。 試しにネットで色々検索しましたが、どうもヒットしない。もしやこの話をこのまま埋もれてさせてしまってはイカンと思い、ちょっと書いてみます。 時代は明治だか、大正だか。(ゴメンナサイ、忘れました。)舞台は夕張の小学校です。 その頃は、教員が交代で泊り込みの当直番をしていた。 ある晩、夜更けに当直室の戸をトントンと叩く者が居る。 不審に思いつつ当直の教員が戸を開けるが、誰も居ない。そんな事がその晩、幾度か続いた。 それからと言うもの、毎晩のように戸を叩く、姿無き者が現れる。 噂は広まり、生徒達も怯えるようになった。 教員で相談した結果、男子教員総出で泊り込み、正体を確かめる事となった。 女子教員は握り飯、汁物などの炊き出しをし、夕刻には家路に着いた。 いよいよ、夜更け。今か今かと待ち構えていると、遂に戸を叩く音が。 皆を代表し、一人の教員が戸外に問いかける。 「毎夜、現れては皆を惑わす者よ。己は亡霊の類か、狸や狐が化けた者か。霊なら二つ、狐狸ならば三つ 戸を打て。」 すると、トン・トンと二度、戸が叩かれる。 「そうか、亡き者の霊が彷徨い出たか。ならば人数を申せ。人数分、戸を打て。」 トン・トン・トン…6回戸が叩かれる。 「何の目的で、我等の元へ現われた。怨恨があれば二つ、無ければ三つ…。」 と、幾つか問答を繰り返した後、教員は言った。「改めて住職を呼び、供養してやるから今宵は戻れ。」 すると、一人の教員がばたりと倒れ、聞いた事の無いような声で喋りだす。 「私らは開拓中に命を落とした工夫でごぜえます…。今まで誰にも供養されず、この場所に埋もれており ましたが、ありがてえ事でございます…。供養の方、しかとお願い致します…。」 それだけ言うと、教員は我に還ったが、今自分が喋った事は何も憶えていない。 「成程、そう言う事か。」と納得した一同は、早々に供養の手配をした。 その後、二度と戸を叩く音は聞かれなかった。 …と、大体こんな感じの話でした。何でも、地元の新聞でも大きく報じられたそうです。
うろ覚えなので、細部は違うかも知れません。ご存知の方はご指摘頂ければ幸甚です。 アメリカのフォックス姉妹を彷彿とさせる事件ですが、何かこっちの方が人間味を感じます。 |

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