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悪戯小僧だった方には経験があるかもしれませんが、小学校の低学年の頃に一部で流行ったのが 「ピンポン・ダッシュ」。 通りがかりの家のチャイムを鳴らして、ダッシュで逃げると言う、他愛もない悪戯です。 やられる方は無茶苦茶頭に来ますが。 さて、ガキのする事は何処でも同じで、埼玉生まれの友人も昔そんな事をやったなあと言っております。 ただ、彼の周りでは、ある時からピタリと誰も「ピンポン・ダッシュ」をしなくなったそうです。 先生や近所のカミナリ親父に怒られたからではありません。 学年で一番強かった奴が「ピンポン・ダッシュ」をやって、恐ろしい目に遭ったからです。 彼もその場に居合わせたそうです。 ある日、その悪ガキが「ピンポン・ダッシュ」をやろうぜと言い出しました。 皆でターゲットになる家を物色していると、ちょっとボロっちい家が目に付きました。 「あそこをやろうぜ!!」と、悪ガキがそ〜っと近付き、ドアのチャイムに手を伸ばした時…。 見透かした様に きい とドアが少しだけ開き、そこから伸びてきた手が悪がきの手首を掴みました。 予想外の事に「わあ!!」と叫んで手を振り解こうとしましたが、強い力で握られた手は離れません。 よく見ると、ドアから出てきているのは骸骨の様にがりがりに痩せた、真っ白い手でした。 「うわ〜ん、ごめんなさい、ごめんなさい!!」と泣きながら手を振りますが、ビクとも離れない。 遠巻きに見ていた自分達も、おっかなびっくり駆け寄ってきて皆で白い腕を離そうとしますがダメでした。 みんな、得体の知れない恐怖にべそをかきだすと、その手は不意にドアの隙間に引っ込み、バタンと ドアが閉まりました。 それこそダッシュでその場を離れ、まだしゃくり上げながら公園に逃げ込み、手首を見ると握られた跡が 青黒くアザの様に残っていました。 それから1週間位はアザが消えず、悪ガキは手首に包帯をまいて学校に来ていたそうです。
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2008年06月13日
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