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A君から聞いたお話です。 ネットか何かで読んだ話だと言うので、もしかしたら広く流布している話かもしれません。 ある所に、母ひとり子ひとりの母娘がいたそうです。 お父さんを早くに亡くし、貧しい生活を送っておりました。 お母さんは、朝早くから夜遅くまで幾つものパートや内職を掛け持ちして、家計を支えていました。 娘は、他の友達の持っているおもちゃ等は何一つ買ってもらえず、学校でもいじめられていました。 しかし、「お母さんが一生懸命頑張ってるんだから」と、泣き言も言わず、学校に通い続けました。 娘は、高校受験は諦めていたのですが、お母さんが「お金の事は心配ないから、安心して受験しなさい」 と言ってくれました。 そして、見事に志望校に合格。 お母さんは、以前にも増して、仕事に精を出しました。 しかし、無理が祟ったのか、お母さんは体調を崩して入院。 末期の癌でした。 娘は毎日病院に見舞いに訪れ、何くれと無く母親の世話を焼きます。 恵まれない中で、本当に仲の良い母娘の姿は、病院内でも評判になる程でした。 ある日、自分の死期を悟ったのか、お母さんが娘にお守りを渡しながら言いました。 「もし、お母さんに万が一の事があっても、このお守りをお母さんだと思って、大事にしてね」 「そんな事言わないでよ」と泣きつく娘に、お母さんは「そして、もし、どうしても辛い事があったら、 その時はこのお守りを開けなさい…」と言いました。 数日後、お母さんは息を引き取り、娘は親戚の家に引き取られました。 母親を亡くした娘に世間は冷たく、学校でも家でも、辛いいじめの日々が始まりました。 そして、もうこれ以上我慢が出来ない、と追い詰められた娘は、お守りを開きながら呟きました。 「お母さん、お母さん…どうか、助けて…」 お守りの中には一枚の紙片が丁寧に折りたたまれて入っていました。 娘がすがる思いで、紙片を開くと、そこには懐かしいお母さんの筆跡でこう書かれておりました…。 |

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