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第一海堡

以前、何度か登場した釣りキチ同僚から収集したお話です。

彼が釣りの師匠と仰ぐ人の体験談。Aさんとしておきます


東京湾には「海堡」と言う人工島が3つあります。昔の砲台跡です。

今はどれも上陸禁止ですが、第一海堡は数年前までは神奈川側から釣り船が出ていて、テント持参で

泊まりの釣りによく行ったそうです。


さて、Aさんが、友人と第一海堡に泊りがけで釣りに行った時の事。深夜に釣り糸を垂れていました。

雲ひとつ無い晴天で、周囲には灯り一つありませんが、月明かりのお陰で懐中電灯も要らない程でした。


波音を聞き、湾岸の夜景を眺めながらアタリを待っていると、視界の隅を何か白いモノがよぎりました。

見ると、白い人影が2人歩いて来ます。

自分の後ろを通り過ぎ際に「こんばんは」と挨拶してきたので、挨拶を返しました。

白髪の老夫婦でした。


2人が立ち去った後、よくよく考えるとおかしいよなあ…と思ったAさんは少し離れた場所で釣っている

友人の所へ行き、老夫婦の話をしてみました。案の定、友人はキャンプに来た人だろ…と言いますが、

Aさんは腑に落ちません。

「だってよ、着てるものは2人とも薄い白い浴衣みたいなので…靴じゃなくて、今時わらじみたいなの

を履いていて…懐中電灯も持っていなかったし、何か変だよ。」とAさんが食い下がると、

友人は驚いた様に言いました。「―おい、お前それ、『死装束』じゃん!!」

去年、親戚が亡くなった時にそんな格好で棺に入れられていたそうです。


もしかしたら、自殺しに来たのかもしれない、と言う話になり、釣りそっちのけで老夫婦を探しに行く

事になりました。

2人が歩いていった先の、砲台跡などを懐中電灯をかざしてみて廻り、また、他の釣り人にも声をかけま

したが、誰もその老夫婦を見ていない。


結局、1時間以上探しても見つからず、諦めて釣りに戻ったのですが、朝になっても2人の姿は現われま

せんでした。

しばらくは気になっていたのですが、その後も第一海堡で自殺者が出たと言うニュースも聞かず、今と

なっては「何だったんだろう、あの老夫婦は…」と言う疑問だけがAさんの心に残っているそうです。

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