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「飛行機で来たらあかんよ。新幹線にしとき!!飛行機に乗ったらあかん!!」 大阪のおばあちゃんが、また電話をかけてきました。 ―その夏、東京に住むKさん一家は、お父さんの実家がある大阪に帰省する予定でした。 いつもは新幹線で帰るのですが、その時はKさんのたっての希望で飛行機のチケットを取っていました。 ちなみに、Kさんとは、私の会社と取引のある保険会社の担当者。 当時はまだ小学校にあがったばかりだったそうです。 Kさんは飛行機に乗るのは初めてで、それはそれは楽しみにしておりました。 しかし、おばあちゃんが余りにしつこく言うので、仕方なくお父さんは飛行機をキャンセルし、 新幹線を取り直しました。 Kさんは泣いて駄々を捏ねましたが「来年は必ず飛行機にするから」と宥めすかされてしまいました。 そして当日。大阪のおばあちゃんの家に着き、おばあちゃんの手料理で夕食を食べていると、TV に臨時ニュースが流れました。 『日航ジャンボ機が行方不明。墜落した模様…』 それは、正に、自分達が乗る筈だった、東京発大阪行き日航123便。 昭和60年8月12日夕方の出来事でした。 ニュースの続報では、事故がどんどん大惨事になっていく。 Kさんは子供心に「もしかしたら、おとうさんもおかあさんも、ぼくも死んでたかもしれない」と 思うと、心底ぞ〜っとしました。 お父さんもお母さんも「おばあちゃんが止めてくれなかったら…」と絶句。 おばあちゃんは「死んだじいちゃんが夢枕に立って『飛行機に乗せたらあかん』と言うとったから。 じいちゃんに感謝せなあかんよ」と言ったそうです。
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