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2009年06月24日
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朝ゆっくり寝て、9時過ぎに起きた。目の前の教会の鐘が目覚ましがわりになった。 天気は昨日より少しましだが、やはり岩壁の上の森に雲がからみついている。山も谷も全く見えない。しかしこの雲が谷底の村という風情を強調しているように思える。 最初、インターラーケンに行くつもりで駅には出たが、列車までずいぶん時間があったので予定変更でTrummelbechの滝に行く事にする。駅員のおっさんに行き方を聞いて、駅前から黄色のPTTバスに乗る。ホリデーCでタダだった。 Barenの前のヘアピンを下り、牛がカウベルを鳴らす牧草の草原を走って15分もすると滝に着いた。このあたりは広々とした牧草地で、両側の崖の高さがより一層引き立つ。 ユングフラウに向かって左側の崖の割れ目にその滝はあった。Sfr.6払って中に入る。アキラ【注;大友克洋の「AKIRA]の事】のエレベーターみたいなリフトで上に昇ると、ゴウゴウと水の音が洞窟に響いている。ガバッと割れた狭い洞窟の様な谷間をはるか崖の上から水が何段もの滝になってころげおちている。「五月雨を集めて 早し…」どころではない。この地中の滝をもし芭蕉が見たら、どう描写するのだろう。上を仰ぐと、狭い空が割れ目の天井からのぞいている。洞窟を巡り、徐々に上に登っていく。滝の轟音で、すぐ隣にいる水島と会話もできない。まさに地の底だ。この水ははるかアイガー・メンヒ・ユングフラウの氷河に源を発する氷河水だ。全く、ラウターブルンネンの滝やこの地底の滝などを見ると、つくづく大自然の生命力を感じる。滝口から下を見下ろすと、荒れ狂う様な滝の迫力に言葉もない。しばしボー然自失。 しばらく滝を見た後、外に出るとうって変わった穏やかな景色と向こう側の切り立った崖がもの凄いコントラストだ。やっぱり大自然のデザイン感覚は凄い。人間には想像もつかない風景を、いとも簡単につくりだしている。 帰りはバスを使わず、歩いて行く。牧草地の道を、両側の崖を見ながらのんびり歩く。ミューレンの崖にはいくつもの滝が白く細いしぶきの線となって流れ落ちている。途中から川沿いの遊歩道にうつり白い川のせせらぎをききながら散策する。”ラウターブルンネン(轟く泉の意)”と言う地名はなるほどもっともだ。ここは、水の谷だ。 駅に戻りレストランで食事をとる。”トーストにチーズとベーコンとフライドエッグがのっている”と言う名の料理を食った。その通りのモノが出た。チーズのボリュームたっぷり。うまい。しかしスイス人は、うまいとは言え、こんなに三度三度チーズばっかり食って飽きないのだろうか。写真を撮る時の「ハイ、チーズ!!」は、恐らくスイス人が考えたに違いないと思った。 そのあとすぐ電車に乗り、インターラーケンへ。うまいぐあいにブリエンツ湖の船をつかまえて湖に出る。白っぽいエメラルド・グリーンの湖水はオイルの様に滑らかにぬめり、船はカモメをひきつれてブリエンツを目指す。 森の緑と湖の緑と民家のやわらかいオレンジ色の屋根。 ぼけーっと何時間見ていても飽きない風景だ。こんな景色の中で暮らしていれば、あくせく働く気には毛頭なれないだろう。スイス人の原風景だと思う。 1時間半もすると、船はブリエンツに着いた。そこから列車でインターラーケンに戻る。結局この間はホリデーCでフリー。大いに得した気分になった。ラウターブルンネンに帰る頃にはもう店も軒並み閉まり、唯一開いていた食品店で少し買い物をして戻る。人の良さそうなおばあさんの店だった。 宿に戻ると、今晩も地元のおっさん達がテーブルを囲んでいた。宿のおかみさんも一緒になって飲んでいた。7時、教会の鐘が延々と鳴り続ける。葬式でもあるんだろうか。そう言えば、ここに戻る途中の駅で結婚式のパレードを見かけた。サイドカーつきチャリンコに新郎新婦が乗り、その後を風船で飾られた何台かの車がプカプカとクラクションを鳴らして走っていた。 明日、この夢の様なベルナーオーバーランドともお別れ。ルツェルンに行く。大阪弁の兄ちゃんとも会えればいいが。 Baren 4号室のソファーにて。 8:05PM このあと、下に降りて地元のおっさん達とカードをやった。言葉はまったく通じないが、盛り上った。たらふくビールをおごってくれた。もうねむい。ねる。 真ん中の娘が、新潟へ体験学習に行き農家に泊まらせて頂いて、すっかり自然派になりました。 スイスに行きたいスイスに行きたいと言うので、この村に連れて行ってあげたいなぁと切に思う今日この 頃です。
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