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この間、「スマスマ」に見たような顔の外人が出ているのを目にしました。 私が子供の頃、'70年代でしょうか、ユリ・ゲラー先生は「木スペ」などに出てはスプーンを片っ端から 曲げまくっていた、稀代の超能力者です!! 当時、不思議なもの好きなガキ共にとって、超能力のユリ・ゲラー先生と、UFOのミステル・ヤオイは 「木スペの2大ヒーロー」。放送が始まると、TVに噛り付いて、食い入る様にユリ・ゲラー先生の一挙 手一投足を見つめておりました。もちろん、片手にスプーンを握り締めながら。 ユリ・ゲラー先生に言われるままこすり続けたスプーンは決して曲がる事はありませんでしたが。 ユリ・ゲラー先生の後を追う様に、雨後の筍の如く、何人もの「超能力者」が登場し、其々にスプーンを 曲げて見せてくれました。 しかし、いかに超能力とは言え、そう何度も何度もスプーンを曲げられても、いつまでも興味が続く筈は 無く、私の様なガキ共も飽きてしまったのか、ユリ・ゲラー先生がブラウン管に登場する回数は、次第に 減っていきました。 (「スプーン曲げのS少年」のインチキが暴露されてしまった事も、ブームが下火になる大きな要因でし た。) たまに海外取材番組に顔を見せる以外は、久しく日本のマスコミから遠ざかっていたユリ・ゲラー先生。 (そう言えば、何年か前に、車のCMに出てたなぁ…。) いつの間にか、看板番組のゲストに呼ばれるほどに、人気が復活していた様です。 しかし、やっている事は相変わらずで、今更この程度の芸…いやいや超能力が日本のマーケットに通用す るのか、他人事ながらに心配になりました。 そもそも、ユリ・ゲラー先生は、以前の超能力ブームの後に、本人はあまり表に出したくないであろう過 去が暴かれ、様々な批判を浴びておりました。あれから、30年。そろそろほとぼりも醒めただろうと踏んで、 再び日本で一稼ぎしようと言う目論見なのでしょうか。さすがに超能力者は逞しいですな。 ユリ・ゲラー先生への批判は、数々の出版物やサイトに詳しく書かれておりますので、ここでは概略のみ ご紹介致しましょう。 〇ユリ・ゲラー先生は「超能力は幼少時代にUFOから授かった」と(有名になってから)告白したが、実は、以前に知人と共に奇術の研究をしていたと言う事実が確認されている。その上、ユリ・ゲラー先生は、ナイトクラブでの超能力ショーを始めるが、あまりに稚拙な技術に激怒した支配人に訴えられ、「イスラエル国内で超能力を冠したショーを今後一切行ってはならない」と言う処分を受けてしまう。 〇その後、アメリカの某超心理学者(胡散臭い…)の手により、「本物の超能力者」としてアメリカ・デビューを果たす。その時、ユリ・ゲラー先生ご自慢のエピソードが生まれる。 「カリフォルニア州のスタンフォード研究所で行なわれた超能力テストで、超能力が本物であると確認された」と言うアレである。 スタンフォード研究所でユリ・ゲラー先生がテストを受けたのは事実ではあるが、結果のニュアンスはユリ・ゲラー先生の仰る事とは微妙に異なる。簡易的な予備試験では、超能力と思えなくもない様な結果を残したユリ・ゲラー先生ではあるが、より厳密な本テストが始まる前に一方的にテストの終了を宣言して、とっとと帰ってしまったのである。「本格的に調べられると尻尾を掴まえられてしまうから、その前に尻尾を捲いて逃げた」と、上手い事を言う意見もある。 〇スプーンと言う、軟鉄で粘性・展性に富んだ(早い話が、子供の力でも曲げられる)様なものしか曲げないのはどうした訳だろうか。例えば、同じ金属でも、タングステン・カーバイト鋼とか、チタン合金とかは曲げられないのか? 〇そんな事よりも何よりも、ユリ・ゲラー先生の超能力は全て手品以下のものであり、内外の多くのマジシャンがユリ・ゲラー先生の超能力をトリックを使って再現している。再現するどころか、本家よりも高度な「超能力」を披露する事もしばしばであった。 また、Mr.マリックの透視マジックに感銘を受けたユリ・ゲラー先生は、Mr.マリックからタネを聞き出し、その後、超能力のレパートリーに、より高度な透視能力が加わった…と言うエピソードに至っては、何をかいわんやですな…。(ちなみに、このネタ…いやいや、透視能力はスマスマで披露してましたね。)―とまあ、挙げればきりが無いのですが、こんな話が広まってしまっている日本で、今後どうやって 超能力者をまっとうしていくのか!?もしかして、新たな超能力を身につけて帰ってきたのか!? 昔のファンとしては、興味が尽きません。 兎も角、ガンバレ、ユリ・ゲラー先生!!曲げて曲げて曲げまくれ!! ↑ユリ・ゲラー先生直筆サイン入りスプーン。欲しい様な欲しくない様な…。 |

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