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引き込む者は…

今日、皆で踏切の幽霊の話をしていたら、一つネタが入ったので早速記事にします。

(実は今日はとっても暇で…。)



知り合いの知り合いが…と言う触れ込みの話ですが。仮にAさんとしておきます。

Aさんが、あるひなびた温泉街に行った夜でした。

外で一杯引っ掛け、ほろ酔い加減の千鳥足で宿に向かっている途中、踏切でしばらく足止め。

その踏切の傍らには監視所があり、職員が一人詰めているのが見えました。

最近めっきり監視所つきの踏切などを見なくなっていたので、「ほほう。こういう田舎だとまだ自動化さ

れてない踏切も残っているんだなぁ」と、カンカン響く警報機の音の中、そこはかとなく旅愁を感じてお

りました。


ふと見ると、自分の傍らに、土地の人らしき一人の老人が佇んでおりました。

真っ白な頭と顔中に深く刻まれた皺が赤いランプの点滅に照らされ、不気味な事この上ない。

頭から血を流しているのかと、一瞬錯覚してしまうほどでした。

(気味の悪い爺さんだ…)

脳裏に、どこかで聞いた「踏切の怪談」がよぎりました。

「踏切事故で死んだ人が、列車の近づく踏切に誘い込む…」

(そんな、馬鹿馬鹿しい…)

―老人の事を気にしないよう努め、監視所を心強く思う内に警報機の音が止み、遮断機があがりました。


早足がちに足を踏み出すと、突然老人が、物凄い力でAさんの腕を鷲づかみにして、ぐいと引き戻す。

「わぁっ!!な、何するんだ!!」Aさんが叫ぶのと同時に、「あんた!!しっかりせい!!」と老人も叫ぶ。

老人とは思えぬほど野太い声に我に返った次の瞬間、鳴り響く警報機の音の中、目の前を列車が轟音をた

てながら通過して行きました。


列車が過ぎ去り、老人に引っ張られる様に踏切を渡りながら振り返ると、監視所の灯りは消え、そこには

人の気配はありせんでした。

混乱しながらも、踏切を渡ったAさんは兎も角老人にお礼を言おうとすると、いつの間にかその老人の姿

も消えておりました。


宿に戻り、おかえりなさいませと声をかけてきた仲居さんに今の話をすると、仲居さんは言いました。

「昔、あそこの監視所で自殺した職員がおりまして。他所から来た人に、稀にそう言う悪さをするそうで

すが。その度におじいさんの幽霊が助けてくれるそうですよ。そうですか、お客さんもそんな目に…」
踏切と言えば、怪談話の舞台としては定番中の定番です。

死亡事故や自殺がつきもの(?)で、彼我の境界でもあり、幽霊が出る場所として強い説得力を持つから

でしょう。


―さて、昭和40年代、昼夜問わず必ず二人の女幽霊が出る踏切があったそうです。

場所は千葉県流山市。東武野田線の「流山おおたかの森」〜「豊四季」間の踏切です。

詳しい地図で見る

今ではもう幽霊が出る事はないそうですが、踏切の傍らには数本の卒塔婆を控えたお地蔵さんが立ってお

ります。

この踏切は、昔は警報機や遮断機もなく、夜ともなると真っ暗となる為、事故が絶えなかったそうです。

昭和43年にはトラックが電車に突っ込み、2人の重軽傷者を出す事故が発生し、それ以前の5年間で8人も

の死者が出ている「魔の踏切」でした。


そんな昭和44年2月のある夜の事です。

くだんの踏切に差し掛かった電車の運転手。事故が多い要注意地点なので前方に目を凝らせて走っている

と、信じられないものが目に飛び込みました。

踏切脇に、白い着物を着た二人の女の幽霊が浮かんでいる!!恨めしげに目をらんらんと光らせて…


―それから言うもの、その踏切を通過する度に、運転手達は二人の女幽霊の姿に、昼夜を問わず悩まされ

る事になりました。

幽霊の話は新聞にも載り、現地に集まる見物人の前にも、幽霊は現れました。

以後、その踏み切りは「流山のお化け踏切」と呼び習わされる事となったそうです…。



で、この女幽霊の裏には―実は、こんな実話(駄洒落じゃありませんよ)があったのです。


事故が多発する踏切に業を煮やした地元の住人達は、鉄道会社に警報機や遮断機を設置する様に要望を出

しました。しかし、費用を考える鉄道会社側の腰は重く、話は一向に進みません。

そこで、地元の地主である松田英治郎さんは、何とかせねばと対策を考えました。


松田さんは元は浅草の材木商だったのですが、戦後この地の土地を買い、流山市民になっておりました。

以来、東京電力と交渉して電気が通っていなかった地区に電気を引いたり、地元の農家と共同で精米所を

建設した時には機械設備の費用を負担したり、荒れていた旧日光街道を修復したり、小学校に遊具を寄贈

したりと地域の発展に尽力したそうです。

そんな松田さんですから、事故の多発する踏切を放置しておく事は出来なかったのでしょう。

そして、松田さんは住民と相談する内、奇抜なアイデアを思いつきました。


松田さんは早速、九州の人形師にあるものの製作を依頼。注文したものが届くと、その出来栄えに満足し

た松田さんは踏切に向かい、線路脇にそれをぶら下げました。

そう、松田さんが踏切にぶら下げたものとは、二体の女幽霊の等身大人形だったのです。

松田さんは踏切を通る車への注意喚起の為、そして、対策を取らない鉄道会社への当てつけの為に、幽霊

人形のアイデアを実行したのでした。ご丁寧に、幽霊人形と一緒に「つぎの番をまっています」と書いた

看板まで立てたそうです。
イメージ 1

幽霊の効果はてきめん事故は減り、運転手達からの苦情に鉄道会社もようやく折れて、翌年には警報機と

遮断機が設置され、二体の幽霊人形はお役御免となったそうです。ま、成仏したと言う事でしょう…。

(お断り;一部、TOの推測を交えて記事にしております。)

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