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長々と旅日記みたいな記事を続けてしまいましたが、おや、心霊スポットはどうなってしまったんだろう とお思いの方も多いのではと思います。 実は、出発前にネットで色々と下調べをしてはおりましたが、「ドイツの心霊スポット」というものが一 つも見つからない。ハワイの時もバンコクの時も、それなりにいくつか見つかったのですが、ドイツに関 しては、見事に一つもヒットしないのです。 ―と言う訳で、ある時現地ガイドのRさんに聞いてみました。 「ベルリンにいわゆる心霊スポットみたいな場所ってあるんですか?例えば自殺した人の幽霊が出ると か、戦争で死んだ兵士の霊が出るとか…」 そう言う私の質問にRさんはあっさりと答えてくれました。 「ほとんど聞きませんねぇ。そう言う話は」 Rさんによると、ドイツ人は心霊現象というものをほとんど信じていないそうです。 幽霊が出る等と言おうものなら、「そんな馬鹿な事はありえない」と頭から否定する人が多いとか。 否定すると言うよりも、人が死んで化けて出ると言う考え方からして、そもそも希薄らしく、そんな気風 なので、例えばドイツ人は「心霊写真」と言う概念を持っていないそうです。 面白い例え話を聞きました。 ある人が昨日亡くなったとして、翌日その人が枕元に立ったら、日本では「出たぁ!!」となりますが、ド イツでは「ああ、この人死んでなかったんだ。しかしどうやって私の部屋まで入ってきたんだろう?」 と、こう思うそうです。 ドイツでは幽霊や妖怪・お化けなどを総じて「ゲシュペンスト(Gespenst)」と呼ぶそうですが、これは 伝説・伝承上の怪異を指すもの。ただ、ドイツ人はそう言った伝承上の怪異に対してはそれなりの恐怖感 は持っており、例えば夜中の12時から1時の間は「幽霊の出る時間」と考えられているそうです。 Rさんは、アウシュビッツの様な場所に行くと肩が重くなったりする事があるそうですが、それをドイツ 人の友人に話しても、あまりピンとこないみたいだと言っておりました。 そう言う訳で、「心霊スポットの旅 IN ドイツ」は不発に終わりました。 「心霊スポット」どころか、幽霊自体がいないのだから仕方がありません。 ご期待頂いていた方がいらっしゃったとすれば、申し訳なかったのですが、広い世界にはそう言う国もあ るんだなぁと、ひとつ勉強になった次第です。 |

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