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久しぶりにオーパーツの記事をあげて、勢いがついてしまったので、もう1発かまします。
先日、ブックオフでネタ本としてUFO本を買った【注1】のですが、それにこんなのが載っていたので大笑い。
中世の大聖堂に宇宙飛行士のレリーフが!!
スペインのサマランカ旧市街にあるカテドラル(サラマンカ大聖堂)。この大聖堂を作り始めたのは1102年で、完
成までに2〜300年を要したと言う。この大聖堂に、オーパーツが存在する。
その壁面に、宇宙飛行士としか思えないレリーフが刻み込まれているのだ。
これは、中世期に地球へ来訪した宇宙人を模して彫られたものだと考えられている…。
―てな感じの内容だったのですが、写真を見ると、ホント、まさに、宇宙飛行士そのものです。
「見た感じ、そう見える」と言う、いつものオーパーツのパターンと違い、背中にしょった生命維持装置や、宇宙遊
泳の命綱、ブーツの裏まで細部まで細かくディティールされております。これは、どこからどう見ても「宇宙飛行
士」そのものです。
(↓)拡大
しかし、日本で言うと、鎌倉から室町あたりの時代に、まさか宇宙飛行士など居る訳もなく、確かに宇宙人の姿を
彫ったとしか考えられません。…かねぇ?
宇宙飛行士の正体!!
UFO本やビリーバー系サイトでは一切触れられていないのですが、実はサマランカには新旧二つの大聖堂があ
ります【注2】。そして、このレリーフが彫られているのは「新聖堂」の方。「新」と言っても、16世紀から18世紀にか
けて造られた【注3】もので、当然宇宙飛行士など存在しない時代の建築物です。
しかし、新聖堂には1993年に補修工事が入っており、その際に、「20世紀の象徴」の一つとして宇宙飛
行士のレリーフが加えられたのです。【注4】
つまり、大聖堂自体は2〜300年前の物でも、レリーフ自体は20世紀末に彫られたものだったのです。
ちなみに、宇宙飛行士のそばにはこんなレリーフも(↓)。「アイスを食べる怪物」です。
―と言う訳で、聞いてみれば「なーんだ」と言うオチなのですね。
実はこれ、結構有名なレリーフで、これを見たさに現地を訪れる観光客が大勢いる程です。
だから、UFO本でこれを見た時、大笑いしてしまったのです。こんなのまで、オーパーツ扱いするのか!!と。
UFO本の監修者がこの事実を知らぬ筈もなく(もし、知らないで書いているのだったら、それはかなりの勉強不足
と言わざるを得ません)、事実を隠して、ありもしないミステリーを創り上げていると言う事になります。新旧の大
聖堂をごっちゃにして、わざと古い方の年代で書くところなど、ニクイ演出ですね。
まあ、真に受ける方もどうかと思うのですが、ともあれ、この「サラマンカ大聖堂の宇宙飛行士」は、書き手も読み
手も、似たり寄ったりが集まるUFO・オーパーツ業界の縮図の様なネタではあります。
(かく言う私もその一人ですが。)
(参考)医学都市伝説「サラマンカ大聖堂の宇宙飛行士」 このたびのたび 多数のビリーバー系サイト様
【注1】105円なり。私、その手の本は殆んど古本屋で買います。
【注2】正確に言うと、新旧大聖堂は一体化しており、外から見ると一つの建物に見える。
【注3】レコンキスタ終結を記念して建設されたそうな。
【注4】この大聖堂に使われている石材は、酸化鉄の含有率が高く、かなり脆いので、度重なる修復が必要なんだとか。
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