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何か、飛び飛びでイマイチ盛り上がりませんが。
 
前の記事の続きです。
 
念のためお断りさせていただきますが、以下の記事は色々調べた結果を私が勝手に解釈しただけで、決して「へ
 
ぇ、そうだったんだぁ!!」などとお思いにならないで下さいまし。たぶんに想像妄想が混入しております。また、夏
 
島中心に物事を進めて行きますが、それは当然夏島だけの話しではなく、広く縄文社会一般に行われた事でも
 
あります。
 
 
さて、夏島の縄文人(以下ナツシマン)はどんな食生活を送っていたのか!?
 
調べてみると、これがまた、結構なおご馳走を食べていたみたいなんですね〜。
 


 
氷河期が終わって、暖かくなってくると海面が上昇して大型の回遊魚も身近に迫り、ナツシマンも小船を駆って
 
はマグロ漁に繰り出しました。海岸に出ればカキ・シジミ・ハマグリ・ハイガイ・ツメタガイと貝類は盛り沢山。海藻
 
類も採り放題。人口が少なかったので、いくら採ってもなくなると言う事がありませんでした。
 
 
(↓)夏島貝塚から出土した骨製釣り針。動物の骨を徐々に削りだして細くしていきました。(明大博物館蔵…以下、明と表記)
イメージ 3
 
当時の海岸線はこんな感じ(↓)。かなり内陸まで海面が進出していました。これを見ると、多くの貝塚が海から
 
遠い場所にあるのかが判ります。縄文時代はウオーターフロント(古い…)だったんですね〜。(明)
イメージ 1
 
大地には栄養豊富な木の実を落とす落葉樹林が広がり、落葉樹の森にはニホンジカやイノシシなどの比較的小
 
型な動物が繁殖し、木の実ともどもナツシマンの食料になった様です。落葉樹林の作る日陰は下生えに様々な
 
植物を育み、それもナツシマンの食材となりました。
 
イメージ 4(←)参考までに、白神山地。ご存知の通り、人の手が加わっていない原生林です。縄文時代は日本中何処へ行ってもこんな感じだったのでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
食材揃って、料理法を工夫したくなるのは人の常。その辺は現代人もナツシマンもあまり変わらない様です。
 
縄文の人たちの最大の発明品の一つは土器だと思うのですが、その土器によって、人類の食生活にも一大革
 
命が起こったのです。
 
 
(↓)夏島貝塚から出土した土器類。(明)イメージ 2
 
それは、煮炊きが出来るようになった事。
 
縄文以前は、基本的に生食か焼くかしかなかった所に、「煮る」と言う料理界のコペルニクス的転回が生じたの
 
です。実は石器時代の人類も、竹筒や瓢箪や焼き石を使って煮物を作っていたそうなのですが、土器を使うこと
 
によって、より手軽に大量の煮物を作ることが出来るようになったのです。煮ることによって、食材のエッセンスが
 
溶け出して、豊穣な香りとうまみをたたえたスープが出来上がります。夏島人は、そのえもいわれぬ極上の天然
 
素材スープを楽しんでいたに違いありません。
 
 
私は子供の頃から疑問に思っていました。何で縄文の人はこんなに貝ばっかり食ってたのかと。「貝塚」を残す
 
ほど大量の貝を食べていたと思っていたのですが、もしかしたら、この大量の貝は出汁を取るのに使われてた
 
のではないでしょうか?貝から出た出汁の旨みは格別です。新鮮なハマグリやアサリを使ったスープにナツシマ
 
ンも舌鼓を打っていた事でしょう。
 
また、コンブやワカメも、縄文時代から採取されていた事が判っていて、乾かしては海水をかけ、また乾かして
 
は…を繰り返す内に旨み成分であるグルタミン酸が生成され、うっすらと塩の結晶が乗った良質の昆布が出来
 
上がった事と思います。ナツシマンもその美味を知り、料理に生かした事は想像に難くありません。
 
 
煮る事を知ったナツシマンは、さらにそれを発展させて、あるメニューを生み出しました。
 
シチューです。貝や海藻の出汁で、獣肉や魚を煮込み旬の山菜や根菜を加えます。調味料は粗製の塩、また
 
は煮詰めた海水。(エスキモーなど海辺に住む民族は其々海水を調味料として使っています。)薬味はニレなど
 
の樹皮や山椒でしょうか。(山椒は各地の縄文遺跡から出土しています。)
 
 
(↓)夏島で使われた様々な道具類。 ナイフ形石器で肉や魚をさばいたのでしょうか?
イメージ 8
 
肉!!
 
パワーの源です。私も月一回は牛角に行きます。肉を食いに。
 
ナツシマンも、石器時代からそうしていた通りに肉を焼きました。一概に肉を焼くと言っても色々な方法があるの
 
は今も昔も変わりません。串焼きにして直火で焼いたり、火の上に平たい石をかけて焼いたり、穴を掘って焼き
 
石を入れて蒸し焼きにしたりと、色々な焼き方で肉を食べておりました。当然、海から採ってきた魚もその様に焼
 
かれていた事でしょう。ああ、香ばしい香りが漂ってくるではありませんか。
 
 ナツシマンは、肉や魚をそのまま食べているばかりではありませんでした。お子様人気トップクラスのあのメニューも編み出していたに違いありません。そう、ハンバーグです。小動物や魚を石で叩いてミンチにし、こね
 
くり回して焼く。つなぎは動物の血だった様です。今も昔も、幼児が硬い肉を噛み切るのはしんどいのは同じな
 
ので、こうして肉を柔らかくして食べさせていたのでしょう。山菜やきのこ類が付け合された事でしょう。さすがに
 
デミグラスソースはなかったでしょうが…。
 
 
イメージ 7
(←)石の上で「縄文バーグ」を焼くところ。
 
じゅわわわ〜と、焼ける音が聞こえてくる様です。
 
 
イメージ 6
 
(←)再現された「縄文バーグ(鹿肉)」
旨そう〜!! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 デミグラスソースはなけれど、魚や肉を醗酵させた食品は多々開発されました。
 
豊かな食材に囲まれ、食うや食わずでもない生活なので、食文化にゆとりが生まれたのです。
 
湿度の高い海岸縁の森暮らし。じめじめした森の中には有益な菌も多く存在しておりました。
 
ほって置くと、食べ物はどんどん腐っていきます。その中で、ナツシマンは食えるものと食えないものを学習して
 
いきました。
 
魚の臓物を塩に漬けると旨くなる。それは臓物に含まれる消化酵素が我が身を消化し、アミノ酸が生成されて美
 
味しくなるのですが、そんな事をナツシマンは体験的に学習・蓄積していったのです。結果、魚醤や肉醤、ドング
 
リから作った味噌などがナツシマンの舌を肥やしていきました。
 
その様な発酵食品が作る時にも、土器が使われたのは言うまでもありません。
 
 
あ〜、だんだん腹減ってきた。
 

 
さて、おかず系は充実しておりますが、それだけではこってりしすぎ。現代で言うごはんやパンなどの主食系は
 
どうだったのでしょうか。ご心配なく。ちゃんとその辺も夏島レシピはカバーしております。ナツシマン特製、
 
縄文パン(と言うか、イースト菌で醗酵させてないので、クッキーか)がございます。ナツシマンは、ドングリ
 
や草の実、長芋などを使って粉食をしておりました。トチの実なんてデンプン質が70%以上も含まれていて、こ
 
れは立派な主食となります。これらを石でひいて粉にして、山芋でつないでパンにしたのです。山芋には消化酵
 
素が多く含まれており、肉食にあわせるにはもってこいです。ナツシマンは粉をこねては土器を使って蒸したり、
 
獣脂で揚げたり、火にかけた石の上にクレープのように薄く延ばしてじんわり焼いたりしておりました。
 
イメージ 5(←)参考までに、新潟県沖ノ原遺跡(縄文中期)から出土した
「縄文クッキー(の炭化物)」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
縄文人のコラーゲン分析の結果、芋類や木の実などの野生植物への依存傾向が高い事が判っております。
 
実は、イノシシやシカなどの動物が毎日毎日狩れる訳もなく、一説によると、一家族で年間イノシシ2頭〜3頭分
 
相当の肉を食べられれば良しだったそうです。魚だってそうそうポンポン釣れる訳でもない。従って、ナツシマン
 
の主食はやはり植物系だったのです。
 
ナツシマンの中にも、森のパン屋さんがいたのかもしれません。
 

 
さて、縄文のデザート、縄文の酒などなど興味の尽きないネタは様々ございますが、それはまた機会があれば。
 
何だか、一生懸命調べた割には中途半端で全然面白くない記事になりました。
 
意余って力足らず!!
(いつもの事ながら…)
 
イメージ 9
(←)APECの警備に来ている他府県の警官の皆さんは、どこに寝泊りしてるのだろうか…?
 
 
 

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