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イアペタスは、64個あると言われる土星の衛星の中で、3番目に大きい衛星です(直径1,500㌔弱)。
この衛星は、実に神秘的な特徴をもっております。
例えば、公転の進行方向の半球が暗く
を持っていたり…【注1】
進行方向側 反対側
また、赤道に沿って幅20㌔・長さ1,300㌔に渡る大山脈があったり。【注2】
2004年12月に、土星探査機カッシーニがイアペタスに接近し、鮮明な画像を送ってきたあたりから、
この衛星は「人工天体ではないか!?」
―と言う、
証拠らしい証拠は何もないのですが、赤道山脈が「お椀型の両半球のパーツをくっつけた跡に見える」と
か、「デス・スター」に似ているとか、「ぱっと見た感じがそう見える」のが拠り所になっている様です。
そら、まあ、
似てるっちゃ似てますが。
しかし、SF映画を引き合いに出されても
…。
「月は人工天体」だ!!と言う話もあるくらいなので、こんな話が出てきても不思議ではないのですが、今ひとつオリ
ジナリティーに欠ける感じはあります。
例の、南山先生監修の本にも「イアペタス=人工天体」の話が載っていたのですが、そこはさすがの大先生。
ネタを大きく広げております。こんな感じで…。
宇宙科学ジャーナリストのリチャード・ホーグランドが、イアペタスの画像を詳細に分析した結果、イアペタスは幾
つかの短い直緯と平面の連続で構成されている事を発見しました!!
その結果、イアペタスは幾つかの巨大なパーツを組み合わせて造られた人工天体であり、元は正十二面体だ
ったと言う事が判ったのです!!(念の為申し上げますが、私も含めて大多数の人には、何処をどう見ても短い直
線と平面の連続は発見できません。見える人にしか見えないのです。)
しかも、イアペタスの地表に正五角形のパターンが多く確認できる事から(念の為申し上げますが我々凡人に
が正五角形を見つけるのは至難の技です)、全体の構造はカーボンナノチューブで出来ている事が推測されま
した!!
カーボンナノチューブを生成する時に出るのと同じ煤がイアペタスの地表にも在る事をカッシーニも観測しており
(念の為に申し上げますが、そんなモン観測してません)、その煤はステルス戦闘機のコーティング材料として使
われているので、イアペタスはステルス性能を持つと言う事が明らかになったのです!!!
(念の為申し上げますがどの様な手段でそれが解明されたのか、と言う点には全く触れられておりません。)
つまり、イアペタスは、宇宙人が建造したステルス宇宙母艦だったのです!!!
そしてそれは、火星の先住民が建造した、惑星間のノアの箱舟なのです!!!
(念の為申し…ええい、もう、この際何とでも言ってくれ!!)
直径1,500㌔のステルス宇宙母艦!!
…絶句。
まさにこれそ、UFO
言ってる事がぶっ飛びまくり!!
南山先生、恐るべし…。【注3】
しかしあなた。何でこんな巨大な建造物(と言う事にしておきましょう。)の構造をカーボンナノチューブで造らにゃ
ならんのでしょうか。
カーボンナノチューブって、直径が0.4nm〜50nm(=ナノメートル・1nmは10億分の1m)くらいで、電子顕微鏡じ
ゃないと見れないんですよ。どれだけの量のカーボンナノチューブを使ったのか?考えると気が遠くなります。
アリがリュック背負って富士登山…ってレベルの話じゃございません。
(↑)カーボンナノチューブの顕微鏡写真。
そして、ステルス性能を持つ事の根拠に「ステルス戦闘機のコーティング材料云々」と言ってるのはRAM(電波
吸収材料)の事を指しているのでしょうが、その割には、イアペタスは地球人風情が造ったちゃちな探査機に、バ
ッチリとレーダー観測されちゃってます。
ついでに言うと、一口にステルスと言っても、電波ステルス(レーダーに映りくい)以外に、光学ステルス(目に見
えにくい)・赤外線ステルス(赤外線を出しにくい)と、ステルス性にも色々ありますが、イアペタスはそのどれも落
第点の欠陥品です。何故なら、赤外線でも思いっきり観測されてるし、アマチュアレベルの望遠鏡でも見えちゃ
ってるのです。
労多くして功少なし!!
イアペタスを造った宇宙人も、悔し涙を流している事でしょう…。
蛇足ですが、イアペタスが人工天体だという
言うのがあります。
(←)カッシーニが撮影した(とされる)UFO。
光る母船からUFOが出てきた瞬間―なんだとか。
百歩譲って、コレがホントに宇宙人の乗り物だとしても、それがそのまま「イアペタス=人工天体」の証明にはな
らない筈ですが、なぜか話がポーンと飛躍するのがUFOネタの特徴です。
ちなみにこのUFO、ホントにカッシーニが撮影したのであれば、露出オーバーで土星の小惑星(プロメテウスと
か)を撮影したものではないか―と言う気がします。
(←)カッシーニが撮影したプロメテウス。
普通、露出を手前の天体に合わせると背景の星は暗すぎて写らなくなりますが、逆に背景の宇宙空間に露出が
合ってしまうと、手前の天体が露出オーバーでとんでしまうのだと思います。実際、「UFO」の背後には星みたい
な光が沢山写ってます。惑星探査機が送ってくる画像はプレス・リリースされる写真の様に美しく鮮明なものば
かりではなく、中にはエラー画像も数多くあるそうです。この「UFO」は、その内の1枚なのではないでしょうか。
ついでにもう一つ、イアペタスの地表に人工の建築物がある―そうです。コレが人工天体である事の、動かぬ
証拠なのだそうです。
???どこに???と思われる方が大多数でしょうが、真ん中のクレーターの中にある棒みたいなのが「建築物」
なのだそうです。はいはい。そうですか。
と言う所で、今回は南山先生の凄腕
…いやあ、こんな物凄い
南山先生のいらっしゃる限り、まだまだ日本UFO業界の未来は明るい様です。
え?イアペタスはホントに人工天体なのかって?
違いますよ!!だって、「人工」って、人間が造ったって意味じゃないですか。
宇宙人が造った時点で、「人工」ではなくなりますから。
正確に言うと、「宇宙人工」でしょう。
【注1】進行方向の半球では、他の衛星や土星のリングから降り注いだチリによって地表の色が濃くなり、太陽光の吸収量が増えて氷が気体になる。気体になった氷は、チリの積もっていない低音の両極地と、進行方向反対側の半球で再び氷になる。そして、氷の無くなった進行方向の半球は更に色が濃くなる。―この「フィールドバックループ」によって、イアペタスの地表は鮮明なコントラストになった…そうです。
【注2】イアペタスがまだドロドロで固まっていなかった頃は、自転速度が速く、遠心力で楕円形になっていた。時間が経過して、表面が冷えて固まると共に、土星の重力の影響で自転速度は遅くなった。遠心力が弱くなったため、形が球形に戻ろうとして内側だけが縮んだ結果、余った地殻がそのまま山脈になった…そうです。
【注3】昔、「宇宙空母ブルーノア」とか「宇宙空母ギャラクティカ」とかをTVでやってましたが、スケールが段違いです。
(参考) National Geographic News(December 16, 2009) NASA/JPL/Space Science Institute Wikipedia 他
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