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ついさっき、同僚に聞いた話です。
何年か前、奥さんを助手席に、伊豆をドライブした帰り道。
夕暮れ時に、山中の国道を走っていました。奥さんは隣で寝息を立てています。
ふとルームミラーを見ると、いつの間にか、赤い車が後をついてきている。
ごく普通のファミリーカーなのですが、何故か妙に気になります。
赤い車は、30m程の車間距離で、つかず離れず、ついてくる。
暫くは脇道もない一本道ですから、それは別に妙な事ではないのですが、何となく気味悪く感じていました。
チラチラとミラーを見ながら走っていたのですが、何度目かに見た時、赤い車の姿がミラーから消えていました。
(あれ?脇道なんかないはずだけど…。路肩に停めるような場所もなかったし…。)
そう思った時、奥さんが目を覚まし、「すごく、気持ち悪い…」と訴えてきました。
顔は真っ青で、脂汗がにじんでいます。
さっきまで、全く元気だったのに。それに今まで、車に酔った事などなかったのに、酷く辛そうです。
「大丈夫か?ちょっと、車を停めようか」と言いながら、たまたま路肩が広い場所が見えたので、そこに車を入れ
ようとしました。しかしその時奥さんが、うわ言の様につぶやきました。
「駄目、停めたら…、赤い車が来るから…」
(赤い車って、さっきの車の事か?でもカミサンは寝てたし、俺も一言も言ってないし、なんで知ってるんだ?)
少しゾッとしながら先を急ぎ、しばらくして海辺の町に入ると、奥さんの体調は急に回復。
「お前さっき赤い車が来るって言ってたけど…」と聞くと、奥さんは「何それ?そんな事言ったっけ?赤い車って
何?」と聞き返されたそうです。そして、彼自身は、帰宅後急に首筋が痛くなり、治るのに何日かかかったと…。
―そう言う話なのですが、思い当たる事のあった私は彼に訊きました。
「〇〇さん、そこ、もしかして、赤い橋がありませんでした?」
「な、何で知ってるんですか?そうそう、赤い橋があって、その先に車を停めようとしたんですよ!!」
驚く彼に、以前記事にもした、この話を聞かせました…。
「うわぁ…。やっぱり、あのあたりは何かあるんですね…」と彼は両腕をさすりながら言いました。
こうして、複数の体験談を全く無関係の人から聞いた私も背筋が寒くなりました。
あえて、伊豆のどこかは書きませんが…。同じ場所であるのは間違いありません…。
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2011年05月12日
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