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と、そんな中、お盆って、やっぱ、変な事が多いよね、などと話していると、一人の営業マンがこんな
事を言い出しました。
「そう言えば、前にいた店でも、お盆に変な事があったんですよ」と…。
聞くと、こんな話でした。
その店の店長は厳しい人で、特にショールームや展示車・試乗車の清掃・美化にはうるさい人
だったそうです。
毎晩、帰る前には、ばっちり綺麗にしておかないと、翌朝どやされる。
ある年の、お盆の時期、当番だった営業マンが、展示車を綺麗に拭きあげて帰宅。
しかし、翌日出勤するや否や、展示車が汚れてると店長に怒られたそうです。
いや、昨夜、ちゃんと磨いておきましたけど…。
と弁解すると、じゃあ、見てみろ、あれで磨いたと言えるのか、手の跡がべたべたついている
じゃないかと言います。
ショールームに引っ張られて行くと、確かに何台かある展示車のあちこちに、手形が残っています。
それは、小さい子供のサイズでした。
ほら、見ろ!! と言う店長に、その営業マンは言い返しました。
でも、店長、昨日、子供連れのお客さん、来てないですよ。
あっ…そう言えば… と、店長もそれに気づきました。
そ、それに、店長… これ…見て下さい…
営業マンが指し示したのは、背の高い、ミニバンのルーフでした。
その真ん中に、小さな子供の手形がベッタリとついていました。
こんなところ、普通、子供じゃ、手なんか届きませんよ…。
髪の毛と、手形。怪談の定番ですが、やはり、気味がわるいですねぇ。
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