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てな訳で、せっかくの夏休みに私は何をやってるんでしょうか。
こんな記事に需要があるとも思えないのに。
まあ、いいや。続きです。
さて、本件最大の謎である、三角形の物体ですが。
色々調べてみると、面白い事実に突き当たりました。
事件当時、ウッドブリッジ基地はアメリカ本土から派遣されたA−10攻撃機のベースとなっていたのですが、
同時にこの基地に駐留する別の米軍部隊がありました。
それは、第67航空宇宙救出回収隊(67th Aerospace Rescue and Recovery Squadron )。
この部隊は宇宙から帰還する飛行士の回収を始め、落下した衛星(敵性も含めて)の回収、通常の航空救難等
を任務とする特殊任務部隊です。
アポロの時代には、帰還したカプセルを回収するのも、この手の部隊の役目でした。
その為、アポロカプセルのダミーが制作され、訓練に使われておりましたのですが、そのひとつが、事件当時、
ウッドブリッジ基地に存在していたのです。
このダミーカプセルですが、形状といい大きさといい、警備兵が森の中で見た三角形の物体そっくり!!
と言うか、そのまんま!! なのです。 当然、事件当時はアポロ計画が終了して久しく、今更これを使って何かの訓練をしていたとは考えにくい。
写真の通り、ゲートガーディアンか看板がわりか程度に展示されていたに過ぎないのですが。
それでも、こんなにそっくりさんがすぐ近くにあったとなると、何らかの関係性を考えずにはおれません。
森の中で三角形の物体に触れた警備兵は「表面はガラスのような手触りだった」と証言しておりますが、この
ダミーカプセルはセラミックで覆われているそうで、手触りとしてはガラスに近いものがある筈です。
アポロ計画に使用された遺物は基本的に全てスミソニアン博物館に所有権があるのですが、このダミーカプセ
ルはスミソニアンから貸与された形をとっていたらしく、1980年代を通してウッドブリッジ基地に置かれた後、1991
年6月にフロリダ州のパトリック空軍基地(あのケープカナベラルに隣接)に移設されたようです。
で、ここから先は私の推測なんですが。
ある英語のサイトでは、地元の博物館に勤務するグレアム・ヘインズ氏が、その夜、ヘリコプターが円盤型の物
体を釣り下げて飛ぶのを多くの人が見た」と証言しており(ソースはテレグラフ紙らしいが未確認)、基地近くに住
む電気工のアダムス・ハウラー氏は、事件直後に滑走路の端にある誘導灯の修理に駆り出されたと証言してい
ます。誘導灯は何かがぶつかったようにひどく損傷していたと。
さらに、森の中で三角形の物体を目撃した兵士は「女の叫び声みたいな音を聞いた」とも証言しております。
これなんかは、ジェットヘリのエンジン音なのでは?とも思えます。
当時、67thARRSはHH-53大型ヘリを装備しており、そのヘリは、ターボシャフトと呼ばれるジェットエンジンの
一種を搭載しておりました。
以上の証言からすると、67thARRSのヘリがどんな理由かは判りませんが、運搬中のダミーカプセルを
誘導灯にぶつけてしまい、急遽森の中に降ろそうとしていた…。
−と、そんな風にも思えてきます。
ちなみに、「着陸現場」で測定された放射線も天然の放射線との区別も今ひとつついておらず、着陸痕に関して
は、地元の警察官によると「ウサギの穴にしか見えなかった」そうです。
この事件に絡んで、「米軍がUFOを修理した」との噂もあるようですが、そりゃ、自分でぶつけたスミソニアンの
所有物を自分で直すのは当然と言えば当然かも。
米軍と英軍はUFO騒動にかこつけて秘密兵器の実験失敗を隠蔽していると見る向きもあるようで、それはF-117
ステルス戦闘機だ!!何て事も言われているようですが、残念ながらF-117の初飛行は1981年6月18日(場所は
グルームレイク空軍基地…そう、あの、エリア51!!)で、時期が合わない。じゃあそのデモンストレーター(試作機)
のハブ・ブルーが墜落したのかと言うと、2機作られたハブ・ブルーは両方とも1970年代に墜落しております。
では、原子力飛行機だ、地球製UFOだ、とかしましいのですが、そうなるともう、裏づけのない思いつきの言いた
い放題になってしまいます…。
では、アポロのダミーカプセルで決まりか!! というと、無茶苦茶アヤシイと感じるだけで確証はありません。
真相は薮ならぬ森の中。
よく判りません。
久々のUFOネタで、長々と書いてきた割りに、中途半端で申し訳ございません。
(おしまい) (参考) 『UFO あなたは否定できるか』(ヘルムート・ラマー/オリヴァー・ジドラ著、畔上司訳 文藝春秋)
『第4の遭遇』(B・バトラー/D・ストリート/J・ランドルス著、頼秀樹訳 二見書房)
UFO事件簿「レンドルシャムの森の事件」 THE OCCULT SECTION The Rendlesham Incident"Brittains Roswell" UFO-Blog.com Unexplained Mysterious Rendlesham THE RENDLESHAM FOREST UFO CASE 他
(追記)
色々調べた印象では、この事件、67thARRSのイタズラだったんじゃないかと、思うんですよねぇ…。
時期は丁度クリスマスとニューイヤーの間で、所帯持ちはあらかた自宅に帰ってしまい、基地にいるのは
チョンガー(古い表現ですね)ばっかりだったそうで。
67thARRSの連中が、コスモスロケットによるUFO騒ぎを聞きつけて、暇つぶしに基地の兵士に一杯食わそうとし
たとか。そんなオチのような気がします。もしそうなら、目論みはまんまとハマッたと言う事になりますが。
「OMNI」のインタビューで当時の司令官が、「あんなの、そんなに騒ぐほどの事じゃない」みたいな事を言って
るし。しかし、ジョークでスミソニアンの所有物を持ち出し、あまつさえ誘導灯にぶつけちゃったなんて、納税者に
は言えませんから、まあ何となく歯切れ悪くなっちゃったり。 軍がそんなイタズラなんかする筈がない!!―と思われるかもしれませんが、結構やるんですよね〜。
アメリカ軍って。結構大掛かりなイタズラやジョークを。一種の文化じゃないかと思える位。
ベトナムの時なんか、スカイレーダー(攻撃機)のパイロンに便器を取り付けて敵の上に落としたり(実戦ですよ)
とか。「沈黙の戦艦」で艦長の誕生パーティーで大仕掛けのサプライズを仕込んだりする描写は、決して根拠が
ない訳ではないのです。
この事件の真相がイタズラだったとしたら、ホルト中佐あたりが一番の被害者でしょうねぇ…。
ホルト中佐の報告書は、事件から2週間も経って提出されてるのですが、途中で真相を知って、
「何だよそれ、報告書にどう書けばいいんだよ〜」と頭を抱えた事でしょう。
(ほんとにおしまい)
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