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Nさん絡みでもう一つ。書庫をどれにするか迷いましたが、一応ディーラーの仕事絡みなので、
「カーディーラーの怪」に入れました。
実は、先日新宿で大きな会議があり、それに参加する為、前の晩は私とNさん他2人、計4名で
前泊しました。(私、こう見えて結構忙しくしております。それは兎も角…)
泊ったのは西新宿の某格安ビジネス・ホテルでした。
夜の新宿でしこたま飲んで(その時に『榛名湖』の話を聞いたのですが)、宿に戻ります。
私とNさんは同室でした。私はベットに潜り込むと、そのまま朝まで熟睡したのですが、
翌日、Nさんが言うには、「昨夜、ちょっとした事があったんですよ」…と。
Nさんは、わたしが寝入った後にも大浴場に行ったり、もう一杯缶ビールを飲んだりと、暫く起きていた
そうです。何時しか、外はビュービューと風が唸り、強い雨がバシバシと窓を叩きます。
ああ、また雨か…最近はスコールの様な集中豪雨にも慣れ、別段気にも留めなかったのですが、
余りに激しい風雨に、ちょっとカーテンを開けて外を覗いて見ました。
ところが、窓の外は雨一滴降っておらず、高層ビルの夜景が鮮やかに見下ろしています。
木々もそよともなびかず、勿論傘をさして歩く人もおりません。
エアコンのダクトか何かの音かな?NさんはまたTVを見ていると、再び窓の外から嵐の音が。
カーテンを開けると、鳴り止む。
少々気味が悪くなったNさんはベットに入り、そのままうとうとと眠りに入りました。
暫くすると、今度はドアの向こうの廊下から、ぱたぱたぱたとスリッパで走る音がしてきました。
自分の部屋の前を通り過ぎ、少し間を置いて、またパタパタパタとドアの前を走り去る。
廊下を何往復もしています。
何をしてるんだ?うるさいな…注意してやろうか?―いや、待てよ、面妖しいぞ…!?
Nさんは、私達の部屋がどん突きの角部屋だった事を思い出しました。
足音が通り過ぎる訳が無い。
Nさんは、私が怪談好きだから、起こしてあげようか、とも思ったそうですが、余りに気持ち良さ
そうに寝ていたそうで、結局起こさず仕舞い。
翌朝、下の階に泊っていた奴が「昨夜、廊下を走る足音が響いてきて煩かったです」と言っていた所を
見ると、何かが走り回っていた事は確かな様です。(因みに、彼は嵐の音は聞かなかったそうです)
Nさんに怖くなかったの?と聞くと、「結構そう言う事は何度もあったし」と割と平気な様子でした。
それにしても、そんな事が起こっていたなら、是非是非起こして欲しかった…悔やまれます!!
なお、Nさんのお話は他にも幾つか聞いていますので、またの機会に…。
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