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今の店舗の営業Nさん。 彼が小学生の頃住んでいた家でのお話です。 父親の仕事の関係で、当時住んでいたのはある地方都市の社宅でした。 その頃にして、かなり老朽化の進んだ木造アパートだったそうです。 特に変わった事も無く、普通に暮らしていたのですが、転勤が決まり、引越しを控えたある晩。 Nさんは風呂に入ろうとしましたが、風呂場のドアが押しても引いても開きません。 (鍵は以前から壊れていました。) ガチャガチャやっていると、父親が来て、力任せに開けようとしましたが、梃子でも開きません。 すると、ドアのすりガラスの向こうにすーっと人影が現われました。 すりガラスなので、はっきりとは見えませんが、長い髪を垂らし、赤い服を着た女です。 うわああ と二人して居間に逃げ込み、しばらくして様子を見に行くと、既に幽霊の姿は無く、 風呂場のドアは何事も無く開いたそうです。
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住まいの怪
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このブログが、6月まで続けば書こう、と思っていたお話です。 おかげさまで何とか続いてますので、記事にします。 大学時代の一般教養(科目は忘れた…)の講師から聞いたお話です。 元々雑談の多い授業でしたが、一回だけ、その講師が体験したと言う怖い話をしてくれました。 講師が大学時代、貧乏下宿に住んでいた頃。 じめじめとした梅雨の夜です。夜になっても気温が下がらず、寝苦しい一夜を過ごしていたそうです。 エアコンは勿論、扇風機すら無く、窓を開け放すと雨が入ってくるので、悶々と横になっておりました。 ごとん 玄関からの物音に目を開けると、人が立っていました。 一目見るだけで、友人が急に訪ねて来たのではないと判る風体。 豆電球の薄明かりにぼんやり照らされた、ロングコートを着込んだ髪がやや長い見知らぬ男。 表情は見えませんが、目が爛々と光っているのは判りました。 たった今水の中から這い出て来た様に、頭の先から足元までずぶ濡れで、身体のあちこちから水滴が 滴り落ちています。 驚きと恐怖の余り、起き上がりもせず、声も出ず、身を堅くして男から視線を外せずにいると、 その男は ぎし ぎし と部屋に上がりこんできました。 講師は強盗だとばかり思っていて、金もない所に来て如何するつもりだ…と頭の片隅で思っていました。 男は、ぎし ぎし ぎし と踏み音を立てながら、部屋をゆっくりと一巡します。 狭い部屋、講師の身体にも、滴る水滴が ぴた ぴた と降りかかります。 男は部屋を一回りすると、しばし佇んだ後に闇に溶けるように消えてしまいました。 気を落ち着かせて、灯りを点けてみると、玄関から部屋中まで、濡れた跡が続き、今見たモノが 夢ではない事を物語っておりました。 それから、その男は部屋に居ついたらしく、特に雨脚が強い夜に、姿を現す様になりました。 一度は、その話を信じない友人の目の前に出たとか。 取り立てて悪さをする訳ではないが、さすがに怖い。引っ越す余裕も無い為、とりあえず玄関に 「盛り塩」をしてみた所、置いた途端に パーン と見えない足に蹴飛ばされた様に弾け飛びました。 霊感が強い友人に「ちょっと見てよ」と懇願しても「絶対に嫌だ」とにべも無く断られてしまいました。 仕方なく、雨の夜は友人の下宿に泊まるか、蒸し暑い中布団を頭から被り、カセットを布団の中で 流しながら、灯りを点けたまま寝ると言う日々が続きました。 そろそろ梅雨明けも近いというある日は、昼間晴天だったので夜は普通に寝ていたら、 夜半にずぶ濡れ男が現われた。 晴れているのに何故!?と思ったら、寝ている内に本降りの雨になっていた…と言う事もありました。 幸い、梅雨明けと共にずぶ濡れ男は出なくなり、程なく学生寮に入る機会が出来たので その下宿を引き払ったそうです。 今でも梅雨時になるとその下宿の事を思い出す…まだあの男はあの部屋を彷徨っているのかな… とその講師は言っておりました。 私事ですが、転勤にまつわるドタバタも一段落し、少し余裕が出来ました。
と言う訳で、長い割には怖くない「季節ネタ」をお送り致しました…。 |

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友人宅の傍に古い大きな家がありました。 そこの当主が亡くなった後に売却されたらしく、更地にされ、程なく3棟の建売住宅が建ったそうです。 すぐに3棟とも売れて新しい住人が。その内の一家族と子供の伝手で奥さん同士が友達になりました。 その奥さんから聞いた話を教えてくれました。 入居してしばらくすると、玄関脇の和室に酷い結露が出始めたそうです。 梅雨でも無いのに、畳がじゅくじゅくになる位結露してしまいます。 実家の両親をを呼びたいが、これでは寝る所がないと、販売会社にクレームを入れました。 早速詳しく見て貰っても隙間や雨漏れ等の異常は無いと言われました。 何故こんな結露が出るのかと、販売会社の担当者も首を捻ります。 それでも念の為、大掛かりな工事をして、断熱材や内外壁など換えられる所は全て換えてくれました。 しかし、一向に結露は止まない。 そうこうしている内に、子供が玄関の部屋にお化けが出ると言い始めました。 夫婦は何も感じませんが、子供に言わせると「あの部屋に、おばさんとこどもが住んでる」と。 夜でも昼でも時々姿を見る様です。 ある時など、家族で夕食を摂っていると「あ、入ってきた」と玄関に通じるドアを見つめて言ったとか。 「気のせいだから、そんな事言うのやめなさい」と言っても 「だってホントにいるだもん。ママこわいの?僕はぜんぜんこわくないよ」と言い返される始末です。 その内、件の部屋で足音がしたり、家鳴りの様な音がしたりと、確かにお化けがいる様な現象が 頻繁に起こるようになりました。 販売会社の担当者に「お化けが出るんです」等と言うのも何と無く憚られるし…怖くてしょうがないし… 御祓いでもして見るかと夫婦で真剣に話しておりました。 そんなある日、子供が「ママ、お化けはもう出てこないから大丈夫だよ」と言いました。 何で?と聞くと「ママ達が困ってるから、もうやめてって言ったら、ごめんなさいもう出ないよって。」 子供の言葉通り、それから変な現象はピタリと止み、悩まされた結露も嘘の様に消えたそうです。
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これも、人づてに聞いた話です。 ある大学生が、粗大ゴミの日にまだまだ綺麗なベッドが出ているのを見つけました。 分解されていますが、よく見るとネジやマットレスも揃っています。 地方から出てきて安下宿暮らしの彼は、ベッドで寝る事が一つの憧れ。 早速、下宿までもって帰り、組み立てると、新品とさほど変わらぬベッドが出来上がりました。 喜んでベッドに潜りこんだその夜。生まれて初めて金縛りに遭いました。 「慣れないベッドだからだな…」 あまり幽霊だのを信じないタチだったので、気にも留めませんでした。 ところが、翌日の夜中…。 突然、何か冷たい塊がベッドに潜り込んで来て、飛び起きました。 電気を点けてみても、ベッドには何も異常はありませんでした。 しかし、氷のように冷たい感触が身体に残っています。 翌日、その人がベッドを棄てたのは言うまでもありません。
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元の同期で、退職して実家の商売を継いだ男がいます。 陶器や和風の雑貨を小売店に卸す、家族経営の小さな会社です。 自宅兼事務所で仕事をしていたのですが手狭になり、普通の住宅地の為大きな増築も出来ない と言う事で、同じ町内の郊外に家を建て、転居しました。 私も何度か新居にお呼ばれされました。仕事場は半地下で、明り取りの為に天井近くの壁に窓がある。 つまり、そこは外から見ると地面の高さです。窓の外はやや広い庭になっています。 つい先日、彼と飲んだのですが、こんな事を話してくれました。怪談好きのお前なら喜ぶだろと…。 今年に入ってから、仕事場で、何となく面妖しな事が何度かあったそうです。 置いてあった商品の順番が変わっていたり、そこに出してなかった筈の物が出ていたり。 社員(といっても、お母さん、伯母さん、嫁さん)は誰も心当たりは無い。 また、夜中に仕事をしていると、ポキンポキンと指を鳴らす様な音が聞こえる様になった。 他愛も無いと言えばそうなので、大っぴらに話題にする事も無く、過ごしていたそうです。 ところが、ある日ダイニングでお昼を食べていると、仕事場から母親の悲鳴が聞こえました。 何事かと駆け下りていくと、お母さんが腰を抜かしています。 「男が、覗いてた…」と明り取りの窓を指差すので、さては不審者か!!と庭に飛び出ても誰も居ない。 門扉も施錠され、人が入った形跡はありません。 何かの見間違えだったのだろう、と言う事でその場は終わりました。(お母さんは腰を打って暫く通院) しかし後日、彼も、その男を見てしまいました。奥さんと二人で。 奥さんが「きゃあ!!あれ!!あれ!!」と叫ぶので、窓を振り仰ぐと…。 黒縁のメガネをかけた7・3分けの男の顔がじっと覗き込んでいたそうです。 それが、地面から生えたように、真っ直ぐに。 地面すれすれに窓があるので、覗き込むなら顔は斜めになる筈です。 急いで庭に出ても、やはり人の気配はありませんでした。 さすがに見間違いでは済まなくなったので、檀家のお寺さんに相談したら、霊能が強いといわれていた 先代の住職さんがお経をあげに来てくれたそうです。 「元々土地に憑いていたモノでは無いから安心しなさい」 とのお言葉通り、それからは何も起こらなくなったそうです。 彼は、買い付けにあちこち行くのですが、その内の何処かから連れてきたらしいと…。 せっかくの新居にお化けが出てはたまったものではありません。
古い家なら出ていい、と言う訳でもありませんが…。 |

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