住まいの怪

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下宿・アパート・マンション・戸建。霊は何処にでも出てきます。
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古いポスター

友達の大学時代の後輩でレトロ好きな奴がいて、どこから買ってくるのか、アパートの部屋中に

古いランプやら看板やらが転がっていたそうです。


ある時、その後輩の部屋に遊びに行ったら、古い洋画のポスターがはってありました。

日本版ではなく、アメリカか何処かの現地版で、英語で色々書いてありますが、読むほどの興味も無い。

出ている役者やタイトルも見たことも聞いた事も無いものでした。

「これ、何の映画のポスター?」と後輩に聞いても「俺も良く判らないっす。」と。


しかし後日、その後輩が「最近、外人に首を絞められる夢をよく見る」と言い出しました。

暗い地下道で、一見紳士風の男が襲いかかってくる夢だと。

どうやらそのポスターを貼ってからの事の様なので、ポスターを剥したら、夢は見なくなりました。


その後、映画マニアの友達にそのボスターをあげたのですが、その時に聞いた話では、その映画には

自分が見た夢と全く同じシーンがあるという事でした。




―と言う事は、美人に迫られる映画のポスターを貼ると…。今度、やってみよう。
この話も、随分前に知ったもので、人から聞いたのか本か何かで読んだのか定かではありません。

ただ、妙に頭に残っている話なので、書いてみます。


クリスマスが近い冬の夜、幼い子供と寝ていた父親が、何かの気配で目を覚ましました。

隣を見ると、わが子が上半身を起こして、じっとベランダの窓を見つめています。

「どうしたの?」と声をかけると、子供は窓を見たまま、ポツリと言いました。

サンタさんがいるの

「えっ?サンタさん?」と聞き返すと、「うん、あそこからこっちを見てる。」と、

カーテンに僅かに開いた隙間を指差します。


父親が凝視しても、何も見えない。まさか、泥棒か?と思い、カーテンを開けてみても誰もいません。

子供は「サンタさん、行っちゃった。」と言って、すぐ寝てしまいました。


翌朝になっても、その子はサンタさんの事を憶えており、朝食を食べながら、母親に

「夜ねえ、サンタさんがいたんだよ〜。赤いおふくでひげもじゃだったよ〜。」と

一生懸命説明していたそうです。





季節外れのお話ですが。クリスマスまでこのブログがもたない可能性を考えて、書いておきました。

妖怪退治

以前にもどこかに書いた覚えがありますが、前職の上司で、かなり凄い体験をしている癖に、

全部「幻覚じゃー!!」で片付けてしまう人がいました。例えば…。


若い頃、一人暮らしのアパートで、寝しなに布団に入りながら本を読んでいた時。

枕元に電気スタンドを置き、部屋の灯りは消してありました。

視界の隅に、ちらと何かが動いたので視線を移すと、畳の上に黒いもじゃもじゃした物が落ちています。


見慣れないものに、「何じゃこりゃ?」と手を伸ばそうとしたら、

その黒いもじゃもじゃがムクムクッと、盛り上がりだしました。


唖然として見ていると、黒もじゃもじゃの下からおでこが出てきて、眉毛が出てきて、目が出てきて、

終いには、生首が畳から生えている状態になりました。


生首は中年の男で、じっと自分の方を見つめています。


元上司は、引っ込めかけていた手を伸ばして、生首を上から押さえつけ、畳の中に押し戻したそうです。


「TOよ〜、幻覚いうても、儂のはちゃんと手応えもあるんじゃ〜。」と、妙な自慢をしておりました。





中村先生はこういうのを、どう分析するのでしょうか?

アパートの少女

友達から聞いた話です。彼の叔父さんの体験談です。


その叔父さんが就職したばかりの頃、アパートを借りたそうです。

当時にしてもう相当に古い建物でしたが、替わりに家賃が安い。


叔父さんは、引っ越した日から毎晩の様に、小さな女の子の夢を見たそうです。

夢を見る度、毎回違う場面や違う服で出てくるのですが、同じ女の子です。

女の子は、夢の中で、自分の友達であったり、妹であったり、娘であったりしたそうです。

不思議に思っていましたが、昼間になるとそんな事も忘れてしまっておりました。


夏が近くなると、屋根裏にハチが巣を造ったらしく、大きな羽音でブンブン飛び回る様になりました。

困った叔父さんが、大家さんに相談すると、役所に手配してくれ、駆除係の人が来てくれました。

軒下で、がさがさやっていた駆除係の人が、「変なものがある。」と梯子を降りて来て言いました。

「変なものって何ですか?」と聞くと、「良く判らないが、死体かもしれない。」と。

「し、死体!?」

すぐに警察に通報しました。


警察が来て屋根裏を調べると、やはり、ビニールに厳重に包まれた、嬰児の死体が見つかりました。

ミイラ化していたそうです。

叔父さんも、警察から事情を聞かれましたが、死後数年以上経っていたので、すぐ無関係となりました。


叔父さんは、気持ち悪くなり、すぐにアパートを替えました。

(大家さんは、家賃を下げるから住まないかと言ってきたが、頑として断ったそうです。)


この件は、新聞にも載りました。

「昔の住人が棄てたらしいが、犯人は未だ不明。」と言う様な事が書いてありました。

また、「死体で見つかった嬰児は、女の子だった。」とも書いてあったそうです。




こんな部屋に尚も住まわそうと言う、商魂たくましい大家さんです。

エレベーター

とある団地でのお話。

その団地は、夜間になると、防犯の為、エレベーターは自動運転になり、各階に停まるそうです。


知り合いのおじさんが、深夜の帰宅時、エレベーターに乗りました。

最上階に住むおじさんにとっては、夜間のエレベーターは非常にじれったい。


2階に停まる。『閉』ボタンを押そうとすると、エレベーターがギシッと軋みました。

まるで人が乗って来たかの様に。


3階に停まる。また、ギシッと軋む。ドアが閉まると、明らかに自分以外の気配がします。

鳥肌が立ちます。


4階に停まる。ギシッと軋む。5階、6階と停まる度にエレベーターは軋みます。

その度にエレベーターの中の空気が重くなっていきます。


ぐおおおおーん、と言うエレベーターのモーター音の中に、人の息遣いが聞こえる様な気もします。


7階に停まる。またギシッと軋むが、急にエレベーターが軽くなった様な感じがしました。

ドアが閉まると、人の気配も消えている。

まあ、気のせいだろうと思っておりました。


帰宅後、奥さんに「今日7階の方が亡くなったのよ…。」と聞かされた時は、少しゾッとしたそうです。

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