日常の怪

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普段の何気ない日常に、ぽっかりと開いた暗い闇。
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古いビル

東京にも、古いビルというのはそこかしこにありまして。
 
 
私の子供の頃なんかは、霞ヶ関ビルなんてのが日本最初の超高層ビルとして建設され、もはや戦後ではない的
 
雰囲気が醸し出され、日本のイケイケドンドンさの象徴となっておりました。当時は、大きさの尺度として、例え
 
ば、ビールの消費量を表すのに、「霞ヶ関ビル○杯分」などと言う例えが為されておりました。
 
最近では、「東京ドーム○杯分」となる事が多いですが、ふと思うと、霞ヶ関ビルや東京ドームを見た事も行った
 
事もない人は、どのようにして、目安にするのでしょうか。
 
まあ、そんな事はどうでもいいのですが、兎も角、そんな時代の寵児だった霞ヶ関ビルも今や築43年。
 
立派な古ビルです。
 
地上36階・147mとのスペックも、タワーマンションでも40階は当たり前と言う昨今、やや霞んでしまいます。
 
日本で一番高いタワーマンションと言われている(家賃が、じゃなくて、建築高度が、です)、大阪のTheKitahama
 
は、54階建ての209mですって。麻布あたりの低層マンションの方が、家賃は高いと思いますが。
 
ちなみに、世界「最高層」のマンションは、オーストラリアの「Q1タワー」で、80階建ての323mだそうです。何とか
 
と煙は高いところに昇ると言いますが、323mの上空に住もうという御仁は、まさに何とかの方でしょうねぇ。
 
―とまあ、そんな、霞ヶ関ビルのうんちくはどうでもいいのです。
 
 
都内にも、そんな古いビルが一杯あるのだと言う事例の一つなのです。
 


 
今日、銀座で仕事があって、その時に聞いたのですが、銀座にも古いビルが結構沢山ある事は、当たり前と言
 
えば当たり前なのですが、そんな、当たり前の古いビル。
 
その昔は、GHQに接収されていたらしい、夜な夜な、GHQの将校が、日本人のコールガールだかパン助だかを
 
呼んでは云々…との、由緒とも曰くともとれるようなハナシがあるビルが、銀座の片隅にあるそうです。
 
 
今は、ただの古い雑居ビルで、様々な、色々な会社と会社もどきのオフィスが、飲み屋と共に蜂の巣の中みたい
 
に身を寄せ合っているビルだそうです。
 
 
語ってくれたのは、随分以前に、そのビルの何階かに入る、ある事務所に勤めていた方。女性です。
 
Dさんとしておきます。
 
あまり詳しく書けませんが(詳しく書けない部分の方が、相当に面白いのですが)、Dさんは、ある有名な人がそ
 
のビルで開いていた事務所で、経理の仕事をされていたそうです。
 


 
Dさんは、事務所の経理を一手に引き受けていた為、月末期末は連日午前様で、女一人で事務所に泊まりこむ
 
日も多かったとか。
 
真っ当な税申告以外の、違う帳簿も作らなければいけなかったので、相当大変だったそうです。
 
 
―で、その日も、そんな夜で、やっと帳簿を閉じた頃には既に丑三つ時。電車もバスもありません。
 
 
どうせ、明日も早く来て、チェックをしなければいけなので、いつもの通り、応接室に泊まる事にしました。
 
終日営業のサウナにでも行こうかとも思いつつも、疲れきって面倒なので、明日の朝でいいやと思って、冷蔵庫
 
に蓄えた缶ビールをいくつかあおって、寝床に入りました。
 
 
ストンと眠りに落ちる筈だったのです。いつもなら。しかし、その夜に限って、なかなか寝付けない。
 
空調が効き、暑くもなければ寒くもない。むしろ快適です。しかも、身も心も疲れているのに眠れない。
 
小一時間、むにむにして、どうしても寝付けないので、開き直って、冷蔵庫のビール缶をまた開け、ぐいぐいと
 
飲んでいました。どうせ、寝坊したって、一番出社なんだからと。
 
 
そうして、ビールを飲んでいると、はばかりに行きたくなるのは男女の差も無く世の常で、Dさんはほろ酔い加減
 
でお手洗いへ。事務所からトイレまで遠いのが面倒くさい。
 
 
長い廊下をカツカツと歩いているうち、禄でもない事を、Dさんは思いつきました。
 
どうせ誰もいないんだから・・・ちょっと、男性トイレに入ってみようかしらと悪戯心が巻き起こり、そしてそのまま、
 
男便所へ入ったそうです。見慣れぬ小便器を、なんて間抜けな形なのかしらとクスクス笑い、個室に入って、
 
ここは大して変わらないわねと眺めつつ用を足していると。
 
 
―コツコツコツと、廊下に足音が響く。
 
―コツコツコツと、廊下に響く、足音が聞こえてきたのです。
 
 
あら、守衛さんかしら。巡回の時間にはちょっと早いようだけど…。とDさんは思い、あらやだ。守衛さんが男トイ
 
レを見回ったらどうしよう。バツが悪いじゃない。こんなの。と、やや焦っていると。
 
足音は、―コツコツコツと、トイレの前を過ぎて行きました。
 
ああ、良かった、今のうちに。と、そそくさとトイレを出て…でも、待って。おかしいわ。
 
Dさんは妙な事に気付きました。
 
あの、足音は、守衛さんじゃないわね。―と。
 
徹夜の度に聞きなれた足音は、もっとゴツゴツして、ガツン・ガツンと聞こえていたわ。
 
もっと、歩幅も大きくて。
 
さっきのは、コツコツって、軽くて…女の、ハイヒールの足音みたいだった…かしら…。
 
 
ちょっと、ゾッとして。―いや、確かに、ハイヒールの音だったわ。と、思うと、もっとゾッとする。
 
 
いや、疲れてるから、空耳か、守衛さんの足音がそんな風に聞こえたか。つまりは、気のせいって事よ。
 
こんな夜更けに、この建物に居る女なんて、私くらいのものでしょう。
 
常夜灯がほの暗く照らす、ガランとした、無機質な廊下を歩きながら、Dさんは、そう、自分に言い聞かせました。
 
 
そう、自分に言い聞かせながらも、事務所に戻る、自分の足音が、妙に怖い。
 
カツ・カツ・カツ…ほの暗い、無機質な廊下に、無機質に響くのです。自分の足音が。
 
それが、妙に怖い。
 
慌しさに満ち溢れている、その古いビルの昼間に比べ、あまりに静まり返っている、深夜の廊下です。
 
カツ・カツ・カツ…無機質な足音をその廊下に響かせながら、やっと、自分の事務所のドアが見えてきました。
 
 
カツ コツ カツ コツ カツ コツ …と、自分の足音に、先ほどのハイヒールの足音が混じっているのに
 
気付いたのはその時でした。背後から、あの、コツ、コツ、と言う、ハイヒールの足音が聞こえてくる。
 
その、ハイヒールの足音は、妙に艶めかしいと言うか、湿めっぽいと言うか。
 
 
Dさんは、戦慄しました。だ、誰!?この階に居る女の子だったら、皆顔見知りだし。たとえ、何かの用事で、こんな
 
遅くに会社に居たとしても、私を見たら、声くらいかけてくる筈なのに…誰?誰が、後を歩いてるの!?
 
動揺しながらも、事務所のドアに向うDさん。
 
カツ コツ カツ コツ カツ コツ カツ コツ カツ コツ カツ  コツ
 
 
ドアに手をかける寸前、やや足早になった、そのハイヒールの足音は、ついに、Dさんの真後ろまで来ました。
 
ひいい…と声をあげそうになりながら、思い切って振り向くと…。
 
 


 
そこで、Dさんの記憶は途切れ、巡回の守衛さんが、廊下に意識を失って倒れているDさんを見つけ、救急車で
 
病院に担ぎこまれた事を、Dさん本人が聞いたのは、その病院のベッドの上だったそうです。
 
 
Dさんは、あの時、何を見たのか、自分自身でも判りません。憶えてないのです。
 
 
しかし、それから頻繁に金縛りに遭う羽目になり、夢に魘され、その夢には、得体の知れない、真っ黒な女?が
 
現われる…ようになりました。
 
 
(↓)こんな、感じだそうです。
イメージ 2
 


 
医者にかかると、その時の記憶がないのは、一過性健忘だかで、あまり心配いらないとの見立てでした。
 
つまりは、過労でしょうと。
 
あまり、無理せず…と言う医者に、無理しなくて済むなら、はなから無理してないわよと思いつつ、でも、金縛り
 
に…と訴えると、無理せず休みをとって下さい、と。
 


 
それから数ヶ月、金縛りと悪夢に苛まれたDさんですが、他にも色々あって、その事務所を辞めた途端に、
 
そのような事は無くなったそうです。
 


 
(↓)ああ、ねむい。お休みなさい。
イメージ 1
 
 
 
 
某国産カーディーラーに勤めるDはんが、初めてその間違い電話を取ったのは、もうそろそろ帰ろうとしとった
 
会社の事務所やったそうや。
 
 
夜10時も過ぎて鳴った電話に出るといきなり、甲高い、中年女の声で、物凄い早口でまくし立てられたんや。
 
何や、怒ってはんのか、嘆いてはんのか、兎も角、何を言っとるのか、まるっきし聞き取れへん。
 
「もしもし、ちーとばかし、、あの、」と言っとるうちに、一方的にプツンと切れてしまいおったんや。
 
 
その時は、変な奴…。と思てすぐに忘れる程度やったちうワケやが、何日かして、また、夜の帰宅間際にとった
 
電話が、まるっきし同じ、中年女の、甲高い早口やった。
 
ああ、またや。と思い、間違いや〜と言って、受話器を置いたんや。
 
同僚に、またかかってきよったで。あのヘンな電話。と言うと、
 
ちーとの間続くんちゃうか。その手の人は、何度もかけてきはるから。と苦笑いしよんねん。
 
たぶん、適当にかけた電話番号にリダイヤルしてるんでっしゃろ。以前にも似たような事は
 
あったんやが、ちーとの間すると、向こうも飽きるらしく、かかって来なくなるものなのや。
 
 
案の定、以後何度か、その、中年女の、甲高い早口電話は、かかってきたんや。
 
決まって、夜10時11時の、あがり際にでっせ。
 
その都度、間違いや〜、と言っては切っておったんやけどな。
 
不思議と、と言うのか、たまたまなのか、決まってその電話をとってしまうのは、Dはんやった。
 
同僚からは、また、深夜のラブコールかいな?と、揶揄される始末やった。
 
 
さて、ある日、また、退社時に電話が鳴ったさかい、ああまたアレかと思い、無視して会社を後にしたんや。
 
友人と、約束があったからや。
 
 
するとやなあ。
 
 
駅に向う途中、Dはんの携帯が鳴ったんや。
 
待ち合わせしとる友人からと思て、ディスプレイも見いひんと、電話に出たDはんの耳には、
 
 
なんで 電話に出えへんねん また 見捨てるんかいな?
 
ひとりで死ぬのが どないなにこわかったか あんた わかってはるのん?

 
なんで 電話に  出えへんねん 出えへんねん 出えへんねん 
 
とか何とか、聞き覚えのある、中年女の声が、今度はゆっくり、低い声で、一言、一言、かみ締めるように、
 
入ってきたんや。
 
 
プツ…と電話は切れ、しばし呆然の後に着暦を見ても、今の通話は記録されておりまへん。
 
 
この時、生まれてこの方初めて、心底の恐怖を味わったと言うDはん。
 
Dはんの名誉の為に、念の為言うとくけど、Dはん自身はそないな電話を貰う身の憶えは、まるっきしないそう
 
や。ほんまかは知らんで。
 
 
それ以来、今のトコ、その電話はかかって来てへんそうやけどアンタ・・・。
 
今のトコはやで。
 
また、いつ、かかって来るんか。
 
怖くて仕方がないそうや。
 
 
相手がどなたはんで、どないな事情があるのか、何でオノレの携帯にかってきたのか、見当もつかず、まるっき
 
し意味も理由も方法も判りまへん。それが怖いそうや。
 
 
―ほんで、相手が、生きとるのか、死んでいるのか。判りまへん。
 
 
それが、何より、怖くて仕方がないそうや。
 
 


 
大阪弁変換プログラムを使って翻訳し、多少手直ししましたが…。
 
大阪の人には、かなり違和感があるんだろうなぁ。
 
某国産カーディーラーに勤めるDさんが、初めてその間違い電話を取ったのは、もうそろそろ帰ろうとしていた
 
会社の事務所だったそうです。
 
 
夜10時も過ぎて鳴った電話に出るといきなり、甲高い、中年女の声で、物凄い早口でまくし立てられました。
 
何だか、怒ってるのか、嘆いているのか、兎も角、何を言っているのか、全く聞き取れない。
 
「もしもし、ちょ〜、、あの、」と言っているうちに、一方的にプツンと切れてしまいました。
 
 
その時は、変な奴だない…。と思ってすぐに忘れる程度だったのですが、何日かして、また、夜の帰宅間際に
 
とった電話が、全く同じ、中年女の、甲高い早口でした。
 
ああ、まただ。と思い、間違いとよ〜と言って、受話器を置きました。
 
同僚に、またかかってきよったちゃ。あのヘンな電話。と言うと、ちょこっとの間続くったい。その手ん人は、何度も
 
かけてくるけんな。と苦笑い。
 
たぶん、適当にかけた電話番号にリダイヤルしてるのでしょう。以前にも似たような事はありましたが、
 
しばらくすると、向こうも飽きるらしく、かかって来なくなるものなのです。
 
 
案の定、以後何度か、その、中年女の、甲高い早口電話は、かかってきました。
 
決まって、夜10時11時の、あがり際に。
 
その都度、間違いとよ〜、と言っては切っておりました。
 
不思議と、と言うのか、たまたまなのか、決まってその電話をとってしまうのは、Dさんでした。
 
同僚からは、また、深夜のラブコールじゃなかんか?と、揶揄される始末でした。
 
 
さて、ある日、また、退社時に電話が鳴ったので、ああまたアイかと思い、無視して会社を後にしました。
 
友人と、約束があったからです。
 
 
すると。
 
 
駅に向う途中、Dさんの携帯が鳴りました。
 
待ち合わせしている友人からだと思い、ディスプレイを見るまでもなく、電話に出たDさんの耳には、
 
 
なして電話ば出らんと?また見捨てるとね?
 
ひとりで死ぬんばどぎゃん怖かかわかるとや?
なして電話ば出らんとや、出らんとや出〜ら〜ん〜と〜や〜〜

とか何とか、聞き覚えのある、中年女の声が、今度はゆっくり、低い声で、一言、一言、かみ締めるように、
 
入ってきました。
 
 
プツ…と電話は切れ、しばし呆然の後に着暦を見ても、今の通話は記録されておりませんでした。
 
 
この時、生まれてこの方初めて、心底の恐怖を味わったと言うDさん。
 
Dさんの名誉の為に、念の為言いますが、Dさん自身はそんな電話を貰う身の憶えは、全くないそうです。
 
 
それ以来、今のところ、その電話はかかって来てないそうですが・・・。
 
今のところは。
 
また、いつ、かかって来るか。
 
怖くて仕方がないそうです。
 
 
相手が何物で、どんな事情があるのか、何で自分の携帯にかってきたのか、見当もつかず、全く意味も理由も
 
方法も判らない。それが怖いそうです。
 
 
―そして、相手が、生きているのか、死んでいるのか。判らない。
 
 
 それが、何より、怖くて仕方がないそうです。
 
 


 
(↓)結構、怖いと思いますが、かっちゃんさん、いかがでしょうか。
 

It rains cats and dogs.

そう。
 
こんな、土砂降りの雨の日でした・・・。
 


 
午後遅くまでは、じりじりと照りつける太陽が厳しい残暑をもたらしていた今日。
 
夕暮れと共に、鉛色の重たそうな雲が西から空に蓋をして、そしてそのまま地面まで落ちて来そうに見えました。
 
遠くからはゴロゴロゴロと雷鳴が響き、間もなく降るなと思っている矢先に、雲の底が抜け、何億発の機関銃弾
 
の様な雨が辺り一面を覆い隠しました。
 
当店のショーウインドウも、大粒の雨に打たれ、まるで滝の内側から外を見ている様な気分になります。
 
道路はあっという間に川にかわり、大きな水しぶきを跳ね上げながら、それでも車が行きかっています。
 
そんな風景を見ながら、当店のスタッフであるKさんが、つぶやく様に語り始めたのです。
 


 
もう、2〜3年前の事ですが、やはり暑い夏でした。
 
私はその日、F市に住む友人を訪ねようと、車を走らせてました。
 
もう間もなく目的地に着くと言う頃、―そう、丁度今時分の夕方でした。
 
それまで晴れていた空が突然暗くなり、いきなり、土砂降りの雨が降ってきたんです。
 
そう、こんな具合に…。
 


 
降り続く豪雨を見ながら語るKさんの横顔を、時折の雷光が照らし出します。
 
そのあと数秒して、ゴゴーンと雷鳴が響く。
 
雷も、徐々に近くなってきた様です。
 


 
―前も、よく見えない中で、やっと運転していたのですが。
 
あんまり雨がひどいので、車を寄せて、この雨をやり過ごそうと思ったんです。
 
ゲリラ豪雨ってやつだろうから、しばらく待っていれば止むと思ったんです。
 
そこは、何か、工業団地みたいな所で、道幅も広くて、豪雨のせいか、車も殆ど、歩行者なんて、全く、
 
おりませんでした。
 
幸いすぐに、適当な場所がありました。
 
T字路に突き当たった角に、大型のトレーラーでも停められそうな広い路肩がありました。
 
そこに車を入れて、友達に電話をしてたんです。
 
もう、すぐ近くに来てるんだけど、雨がひどいから、ちょっと遅くなるよと。
 
そんな電話をしながら、ふと前方を見るとですね…。
 


 
稲光が閃くや否や、ドオンと大音響が窓を震わせました。すぐ近くのビルに、落雷した模様です。
 


 
女の人がいるんですよ。若い女性が、T字路の角に、座ってるんですよ。ずぶ濡れになって。
 
こんな感じで (と、Kさんは三角座りの格好をしました。) 歩道の縁に、腰掛けてたんです。
 
うわ、ヘンな女が居るよ〜。こんな土砂降りなのに、傘もささないで。うわ、こっち見てる!!気持ち悪…
 
と言うと、友人が、お前どこにいるんだって訊くから、ナビを見ながら、○○工業団地の、こんな感じの、
 
T字路のところだと言ったら、いいから、すぐ来い!!―と、何故か焦った様な口ぶりで言うんです。
 
 
すると、その女がすーっと立ち上がって、ゆっくりと、私の方に歩いて来るんです。
 
 
私も気味が悪いので、わかったすぐ行くと電話を切って、相変らずの土砂降りの中、車を出しました。
 
女の横を通る時、チラっと見ると、やっぱりその女はこっちを見てました。表情は良く見えませんが、顔は、
 
確かに、こっちを向いてましたね。
 


 
雨はますます激しくなり、心なしか、ショールームの照明も薄暗くなった気がします。
 
Kさんの横に立ち、話を聞く私の腕は、徐々に鳥肌になってきております。
 
光ると同時に轟音。振動。
 
このビルに、落雷した様です。
 


 
―そして、友人の家に着くと、友人は、こう言うんです。
 
お前の見た女は、薄い水色の、ワンピースを着てなかったかと。
 
 
ああ、そうだ。と私は答えましたが、内心、近所では有名な変人だったんだと思いました。
 
しかし、友人は言うんです。
 
 
お前、お前が見たの、それ、幽霊だぞ。―って。
 
は?幽霊?何それ?何で?―半分笑いながらの私に、友人が言うには…。
 
 
何でも、何ヶ月か前、あのT字路で轢き逃げ事件があって、若い女性が亡くなったんだと。
 
犯人はまだ捕まってないと。
 
そして、その女性は、薄い水色の、ワンピースを着ていたそうです。
 
そして、轢き逃げがあったのは、雨の日。
 
そして、雨が降る日には決まって、あのT字路に、薄い水色の、ワンピースの女が出るようになったと…。
 
 
またまた、私をかつごうとしてそんな怪談を…とも思ったんですが、友人は真剣そのもの。いや、真剣、
 
と言うよりは、怯えてる感じでした。
 
いや、近所でそんな噂が立っていたけど、俺はそんなのはデマだろうと思ってたんだけどさ…。
 
実は、俺も、この間、見た―見ちゃったんだよな…。
 
と、友人が語る、その女の姿格好は、さっき私が見た女と全く同じだったんです。
 


 
ズザアアアア…
 
今までが本降りと思っていたのが、さにあらずで、更に雨脚は激しくなりました。
 
もう、外の景色は滲み過ぎて見えません。
 
頻繁に光る雷だけが、一瞬、ショールームの外を浮き上がらせるだけでした。
 
 
うわっ!!
 
 
私と、Kさんが、同時に声を上げたのはその時でした。
 
雷光の中、ショールームの外を、傘もささずに、水色の服を着た女性が、ゆっくりと歩いていたのです。
 


 
まあ、単なる、偶然でしょうが。単なる、通りすがりの人でしょうが。
 
結構、心臓が、バクバクしました。
 


 
(↓)あと1本が出なかったなぁ…。澤村、いい投球してたのに。
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 

咳払い

「髪の毛」 「手形」 と、怪談の定番が出て参りました。
 
そして、もう一つ定番を挙げるとするならば、「夜中のトイレ」と言うものがあります。
 
 
お盆と言う事で、店でもちょっとした怪談披露会になったのですが、そんな中で出てきた話の一つをご紹介。
 
 
提供者は、営業のS君。ネタは、まさに「夜中のトイレ」です。
 
 
僕も、前職の時、変な体験があるんですよ。
 
やっぱり、8月の、お盆の時期だったんですけど。
 
 
と言う、S君の話は、こんな感じでした。
 


 
S君が前に居た会社。カーディーラーではなく、コンピューター関係だったそうですが。
 
 
深夜までの残業が日常的な業界なのだそうですが、ある日、お盆なのに同僚と二人で遅くまで仕事をしていて、
 
大体目処が立ったので、ちょっとコーヒーでも飲もうやと、一休みしていたら、急にS君が「Bigな気分」
 
(我々の隠語で、大を催す事。関西人だったら、語源が判るかも。)になったので、トイレの個室へ。
 
 
フンギルバット(我々の隠語で、大を捻り出す為に踏ん張る事。パタリロの愛読者だったら語源が判るかも。)
 
の最中、ガチャ・バタンと、トイレの入口ドアの音がし、コツコツコツと、足音が入ってきました。
 
3つ並んだ小便器の、真ん中のあたりで、「ゴホ。ゴホ。」と、咳をしながら、用を足している気配がします。
 
 
それが、てっきり、あいつ(同僚)だと思ったのは、そのフロアは居抜きでS君の勤める会社が借りていて、
 
自分達二人しかそのフロアに居なかったからです。
 
 
S君の用事も終わり、戸川純(ウォシュレットの事。オヤジ世代なら語源が判るかも。)をして、
 
流して、下半身を整えて…。
 
 
しかし、あいつはまだミスティック・リバー(映画好きなら語源が判るかも。)してんのか。
 
随分長いなぁと思いながら個室のドアを開けると…。
 
ただただ、青白い蛍光灯が、異様に明るく、深夜のトイレを照らすだけ。
 
手洗いの、大きな鏡には、自分しか映っていません。
 
 
あれ?あいつ、いつの間に出てったんだ?
 
立ち去る足音も、手を洗う水道の音も、ハンドドライヤーの音も、出て行くドアの開閉音も、しなかったのに。
 
第一、小便器にはセンサーがついてるので、用を足し終わって便器の前から去ると自動的かつ強制的に
 
水が流れるのに、水なんか流れてない…。
 
 
オフィスに戻り、同僚に、お前今トイレに行ったかと聞くと、ずっとここに居たと言います。
 
いや、トイレに来ただろう、と念を押しても、いや、ずっとここにいたよ、何でそんな事聞くんだと
 
逆に問い返される。
 
 
実は云々と事情を話すと、え?マジ?と、同僚はやや強張った顔をする。
 
どうしたと訊くと、同僚はこんな事を言ったそうです。
 
 
お前がトイレから戻ってくるちょっと前に、オフィスに人が入って来て、でもほら、俺、ドアに背を向けてたから、
 
直接見た訳じゃあないんだけど、てっきりお前だと思って、「ゴホ、ゴホ」って咳してるから、「風邪か〜?」
 
って言っても、返事がないから、そっち見たら誰も居なくて、気のせいか空耳かと思ったんだけど…。
 
 
二人、顔を見合わせて、お互いに結構ビビッてるなと思った時、オフィスの、消灯して薄暗くなっている一角から、
 
「ゴホ。ゴホ…。」と咳払いが聞こえ、(聞こえた?)(聞こえた!)とアイコンタクトした瞬間、ダッシュで机を片付
 
け、逃げるように、いや、実際、逃げたんでしょうが、オフィスを後にしたそうです。
 
 
 


 
(↓)今日も勝ちました!!
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 イメージ 2♪こ〜の〜青いそ〜ら〜は〜俺達のせかぁ〜い〜…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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