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懇意の中古業者の話です。今迄も、幾つかこの人から聞いたお話を記事にしましたが…。
彼が若い頃、友達と5人して暇つぶしの肝試しに行く事になりました。
当時、青梅の方に幽霊トンネルがあると噂になっており、連れの一人が以前そこに行った事がある
と言うので、当時住んでいた川崎から青梅まで深夜に車を走らせました。
件のトンネルは、深夜と言う事で人通りは勿論、車も全く通りません。
もともと、新しい道路が出来て、交通量が減った道の様です。
「やっぱ、俺ら、車で待ってるわ…」とびびった2人を残し、3人でトンネルに入ります。
トンネルを歩いて抜けても何も起きないので、拍子抜けしながらトンネルの中を戻っていると、
太鼓の音が聞こえてきました。
ドン・ドン・ドンドン・・・
だんだん音が大きくなってきます。仲間も「耳鳴りがする」「太鼓の音がする」と、青ざめてきました。
ドン・ドン・ドンドン・ドン・ドン・ドンドン・・・
太鼓の音はトンネルの中に響き渡り、耳を塞いでも小さくならない。
まるで脳に直接響いている様です。
トンネルの出口では、残った二人が何か叫びながら腕を振り回しています。
「早く来い!!」と言っている様です。
「だめだあ、逃げよう!!」と、走って車まで戻り息を切らせながら乗り込みました。
エンジンをかけて待った友達は、全員乗り込んだのを見るや猛ダッシュで車を出しました。
「何だったんだ、あの音!?太鼓の音だよな!!」
「俺はそれは聞こえなかったけど、すごい耳鳴りがした!!」
「結構びびったな!!」と、3人が口々に言っていると、残った2人が言いました。
「ばか、お前ら、ホントにやばかったぞ!!」「おお、良く帰ってこれたな!!」
心なしか声が震えています。
誰かが「何?何で?」不安げに聞くと…。
「お前らがトンネルに入った時から、あちこちから白いのが飛んできて、トンネルの中に入ってよお…。
ずっとお前らにまとわり着いてたんだよ…。お前らには見えて無さそうだったけど…。」
御祓いとかには行かなかったそうですが、とりあえずその後は何もなかったと言っています。
重ね重ねですが、気安くそう言う処には行かない方が…(お前に言われたくはない?あ、そうですね。)
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