街の怪

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泳ぐ婆さん

少し前に、私が体験した血も凍るような話です。

たまたま車ではない日だったので、仕事帰りに同僚と一杯やって行こうと言う話になりました。


駅前の居酒屋で飲んでいると、一杯どころか終電間際になり、勘定もそこそこに慌てて駅へ。

地下の広いコンコースを早足で急いでいると、


床を、素っ裸の婆さんが、平泳ぎの格好で「泳いで」いました。(真冬です。)


「な、な、何だありゃ〜!?」急いでいたのも忘れ、暫し呆然と婆さんを眺める私と同僚。

婆さんは、平泳ぎをしながら、じりじりと進んで行きます。


「おっと、終電…。」我に返った私達は、改札に急ぎ、

その後婆さんが何処まで「泳いで」行ったのかは判りません。


でも、不思議なのは、周りにはぱらぱらと通行人がいたのですが、誰も婆さんの存在を無視し、平然と

していた事です。


もしかして、婆さんは毎日のようにあそこで「泳いで」いるので、慣れっこになっているのか、

はたまた、係わりあいたくないので、見ない振りをしていたのか。


実はその婆さんは幽霊で、私達にしか…

と言う様には、どうしても見えませんでしたが。

―いや、ホントに怖かった…。

タクシー

後輩が「こんな話聞きましたよ!」と言うので、又聞きの又聞きですが、載せてみます。


終電もとっくに終わり、タクシーで帰ろうとしたが、財布の中身が心許ない。

家に帰れば、幾らか置いてあるので、それで払おうと、車を拾いました。

人の良い、ごま塩頭で黒縁メガネの、初老の運ちゃんでした。色々と雑談に花が咲きます。


―家に到着。

「運転手さん、家から金取ってくるから、ちょっと待ってて。念の為、免許証置いていくから。」

「ああ、どうぞ。免許証なんて、いいですよ。」

「いや、じゃあ、とりあえず荷物を置いて行きます。」


…と、家に入り、金を持って出て来ると、タクシーがどこにも居ない。

自分の置いて行った荷物だけが、路肩にきちんと並べてあります。

車を降りてほんの1〜2分です。狐に抓まれた様な気分でした。

『何か、急な事でもあったのか。』


翌日、タクシー会社に連絡して事情を伝えると、暫くして先方から電話が入りました。

「お問い合わせに該当するドライバーはおりませんでした。何かのお間違えでは?」と。

またしても狐に抓まれてしまいましたが、やり様も無い。


不思議なまま日にちが経つ内、そんな事も忘れていました。


そして何週間か後に、たまたま同じ会社のタクシーに乗りました。

ふと、先日の件を思い出し、運ちゃんに、この間そちらの会社のタクシーでこんな事がありましたよ。

と言うと、「え?それ、どんな運転手でした?」と聞き返されました。

掻い摘んでその時の運転手さんの特徴を言うと、「あーそれ、私の同僚だ…。」と驚きます。


「じゃあ、あの時のタクシー代払って無いから、渡してくださいよ。」と金を出そうとすると、

「いや、無理ですよ、お客さん。…何でって、そいつはもう亡くなってますから。」

「えっ!?あの後、亡くなったんだ…。」


「お客さん、それ、いつ頃の話ですかねぇ?彼が亡くなったのはもう、1年も前ですよ…。




どうやら、その人のタクシーに乗った日が命日だったらしい…と言うオチがあるそうですが。
結局この人、タダでタクシー乗れたんですね。ラッキーと言えばラッキーです。

青い服

またまた路肩の人影君の登場です。

彼が以前ナースとお付き合いしていた時の話です。

ある夜、彼女の勤務する街中の市民病院まで、車で迎えに行きました。

早めに着いた彼は、通用口の傍で、暫く彼女の「出待ち」をしておりました。

彼女がタバコの臭いを嫌うので、外に出て、車に凭れてタバコを咥え、火を点けます。


視界の上隅に何かがふわりと動きました。「ん?」動きの方を見上げると…。

10mほど上に、青い薄手の服を着た女が、何の突起も無い病院の白い壁に張り付いています。

女は背中をこちらに向けていますが、頭だけがゆっくりと振り向こうとしている。

頭が真横を向いてもなお停まらず、首はゆっくりと真後ろを向こうとしている。

彼は後ろを向き、女の顔を見ないようにしました。

タバコを吸い終え、振り返ると、女はゆっくりと滑るように上昇しており、屋上に消えていきました。


出てきた彼女に、「お前んとこの病院、幽霊出るぞ。」と今見た話をすると、彼女は言いました。

「その青い服って多分、手術する時に患者さんが着る服だよ。手術中に亡くなった人かもね。」





なんか、二人とも平然と話してますが。大丈夫なんでしょうか。

通信隊

実家の近くに米軍の軍事施設があり、地元では昔から通称「通信隊」と呼ばれておりました。

文字通りの通信施設で、だだっ広い敷地に高い鉄骨の通信塔が幾つか立ち並んでおります。

施設は殆ど地下化され、地表は、立ち入り禁止のフェンスの中以外は農地やグラウンドになっています。

私が子供の頃には、何度か女性の行方不明事件が発生し、私の住む団地の掲示板にも手掛かりを求める

ビラが貼られたりしておりました。何せ、夜は街灯以外は真っ暗。人通りも殆ど無い所です。

「さらわれた人の死体が埋まっている。」とか、「夜、女の幽霊がバスに乗ってくる。」等、怪談話の

格好の舞台となっていた所です。

ところが、最近その「夜、女の幽霊がバスに乗ってくる。」のを実際に見た人に相次いで出会いました。

まず、一人目は当の路線バスの運転手だった人。私の高校時代からの友人の親父さんです。

今年の正月、その友人宅に遊びに行った時、もう定年退職した親父さんが酒飲み話で語ってくれました。


30年も前のある夜。最終に近い時間に「通信隊」を通る路線を運転していました。

田舎路線で、その時間になると乗客も疎らになります。現にその夜は空でバスを走らせていました。

「通信隊」のバス停に差し掛かると、街灯に照らされ、お客さんが待っているのが見えました。

「珍しいな…。」と思いつつバスを停め、乗り込んで来た客を見ると、制服を着た女子高生でした。

その女子高生を一人乗せたまま暫く走ると、停車のボタンが押されました。

次のバス停で停車し、降りに来るのを待っていましたが、その子は一向に出入り口にやってきません。

ボタンを押し間違えたかな?と思い、「降りますか〜?」とマイクに喋りながら振り向くと…。

車内には人っ子一人乗っておりませんでした。


続いては、私のお客さんです。昔「通信隊」の近くに住んでいたそうで、私が「こんな話、聞きました

よ。」と前述の話をしたら、「えー、私も似たような体験がありますよ!」と。


当時、その人が中学生位だった、やはり30年近く前。

越してきたばかりで、「通信隊」の怪談はまだ耳にしてなかったそうです。

どこに行った帰りか忘れたが、夕方に「通信隊」を通るバスに乗りました。

途中、「通信隊」のバス停で何人か乗って来て、女の人が自分の前の席に座りました。

(女子高生ではなかったそうです。)

暫く窓の外を見ていて、視線を戻すと、目の前に座っていた女の人が居なくなっておりました。

「あれ?」と思い、空いている車内を見渡しても、つい今まで居た筈の女の人の姿はありません。

バス停にも停まってないし、寝ていた訳でもなく、怖いと言うより不思議だったそうです。

その後、学校などで幽霊の噂を聞き、もしかしたらあれがそうだったのか、と思うようになったとか。



たまたま、立て続けにこの様な人に会うとは、妙な縁です。
私は高校時代、この「通信隊」を突っ切る砂利道を通って自転車通学をしていました。
ある冬、昼頃から大雪になり、下校の頃は1m近い積雪の中、友達と2人で「通信隊」突破にチャレンジした事が懐かしく思い出されます。ほんと、遭難しかかり、死ぬかと思いましたが。若いっていいですね。…本文と全く関係ないですね。すみません。

コックさん

路肩の人影の別話。

彼は学生時代、都内のレストランでバイトをした事があるそうで、そこでのお話です。

入って間もない頃、営業終了後に彼は一人で皿洗いをしておりました。

「新しく入った人?」と不意に声を掛けられ、驚いて振り向くと、小太りのおじさんが立っています。

見た事の無い人ですが、コックの服を着ているので店の人だと思い、挨拶をしました。

その人は暫く雑談をした後、ホールに行って来ると言って厨房から出て行きました。

彼は、何と無くその人の「正体」に気付いていましたが、案の定何時まで経ってもその人は帰らない。

ホールに様子を見に行くと、やはりそこには誰も居ない。戸締りもきちんとされています。

夜間金庫から戻ってきた店長に、今の経緯を話すと、店長は「また、出たか!!」と言います。

バイトが怖がるから言ってないんだけど…と前置きして、店長は話してくれました。

以前、コックをしていた男が事故で亡くなり、その後、しばしばその男の幽霊が現われる様になったと。

その男の名は、彼に名乗った通りで、やはり小太りだったそうです。




「正体」に気付いたまま、平気で会話すると言うのは彼ならではです。彼は店長に「僕、そう言うの平気なんで。」と言ってしまい、それからずっと夜中の片づけを一人で任される羽目になったそうです。
霊感が強いのも良し悪しです。

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