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昔読んだ「本当にあった怪談」系の本に、度々載っていたお話です。 昭和34年夏のBOAC(英国海外航空)羽田ー香港線では 若いスチュワーデスの幽霊が、同期の客室乗務員に度々目撃されていました。 機外に振袖姿で張り付いて、窓から中を覗いていたそうです。 また、日本人スチュワーデスは一人だけのフライトだったのに、年配のイギリス人女性客が降りる時に、 「もう一人の日本人のお嬢さんは?」と聞いてきた、と言う話もあります。 実は、この幽霊譚の裏には、こんな事件がありました。 「善福寺川殺人事件」 昭和34年3月10日早朝、東京都杉並区の善福寺川に架かる宮下橋(大宮八幡宮付近) で女性の死体が発見された。 被害者は、世田谷区松原町のT子さん(27)。BOACのスチュワーデスであることが判明した。 T子さんは叔父がBOAC東京支社営業部長だったこともあって、同社のスチュワーデス試験を受験し 見事に合格。初めて同社に採用された日本女性乗務員8人のうちの1人だった。 語学に不安のあったT子さんは学校に通い、猛勉強で英会話をマスターした。 その後、ロンドンでの講習があり、2月に帰国したばかりだった。 当初は自殺との見方もあったが、13日が初フライトと言う、夢を実現する直前の自殺は考えにくく、 解剖を行った結果、他殺と断定された。 その後、ベルギー人の神父であるベルメルシュ・ルイズが捜査線上に浮かび、取調べが行われたが 逮捕前の6月11日に容疑者の神父は突如帰国してしまい、事件は迷宮入りとなった。…酷い話です。 この事件に材をとった、松本清張の『黒い福音』は、お読みになった方も多いと思います。 「訓練を終えた彼女の初フライト直前の事件だったので、仲間と一緒に飛びたかったのかも・・・」 とは、彼女の幽霊を目撃した同期のスチュワーデスさんのコメントです。
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