酒影(短歌)
間違った場所
2012/12/31(月) 午前 0:33
間違った場所に独りで立っている正しい場所などどこにもないが
難しい言葉で言えば疎外感というのだろうか。子供の頃からずっと、「自分はここではよそ者だ」という思いに、かなり鬱陶しい思いをし続けてきた。
カミュの『異邦人』という小説があるが、自分がその異邦人であるという感じ。日本で日本人として生まれて、自分を異邦人だと感じるいわれなど、どこにもないはずなのだが。
とにかく、初めて海外旅行に出た時の開放感は非常なものだった。「ここでなら、自分はよそ者であっても当然なのだ」という開放感。初めて自分が自分自身になれたような幸福な、充実した思いがあった。
だが長いこと海外で暮していると、「ここでもやはり、自分はよそ者だ」という鬱陶しい思いが、だんだん増えてくる。自
...
すべて表示
その他の最新記事
ただ1つだった5つのものの物語 4
2012/11/12(月) 午後 1:01
翌朝、きれいな青いビキニの水着を着たマルガリータの体は、海辺へ行きました。傘で道を突きながら。
彼女の体は、海に入りました。暖かくて気持
...
すべて表示
ただ1つだった5つのものの物語 3
2012/11/12(月) 午後 0:31
その夜、マルガリータとムイ・ゴルド氏は、海の見える窓辺のベッドで一緒に眠りました。
夫妻の二つの頭部は、結婚式のせいであまりにも疲
...
すべて表示
ただ1つだった5つのものの物語 2
2012/11/12(月) 午後 0:22
結婚式の朝、セニョリータ・マルガリータの頭部はすぐに目を覚まして、彼女の体のほかの4つの部分に言いました。
「ほら! ベッドか
...
すべて表示








