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内々定取り消しで賠償命令/二審も会社の不法行為認定
2月17日 共同通信 不動産会社コーセーアールイー(福岡市中央区)が採用の内々定を一方的に取り消したのは違法として、30代の男性が同社に約115万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は16日、一審福岡地裁判決に続き会社側の責任を認め、賠償を命じた。賠償額は一審の85万円から22万円に変更した。
判決理由で広田民生裁判長は「事前連絡や経緯の説明に不十分なところがあったと認めざるを得ない」と指摘し、同社の不法行為と認定。一方で「内々定の撤回には企業経営上の相当な理由はあった」と述べた。
訴訟の焦点だった内々定が労働契約の成立に当たるかの判断については「内々定は内定と明らかに性質が違い、企業が新卒者を囲い込んで他の企業に流れるのを防ごうとする活動の域を出るものではない」として、一審同様に労働契約とは認めなかった。
原告代理人の光永享央弁護士は「一審に引き続き不法行為と認められた点は納得できるが、大幅な減額は残念。個人的には最高裁の判断を聞いてみたい」と話した。
昨年6月の福岡地裁判決は「原告への影響を十分考慮せず、内定直前に急いで取り消したのは信義則に反する」として、同社に賠償を命じ、同社側が控訴した。
控訴審判決によると、男性は大学4年だった2008年7月に内々定を通知され、入社承諾書を提出し就職活動を終了したが、内定式直前の同9月、世界的金融危機など経営環境の悪化を理由に内々定を取り消された。同社からはその後、具体的な説明はなかった。
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労基法関係
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<三菱電機子会社>直接雇用せず…違法派遣で労働局指導無視
1月6日2時31分 毎日新聞 家電大手「三菱電機」の子会社「三菱電機ロジスティクス」が、22年にわたり違法派遣の状態で女性を働かせ、大阪労働局から直接雇用するよう是正指導された問題で、ロジ社が先月下旬、直接雇用しない方針を労働局に伝えていたことが5日、分かった。指導を無視しても罰則はなく、規制に実効性がない実態が浮き彫りになった。
女性は40代で、22年も違法派遣で働いたが、昨年9月に11月末での解雇を通告されて問題が表面化した。労働局は昨年11月下旬、ロジ社に対し、女性を派遣ではなく直接雇用するよう指導し、1カ月以内に改善策を提出するよう求めたが、ロジ社は「直接雇用はできない」と回答した。
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不払い残業代、116億円/1,221社に是正指導
厚生労働省が21日発表した「賃金不払残業(サービス残業)是正の結果
まとめ」によると、2009年度に労働基準監督署の是正指導を受けて100万 円以上の不払い残業代を支払った企業数は1,221社、割増賃金の合計額は 116億298万円だった。1社当たり平均支払い額は950万円、労働者1人当 たりの平均額は10万円だった。 |
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繊維加工業の「ケイエッチ」(本社・東京)が、7月末で山形県鶴岡市内の2工場を操業停止とし、計240人の従業員全員を解雇していたことが11日わかった。 鶴岡公共職業安定所によると、従業員が解雇予告されたのは7月30日で、同31日付で解雇された。労働基準法は、解雇予告から実際の解雇までの期間が30日未満の場合、解雇予告手当の支払いを定めており、今回は平均賃金のほぼ1か月分に相当するが、10日現在、すべて未払いという。 庄内労働基準監督署は、現状が改善されない場合、同社を労働基準法違反(解雇予告手当の不払い)の疑いで行政指導する方針。 同安定所によると、同社の工場は、鶴岡市日出と西荒屋の2か所にあり、女性服の縫製などを行っていた。福島県相馬市の工場も閉鎖し、150人の従業員を解雇したという。 同安定所の菅野恵次所長は「これだけ多くの従業員を一度に解雇するのは異例で急すぎる」とし、ほかの縫製業への就職相談や面接会などを計画している。 工場閉鎖について同社は「担当者がいないため、コメントできない」としている。
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ファミリーレストラン大手「すかいらーく」は13日、契約店長だった埼玉県加須市の前沢隆之さん(当時32歳)が2007年10月に過労死した問題を受け、契約店長55人に計1746万7126円の未払い残業代を支払うことで前沢さんの遺族と合意した。 合意書などによると、支払われるのは過去2年分の未払い残業代。これとは別に、前沢さんの分は06年3月〜07年9月で122万3788円に上る。遺族が「会社に申告していない長時間残業が過労死の原因だった」として、契約店長全員の適正な労働時間管理と未払い残業代の支払いを求め、同社と交渉していた。 合意書ではまた、同社が過労死の責任を認め、遺族に謝罪。前沢さんは1年契約の契約店長だったが、正社員並みの損害賠償金を支払うとしている。 母親の笑美子さん(60)は「過労死という言葉がなくなるよう再発防止を徹底してほしい」と訴えた。同社の広報担当は「契約店長の勤怠を把握していなかったのは遺憾だが事実。さらなる労務管理に努めたい」とコメントした。 前沢さんは契約店長になった06年3月以降に残業が増え、07年10月に脳出血で死亡。埼玉・春日部労働基準監督署が08年6月、長時間労働による過労が原因として労災認定した。
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