|
都教委は29日、入学式で「君が代」斉唱時に起立しなかったとして都立村山特別支援学校(武蔵村山市)の男性教諭を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。 都教委によると教諭は4月7日に行われた入学式で、国旗に向かって起立して「君が代」を歌うよう副校長に促されたが起立せず職務命令に違反した。
|
「日の丸・君が代」強制反対
[ リスト | 詳細 ]
|
私は、1947年生まれで昨年春が定年退職の年でした。37年間東京の下町で、小学校の教員として働いてきました。学級担任として、ひとり一人の子どもたちが心を開いて過ごせるように心がけて、仕事をしてきました。
最後の卒業式で君が代斉唱時に不起立したことで、不当な戒告処分を受けました。同時に定年退職後の非常勤教員の仕事の合格が取り消されました。不当な解雇です。この処分の撤回を求めます。都教委の「10・23通達」は、処分の圧力で「正面に日の丸、ピアノ伴奏による君が代斉唱」の形を全都の学校に押しつける攻撃です。2003年は自衛隊のイラク派兵が開始された年です。私はこうやって教育を戦争体制に組み込んでいくんだと思いました。 職員会議での論議を一切否定し、歴史的事実を無視して、暴力的に形だけ従わせることがいかに愚かなことか、教育の名に値しないことなのか。だから当然にも、不起立の抵抗が巻き起こりました。今春の被処分者を合わせると、処分された者はのべ422名に上ります。実際にはその何倍もの人たちが抗議の声をあげ続けています。現場の教育労働者はそのことを口に出そうが出すまいが、このような教育を破壊することは許せないと深い怒りを持っています。だから、不起立の抵抗が続いているのです。共感と支援は、ますます広がっています。 「命がけで憲法を破る」と言って、東京の教育を上意下達の命令で破壊してきた石原都知事と、「子どもたちを再び戦場に送るな」と戦争につながる教育に反対し続ける私たちのどちらに道理があるのかということです。都教委が唯一の根拠にしている学習指導要領は、国家権力の不当な介入で変えられてきたものに過ぎません。例えば1977年の改訂で初めて「国歌」の文言が入ったのですが、その時も教育課程審議会を無視して、当時の防衛庁・自衛隊が横やりを入れて、政治的に介入したのです。 都教委は不起立を服務事故、信用失墜行為と言います。私には都教委の苦し紛れの言い分にしか聞こえません。また都教委は不起立に対して、「重大な非違行為」「学校の秩序を乱した」などと口を極めて非難の言葉を浴びせていますが、この言葉は都教委の教育行政にこそ当てはまる言葉です。私は、教育公務員として最後まで職責を果たしたと今も思っています。 次に何故、不起立宣言をしたのか、都教委に抗議の要請書を出したのかということです。私は、見せしめ処分、分断攻撃、不当な差別的な都教委のやり方を許してはいけないと思いました。不起立を続ける根津公子さんを孤立させてはならないと思いました。 処分はもとより不当です。しかし、あきらめや屈服を強要するために、脅しとして都教委は処分を振りかざしてきています。だから不当な処分があっても行動したのです。 都教委は、「処分は予見できただろう。何が処分は不当だなんだ」と言う趣旨のことを答弁書で書いています。都教委は、労働者を、人間を権力を持って脅せば黙る存在だとなめてかかっているのです。都教委には、私たち労働者が人間としての誇りを奪おうとする者に対して、命をかけて闘う存在なのだ、団結して闘う存在なんだと言うことを全く理解できないのです。 私たちは、正義と道理を、団結の拡大で貫いているのです。
裁かれるべきは、都教委の側です。改めて、不当な解雇の撤回を求めます。
|
|
東京都教育委員会は31日、3月に行われた卒業式で、「君が代」斉唱時に起立しなかったなどとして、公立学校の教職員計12人を停職、減給、戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分理由は不起立が11人、ピアノ伴奏拒否が1人。昨年の処分者数は20人だった。
|







