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来春卒業予定の高校生の就職内定率(10月末現在)は前年同期比11・6ポイント減の55・2%で、落ち幅は1976年度の調査開始以降で最大だったことが15日、文部科学省の調査でわかった。就職希望者自体、約10%減っており、同省は「就職難で進学に切り替えているのでは」としている。 調査は都道府県教委などを通じ実施。内定率を男女別で見ると、男子の落ち幅が大きく、前年同期より12・4ポイント低い59・4%、女子は10・7ポイント減の49・6%だった。都道府県別では、沖縄(26%)が最も低く、北海道(30・8%)、宮城(38・6%)の順。最も高かったのは富山(73・4%)で、岐阜(72・8%)、愛知(72%)が続いた。 就職希望者は18万7360人と前年同期より約2万人(9・8%)減っていたが、内定者は約3万5000人減少して10万3352人だった。
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労働ニュース/一般
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人材派遣大手のラディアホールディングス(旧グッドウィル・グループ)の子会社「テクノプロ・エンジニアリング」(東京)を解雇された神奈川県横須賀市の男性が、同社に賃金支払いなどを求めた仮処分申請で、横浜地裁(立野みすず裁判官)は7日、解雇は無効として、賃金分として月約30万円の支払いを命じる決定をした。 ラディアは業績が悪化し、今年4月にグループ全体で正社員4,500人を解雇。地裁は決定理由で「解雇を避ける努力を尽くしたとは認められず、人員削減の必要性がどの程度あったかも明らかでない」と指摘した。 決定によると、男性は1996年から同社社員としてメーカー工場に派遣されて働き、今年4月末に解雇された。 同社は決定についてコメントしていない。
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失業給付切れ 職もない 解雇や雇い止めなどで職を失った人のうち、今年6〜12月に雇用保険の失業給付が終了するのは約39万人と推計されることが、厚生労働省の調べで分かった。同省は、このうち約6割が3か月以上、収入が途絶えた状況が続くとみており、「年末年始に支援が必要な人数は23万人以上となる可能性がある」としている。 調査は、昨年末から今年初めに東京・日比谷公園に開設された「年越し派遣村」を作らせないという政府の緊急雇用対策の目標を踏まえ、年末年始に生活支援が必要となる人数を把握するため、初めて実施した。6〜9月分は実績値、10〜12月分は現在の受給者数などから推計した。 同省によると、6月は受給終了者が約2万7000人だったが、7〜12月は毎月6万人前後が受給終了を迎える。失業給付の受給期間は最長330日だが、派遣労働者や契約社員といった非正規雇用労働者の場合、90〜180日のケースが多い。同省は、昨年秋から今年3月に非正規雇用労働者の失職が相次いだことが、7月以降の受給終了者の倍増に結びついたと分析している。
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国税庁調べによると、民間事業所に昨年1月から12月まで1年を通じて続けて勤務した給与所得者は4587万人。そして1人当たりの平均年間給与は、経済情勢の悪化を受けて前年に比べ1.7%減少した。この減少率はデータの得られる1950年以降では最大。水準としては90年ごろと同じで、ピークの97年からは1割近く低下したことになる。 年間給与額の分布を見ると、300万円以下の層が1820万人で全体の4割を占める。中でも200万円以下の層の増加が著しく、この10年間、景気動向にかかわらずほぼ一貫して増え続け、小幅増で推移する給与所得者総数に占めるウエートも上昇。2008年は23.3%となり、男性でも10%を超えた。 これらは、いわゆる非正規や短時間勤務の人、あるいは増加傾向にある高齢就業者を含む数字であるが、従業上の区分や年齢はどうあれ、多くの人はそこで得た給与を定期的な収入源として生活している。また、自ら望んで非正規という雇用形態を選択した人が少数派であり、しかも非正規から正規への転換が容易でないことは否めない。他方、現行の最低賃金では1日8時間、年間250日フルに働いても年間給与額は130万〜160万円止まりという現実もある。 事は消費不振をもたらす給与総額の伸び悩みにとどまらない。社会経済の現下の閉塞感にかかわる問題と言えよう。
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