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富士通総研は6月29日、研究レポート「成果主義と社員の健康」をホームページに掲載した。レポートによると、賃金の年齢内格差が大きい企業ほど、社員の健康状態が悪いことが確認された。
要旨
日本企業の経営環境は大きく変化し、短期的な成果が経営者に求められるようになった。雇用形態においても、終身雇用を前提とした年功序列型の賃金体系から成果主義の導入が進み、企業内の賃金格差は拡大したと考えられている。このような変化に直面して、社員の健康はどのような影響を受けたのだろうか。健康保険組合の月次報告データを用いて、企業内の賃金格差を含む職場環境の変化の関係を明らかにし、社員の健康との関係を分析した。 実証分析の結果、2003年度から2007年度の観測期間において、企業内格差を拡大した企業の割合は7割、企業内の年齢内格差を拡大した企業の割合は8割であり、多くの企業で成果主義導入が進んでいることが示唆される。特に、企業業績の悪い企業ほど、企業内格差が大きく、成果主義導入が進んでいると考えられる。さらに、社員の健康との間には、強い関係が存在し、企業内の年齢内格差が大きい企業ほど、社員の健康状態が悪いことが確認され、成果主義導入による弊害が生じていると考えられる。
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労働ニュース/一般
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生活保護200万人突破…戦後混乱期並みに2011年6月14日 読売新聞
今年3月末現在の全国の生活保護受給者は202万2333人で、戦後混乱期の1952年度以来、59年ぶりに200万人を突破したことが14日、厚生労働省の発表で分かった。
統計を取り始めた51年度(204万6646人)、52年度(204万2550人=いずれも月平均)に次ぎ3番目に多い。受給世帯数も145万8583世帯で過去最多を更新。東日本大震災で被災するなどで4月末までに新たに生活保護を受けることが決まった世帯が、全国で549に上ったことも分かった。
全国の受給者は、前年同期比で約15万6000人増えており、同省では、急速な高齢化や、雇用の改善が進まないことが主な要因とみている。
厚労省はまた、被災世帯かどうかを申請者の申告で確認し、被災地以外の避難先で受給することになった世帯も集計。549世帯は、県別では、県外避難も含めて、宮城県の一部を除き福島335、宮城116、茨城58、岩手31、青森3、その他が6世帯だった。
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生活保護200万人突破へ…被災地、申請増も2011年5月12日 読売新聞
厚生労働省は12日、全国の生活保護受給者が今年2月末現在で198万9769人(速報値)になったと発表した。
同1月末現在より9206人減だが、東日本大震災の影響で福島県の報告が同県郡山市を除き間に合わなかったためで、実際には200万人を超えたと見られる。200万人突破は、戦後の混乱期で受給者が多かった1952年度以来。
同市を除く福島県の1月末現在の受給者数は1万5831人。これを2月末現在の受給者数に加えると200万5600人となる。
生活保護受給者は96年度以降増加傾向が続き、2008年12月に160万人を突破。毎月1万〜2万人のペースで増え続けている。
厚労省などによると、生活保護受給者が増加し続けているのは、長引く不況で雇用状況が改善しない影響が大きい。受給しているのは高齢世帯が60万5479と最も多いが、働く年齢層と見られる「その他の世帯」が23万8758と最近2年で1・8倍に急増している。
今後、東日本大震災のため仕事を失った被災者らの申請も増えそうだ。
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国家公務員給与、1割引き下げ方針…復興財源に
4月30日 読売新聞 政府は30日、国家公務員給与を1割前後引き下げる方針を固めた。
東日本大震災の復興財源確保の一環で、実現すれば約3000億円の人件費削減となる。5月の連休明けにも公務員労働組合に提示し、交渉を始める。政府は、関連する給与法改正法案などを今の通常国会に提出する方針だ。人事院勧告を経ずに給与改定が行われれば、1948年の人事院発足以来初めてとなる。
引き下げについて、枝野官房長官は30日午前の記者会見で、「具体的な引き下げ内容を政府内で検討している」と述べた。
政府内では、引き下げ幅について、若手職員の削減幅を小さくし、その分、幹部職員の下げ幅を厚くする案が有力となっている。ただし、若手の給与が幹部職員の分を上回らないようにする。このため、総人件費の削減幅は最終的に1割に達しない可能性もある。
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パナソニック、国内外で4万人削減へ
4月28日 読売新聞 パナソニックが2012年度末までにグループ従業員約38万人の約1割に当たる4万人規模を削減することが28日、分かった。
海外拠点を中心に4月1日に完全子会社化したパナソニック電工、三洋電機との重複事業の解消により、スリム化を進める。
すでに10年度中に1万人程度を削減したとみられ、今後も早期退職の募集などを実施する。グループの従業員は、10年末時点でパナソニックが22万人、パナソニック電工が6万人、三洋電機が10万人で、海外が約6割を占める。事業が重なる白物家電や本社の間接部門が主な削減対象となる。
パナソニックが28日に発表する10年度決算の売上高は8兆9000億円の予想で、従業員16万人で約12兆円を稼ぐライバルのサムスン電子に比べ、人員の余剰感が高い。
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