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瀬織津姫という神は、全国に散在するように封印祭祀がみられますから、囲炉裏夜話に寄せられた数々の熱気あふれる意見は、ときに主宰者をたじたじとさせることもありました。瀬織津姫を「知りたい」「理解したい」というおもいが充満すると、その反動のような現象も呼び込むことになりますが、それも熱気のなせることでした。
おそらく、わたし自身が一過性の意見交換に多少疲れてきたのかもしれません。自分一人の継続する思索を深めたい、あるいは、囲炉裏夜話の後半くらいからみえはじめてきた円空と瀬織津姫の「関係」への思索を新たに試みるというおもいもあって、囲炉裏夜話に終止符を打ち、新たに「千時千一夜」という掲示板を立ち上げたのが2004年1月のことでした(千時千一夜の第一話のタイトルは、図らずも「円空と瀬織津姫」で、円空と彼の信仰へのたどたどしい思索がどのようにはじまったかは、ここに刻印されています)。
自分が技術的に対応可能だった掲示板世界は「文字」だけの世界で、参照用に画像を載せられたらいいなというおもいはときどきに抱いていました。そこで、新たにブログ世界にも足を突っ込むようになりますが、これは2009年2月のことです。しかし、掲示板とブログという「二足のわらじ」というのは案外やっかいで、二つのツールを適当に使い分ける、あるいは書き分ける器用さが自分にはないと悟る(?)ことにもなります。
それでも、この「二足のわらじ」は一年余つづきました。しかしギブアップは時間の問題だったようで、2010年3月24日には、ブログ版「千時千一夜」への移行のお知らせをすることになります。
3月24日の移行時点における掲示板「千時千一夜」の最終話は№611で(欠番を含む)、「過去の記録」の後半未整理分にしても意外にたまっていることが気になっていました。現在、3月24日の告知からすでに二月以上経ちましたから、移行の告知は徹底されたものと判断し、このたび、千時千一夜の後半部の話も「もくじ」化とともに「過去の記録」化することにしました。
これら二つの「過去の記録」は全体を読み返すには膨大な量ですが、ここには、瀬織津姫という神と円空に関する思考・思索の全過程が刻まれているとはいえるはずです。ま
人は「過去」を忘れることはできても消すことはできませんから、ならば、いつでも取り出せるように「過去」を可視化しておこうという主旨です。万が一(?)熱心な読者がいて、「お前、あのときはああいっていたじゃないか」などとグサッとやられる場面(とき)がくるかもしれません。都合のわるい「過去」は無かったことにしたり、あるいは秘密化したり、はたまた美化(嘘化)したりしてしまえば、日本あるいは神道世界の歴史と一緒になります。
自分の性癖には、ほかにもいくつか小さな「こだわり」がありますが、「変わる」ときにはその過程(プロセス)を明らかにしておくことは大事だろうというのも、小さな「こだわり」の一つです。掲示板「囲炉裏夜話」「千時千一夜」からブログ版「千時千一夜」へといたる、継続読者がどれくらいいるのかはわかりませんが、今回は、その少数であろう読者への「お知らせ」ということになります。
(追伸)
風琳堂電脳顧問のサコウさんによれば、掲示板「千時千一夜」の後半全文をHP内にデータ化したら、契約サーバがパンクしたとのことで、サーバ上の隠れファイルほかを削除したり、HP上の写真を小さくしたりしてどうにか入れ込んだとのことです。ただし、トジのカギ括弧」が《になるといった化け字が出ているとのことです。
以上は、主人の電脳音痴の頭では理解も対処もはるかに超えることがらで、おおよそこういえば、今の読者ならば理解できるだろうとのことですので、そのまま補足しておきます(化け字問題は追っつけ修正されるようです)。
ブログでもっともそうに記事をアップするのとは大違いの難解さが、従来のホームページ(http://www5.ocn.ne.jp/~furindo/)にはあるようです。素人丸出しの話ですみません。
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