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合同研究会開催県(山形県)からのお知らせ

                              山形県民俗研究協議会会長 大友義助
 本年度、第26回東北地方民俗学合同研究会のテーマは「死者供養と祖霊信仰」である。この問題は日本民俗学の考察すべき根本問題の一つであることは言を俟たない。人の心がとめどもなく揺れに揺れている今日、この問題の考察は益々重要性を帯びつつある。
 総じて、東北地方は本問題を深く考えるに最も恵まれた地方である。青森県恐山においては、現在なお死者と親しく会話を交わすことができる。山形県山寺、福島県会津八葉寺においては、死者の納骨、その供養の儀式が中古の昔から絶えることなく営まれている。山寺における夜行念仏、獅子踊りの奉納、会津八葉寺における空也念仏踊りなどである。
 かつては岩手県中尊寺においても、また宮城県松島雄島においても死者の納骨習俗があり、その供養のために納めたさまざまの奉賽物が残されている。また、秋田県西馬音内盆踊りなども本問題考察のために大きな示唆を与えてくれるものであろう。
 この度の研究会場の地、ここ庄内地方は以上の各地にも増して「死者供養と祖霊信仰」と因縁深い地方である。この地方には、人の死後の魂は近くの小高い「モリの山」に還り、しばらくはここに鎭留して子孫を見守る。その間、子孫の供養をうけて霊魂が浄化され、月山や湯殿山に赴き、一定期間の後、祖霊一般となって昇天するとの考えが深い。いわゆる「もり供養の習俗」とこれに深く関係する出羽三山信仰である。出羽三山は東33カ国の信仰を集める修験の山でもある。
 この地で、本テーマを論じ合い、確かめ合うことには格別の意味がある。人の魂の行方を考えることは、いまに生きる人々の生命の尊さを確認することに連なる。このたびの研究会が真に意義深き画期的な会になるよう期待して止まない。

機‘ 時 平成20年11月15日(土) 13:00〜17:30
供_顱‐譟〇碍疎膤愬棲愽鶴岡キャンパス(山形県鶴岡市若葉町1−23)
              http://www.tr.yamagata-u.ac.jp/access/IMG/testmap.pdf
掘.董璽沺 峪犲垓〕椶帆栂鄂仰」
検〇臆暖顱1,000円(資料代として)
后‘ 程 (詳細未定)発表者及びテーマ決定次第掲示する
此〆親会 18:30〜20:30 (懇親会会場は鶴岡駅前周辺を予定)
察〕癲‘ 希望者について「もり供養習俗」のある天翁寺にて講話
次〇務局 〒990-0826 山形市霞城町1-8 山形県立博物館内 山形県民俗研究協議会
         電話023-645-1111 担当 押切智紀

 発表者氏名及びテーマ、要旨原稿の提出、参加人員等については、後日案内申し上げます。


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