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いくつ目のコスモトロンでしょうか、X8を入れるとかなり分解してきたと思います。

スペシャルはターンプッシュ式カレンダーのほかに独特の時報合わせ機能を持っていますので、安いとついつい 手を出してしまいます。

そんなにたくさん持っててもしょうがないのにね。


今回のコスモトロンスペシャルは、ちょっと変わったデザイン。角型(TV型?)風防と、一体化デザインのケース/ブレスが特徴。
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一時期こういうのがはやった時代があった?

せっかくの純正ブレスなので、できればこの組合せのまま使いたいところですが、私には短いため、使えそうもありません。

暫定でもいいので、何とか使えるようにしたいんですが・・・


風防は四角ですが、裏蓋は丸型。裏蓋にネジが切ってあるのではなく、別部品のナットで締め込む形式です。
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古い電池が入っていましたが、当然動いていません。液漏れはないようですが、回路が生きているのか確認のため、手持ちの電池を入れました。

動きましたね。安心して分解に入りましょう。
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けっこう大柄なベゼルにはコジアケの差込口が見当たらないので、裏から押し出すのでしょう。
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ケース、ベゼルは正面がヘアライン、それ以外がポリッシュのようですが、深い傷はないのでリューターで磨くだけにしようと思います。

裏蓋を外して機械を取り出し、ケースを分解します。ベゼルと風防も簡単に分離できました。

ケースの構成部品です。これから磨きに入ります。
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風防は、金剛砂での前処理を経て包丁研ぎ機で磨き、リューターで磨いたベゼルにエポキシボンドで貼り付けます。

普通ならこの時点でケースを組み立ててしまいますが、コスモトロンスペシャルの場合はミドルケースを針挿し用機械台代わりにする必要があるので、とりあえずばらばらのままにしておきます。

まずは日の裏側。こちらはゼンマイ式時計とほとんど変わりません。日躍制レバーバネが日車押さえと一体になっているので、飛ばす心配がないのは助かります。
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続いて表側。電子回路基板を取り外してからテンプを取り外します。
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輪列以外にも時報合わせ用の部品が多々あり、クロノグラフのようです。
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分解が終わったら洗浄です。

実は、洗浄方法についてはいまだに揺れ動いています。

この辺の話を書いていたら、かなり長くなりそうな感じになったので、それは項を改めることにして今回の要点を書くと、

今回は転勤前の作業で主流だったメタルクリーナーを使って洗浄をしたんですが、こいつはアルミを侵すことがわかっています。

でも、時計のムーブメントに使われているアルミ部品て思いつかないので、あまり気にしていなかったんです。

しかし、この時計のテンワがアルミだったみたいで、超音波洗浄器を開けたら泡が出ていて、テンワが変色していたので驚きました。

変色程度で済んでいればいいんですが・・・ それにしても、コスモトロンをメタルクリーナーで洗浄するのは初めてだったということですね。


それでは組み立て開始です。地板にパラショックを付けて注油し、部品をつけます。

地板の上に直接乗る歯車は、日の裏車、日の裏伝え車、二番車、六番車、インデックス車です。

次の画像上部にあるバネの先端は位置が間違っているのでご注意ください。
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中受けをつけたら、各種歯車、部品を取り付けていきます。

似たような部品がたくさんあり、その天地もよくわからなくて、最初は苦労しましたけど、いくつかやるとだんだん慣れてきますね。

それでも画像は必須ですが。
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テンプ受けを取り付け、回路基板を取り付けたら電池を付けて動作チェック。動きました。
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表側は終わりですので、日の裏側に行きます。

最初にやらないといけないのが、日回し車の位相合わせです。

時報合わせレバーを押しながら針回しをし、日修正レバーが二番車の溝にはまった状態で日回し車の矢印と地板のマークが合うように取り付けます。
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これを今回も忘れてしまい、後でやり直す羽目になっています。

後は難しい作業はありません。プッシュターン機構はシンプルでいいですね。
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文字盤をつけたら、ミドルケースに入れます。
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いよいよ針の取り付けですが、まずいつも通り日付が変わるところまで針を回します。

日付が変わったら時報合わせボタンを押しながら針を回します。竜頭が回らないことを確認し、短針を取り付けます。

長針は、内部の歯車のバックラッシュの関係から、若干プラス寄り(1/10分)にして取り付けるとのことですが、これが結構難しい。

秒針も、確実に12時位置になるよう取り付けます。
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もうすぐ完成、と思いきや、必ずと言っていいほど何かある今日この頃、針回しをしても日付が変わらないことが判明。

原因は日回し車の日車を押す部分が変形していたためでした。これは自分の作業ミスによる変形と思われます。

それ以外にも、時報合わせボタンを押しながらセットしたはずの秒針が、12時ではなく11時くらいに戻ってしまう原因不明のトラブルも発生。

針を挿し直すしかありませんでした。

ということで、ようやく完成です。
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とりあえず純正ブレスを付けましたが、このままでは使えません。どうしようかなあ。

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閉じる コメント(2)

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こんばんは。

このフェイスカラーは濃紺?黒?
分解時の色は黒に見えるのですが、ケースに入っていると濃紺に見えます…。

1970年代にこのTVスクリーン&一体ブレスが流行ったみたいで、オメガにもこのタイプがありましたね。。。

2016/8/5(金) 午後 11:44 [ とんぬら ] 返信する

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> とんぬらさん
分解時の写真が真の色です。完成画像は、ベランダに出て撮ったので空が写り込んでいます。
空が写り込まないようにも撮りましたが、風防や針にデジカメの色が写り込んでしまったので、空が写り込んだ方を使いました。

そうか、オメガでしたか。コンステにそんなのがあったのを思い出しました。

2016/8/6(土) 午前 0:03 [ toh*ku*on*en ] 返信する

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