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久しぶりの時計ネタです。

分解を始める時に撮った写真のタイムスタンプが12/2でしたので、

5カ月かかったということになります。


超硬ケースというと、ラドーが有名ですが、デザインがアレなので、

ちょっと手を出すのに躊躇がありました。

日本メーカーも出していたようですが、オリエントが出していたというのは、

ドラのび太さんのブログで知りました。


その後、ヤフオクを注意してみていたら、程度がそこそこよさそうなものがあったので

落札したのでした。


外観は汚れていて、風防にも傷がありますが、ケースは大丈夫のようです。当たり前か。
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裏蓋もまあまあですね。
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機械も問題なさそうです。
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ケースから機械を取り出し、分解していきます。
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細かい部品は水洗いの時に流れて行ってしまう可能性があるので、今回から

洗い篭を導入しました。
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日の裏が終わったら表側を分解していきます。
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香箱は、確か油切れの感触があったので、ゼンマイを取り出して

洗浄グリスアップをしたと記憶しています。
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ここでケースの手入れに移ります。

まずは風防磨きから。
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風防はケースに接着されているようですが、剥がせなかったので

そのまま作業することにしました。

二種類の金剛砂で傷取りをします。
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その後、いつもの包丁研ぎ機で磨きます。


それから、日付早送り用のボタンを外そうとしたのですが、

これがガチガチに錆びて固着していて、どうにもなりません。

いろいろなことをやっているうちに、何とか外れたのですが、抜け止めの

Eリングが紛失。中に入っていたバネはさびでボロボロになってました。

しかも、チューブまでもが錆びて、欠損ができてしまいました。
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バネとEリングをどうしましょう? 

クロノエースのジャンクから部品が取れないかと思ったのですが、

通常のモデルでは、ケース内側に沿って取り付けられた板バネが、

戻りバネと抜け止めを担当しているため、使える部品はないことがわかりました。

この対策が思いつかなかったのと、スキーシーズンになってしまった

ことから、5カ月という期間、放置されてしまったのです。


チューブが欠けちゃってるので、防水性能はない。

とりあえず使えればいいんじゃね?

ということで、部品箱を漁って、使えそうな部品を選びました。
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Ω形のバネを丸めてコイルスプリングにします。

プッシャーの抜け止めは、70系?だったかの伝え車抜け止めリングを流用します。

バネは不格好ですが、機能は果たします。

Eリングは、外径が大きすぎて使えないことがわかりましたので別の案を考えます。
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荷札の針金をEリング溝に巻き付けて抜け止めにしました。
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ねじった部分は、のちにこのままだとローターと干渉することがわかり、

かなり短く切らざるを得ませんでした。


最大の難関を乗り越え、何とかケースは終了したので

機械の組み立てに入ります。


機械は、テンプのあがきに問題ありですが、深く突っ込まないことにして

組み立てていきます。
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次に日の裏側。
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文字盤、針をつけて
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ケースに入れて
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完成。
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日送りのプッシャーには参りましたが、なんとか使えるようになったので

よしとしましょう。


と思ったら・・・

最初についていたブレスがどこかに行ってしまいました。5カ月も放置したので、

どこに置いたかすっかり忘れました。捨てちゃあいないと思うんですが。

いつも使っているのをつけようとしたら、バネ棒とケースの隙間が小さすぎて、

入らないんです。湾曲バネ棒仕様のストラップもないし、どうしたものか。

紛失したブレスが出てくるまで、気長に待ちますか・・・


では、いよいよ止まってしまったNEDUのメンテに入ることにしましょうか。

DAKS CHRONOGRAPH AUTOMATIC

今回はDAKSの機械式クロノグラフをやります。
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この時計、実は2012年の10月に一度取り上げていますが、その時は内部には手をつけず、外装仕上げのみやりました。

その後、なかなか始動しないとか、遅れが出るようになったので、分解清掃することにしました。

今回外装は手をつけませんので、だいぶ楽です。
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本当は、風防が小傷だらけなので研磨したいところですが、水ガラスで目立たなくなっているレベルですので、次回に回します。

機械を取り出します。いつも傷んだ文字盤や針を扱っているので、きれいな針や文字盤だと緊張します。

文字盤を外して最初のトラブル。干支足が一本取れてます(;_;)
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どうしよ・・・

とりあえず、分解を進めます。

そのまま日の裏を分解して行きますが、うかつにも、分解前の日付と曜日の切り換わり時差を確認するのを忘れました。

というのは、赤丸がついた部品の再組み付け時に参考にしたかったからです。
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右が日回し、左が曜回しの車ですが、これらの取り付け位相により、切り換わりのタイミングが変わります。

この時計の場合ですと、あまり時間差がなく切り換わったはずという推測はできますが、どれくらいなのかを把握しておきたかった。

曜、日が同時に変わるのが気持ちいいですが、完璧に合わせるのは難しいですし、機械への負担が増えます。

ずらすなら、少なくとも日付が先に変わってほしいところ。

さらに、機械をいたわるなら日付が完全に変わった後に曜車が変わり始めるようにしたい。

ということで、今回の組立では機械にやさしく日付が先に変わるタイミングにしようと思います。

カレンダー受けを外します。干支足はこの部品の穴に残っているので、押し出しておきます。

先日の魔改造7750ではいまだに解決していない部分が現れました。
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樹脂部品とリセットハンマーのリンク部分(赤丸)が、こちらの方が噛み合い量が多いような気がしますね。

そこが原因かどうかはわかりませんが・・・

これ(黄色丸)が針回しの時に空回りする摩擦車です。二番車の軸に圧入されています。

二番車を出車抜きで抜くよりは、こちらを外した方が楽だと思いますが、そこは人それぞれでしょうか。

技術解説書では洗浄しないよう指示されていますが、針回しが若干重いので、注油はしておきます。


次に表側です。すみません、画像を全然撮ってませんでした。

まずクロノグラフ受けを外します。

クロノが帰零した状態で外すと、部品がいろいろ飛んで行く可能性がありますが、傷は深くありません。

クロノをスタートした状態ですと、バネのテンションが弱くなっているので傷は浅いです。

予めバネを外しておけば、飛んでいくことがありません。この時外すバネは2個あります。

一個は引っ張れば外れますが、もうひとつは最初だけこつと度胸が必要です。

文字と静止画だけでは説明しにくいので、youtubeの動画を見ておくことをお勧めします。

さて、外せるものをどんどん外して行きます。特に順番を気にする必要はないと思います。
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分解がほぼ終わったところで、香箱チェックです。1ノッチずつ滑っているようですが、きしみが多い。油はほぼないと思われます。
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やっぱり、少しでいいので注油はしましょう。

ということで洗浄です。いつも通りベンジンで洗った後、メタルクリーナーで超音波洗浄。

そして組立に入ります。

まずは香箱から。今回もスリップ部に9010をごくわずか塗布。サイドにも少々。

チェックしますと、分解前のようなきしみはなく、ちゃんと1/6周ずつ滑っているようです。いい感じです。

続いてインカブロックを地板につけて、輪列を乗せていきます。
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テンプ、丸穴車、角穴車をつけます。
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今回は、ここでスタートストップリセットレバーの戻しバネを付けてみます。組み付け向きはこう(ブレブレですみません)。
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こんな感じで取り付けたら、
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リセットレバー(operating lever, 2 functions)を取り付けます。
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続いて、クロノグラフの部品を積み上げていきます。
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この後、画像がありませんがスイングピニオンを動かすクラッチや切換車、リセットハンマーを取り付けます。

クラッチの先の小さな穴にスイングピニオンのホゾを入れるのが、最初はうまくいかないかもしれません。

クラッチをちょっと持ち上げて、機械を少し傾けて、スイングピニオンの自重でクラッチの下に来させて入れるといいと思います。

クロノグラフ受け取り付けは、今までは横から伝え車の穴と軸を見ながら入れていましたが、

それよりも上からネジ穴を合わせながら入れた方が楽だということがわかりました。

次に、ハンマースプリングを付けます。付け根は向きが逆のだるま穴になっていますので、地板側のピンに合わせます。

バネの先端は受けに乗り上げるような形になります。この状態から、赤丸の穴をピンセットでつかんで、外側へ引っ張りながら降ろしていきます。
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そしてクラッチのバネを差し込みます。
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この画像では30分計のジャンパーがついていませんが、クラッチのバネを付ける前に取り付けておく必要があります。

クラッチのバネが付きました。
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ここで日の裏に行きます。だいぶ端折りますが、こんな感じ。
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日回しと曜回しの爪の位相は未調整ですが、カレンダー受けをかぶせ、日車、ジャンパーを取り付けます。

次に曜車をつけて、針回しをしてみて、タイミングを調整します。

タイミングの変更はカレンダー受けを外さなければなりませんが、日車を外す必要はありません。

調整中は揺動レバー(double corrector) は外しておいた方がいいです。

何回かやり直して、日付が変わった直後から曜車が動き始め、1時間40分後くらいに切り替わるタイミングになりました。
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曜車とワッシャーを取り付けて、機械はほぼ終わりました。
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次は取れた干支足をどうするかです。

一本だけでも当面不具合は出ませんが、何かの状況により力がかかった時に一本ですべて引き受けることになるので、折れやすいと思われます。

ここはやはり修復するしかないでしょう。

問題は方法です。

ピンセットで干支足をつまんで、粉末ハンダで固定というのはやったことがありますが、位置出しがとても難しいんですよね。

釣りのフライを自作する時の治具が使えるような話も読みましたが、実物を知らないのでイメージが湧きません。

昔、干支足溶接機がヤフオクに出ていましたが、安くはなかったし次にいつ出るかわからないし。

できるだけ手持ちの道具で何とかならないか・・・三日三晩考えて思いついた方法がこちら。

折れた干支足がいい具合に入る径の穴が明いたポンチに干支足を押し込み、
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ポンス台で文字盤に垂直に当て、粉末半田とバーナーでハンダ付け。
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ここまでは頭の中のイメージ通り行きました。

しかし、うまくいきませんでした。バーナーで炙っても、ハンダが融けないんです。

別の金属上で試すと融けるのですが、なぜか文字盤の上では融けないんです。ポンチについた干支足の先のハンダは融けます。

くっつかないんじゃなくて、融けないので、理由として思いつくのは文字盤の熱伝導率が良すぎてバーナーの熱が拡散してしまうくらいしかありません。

電気的な方法でないとくっつかないのかなあ。

今回は苦渋の決断として、干支足一本のまま組み付けることにしました。

パチデイトナでのトラブルが思い起こされ、針を挿すのがためらわれましたが、軽くテストしてから取り付け。

ケースに入れました。今のところちゃんと動いています(当たり前か)。

ということで、とりあえず完成。
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外装には手を付けてないので、最初の画像と何も変わりません。12時間計がちょっとずれてるかなあ。まあ、気にしないようにしましょう。
今回はオリエントのオリンピアオリエントカレンダースイマー19石です。
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入手したのはだいぶ前ですが、周囲に独特のカットが入っている風防(ヒビ入り)の

交換のめどが立たず、長らく放置されていました。結局、同じものは手に入りませんでしたが、

普通のタイプが見つかったので、今回手を付けることになりました。


比較的大柄なケースですが、中は昔ながらの?手巻き機械が入っています。

見た目はそっくりでも、いろいろ改良されながらT型、N型、L型と進化していったようですが、

この時計にはL型が使われているそうです。

そのL型機械は、まずまずの状態です。
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では、ケースから取り出して、日の裏側から分解していきましょう。
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日の裏側、輪列側、どちらから分解を始めるのが正しいのか?たぶん、正解というのはなくて、

やりやすい方でやればいいと思っていますが、私はいつも日の裏側から分解していきます。

その理由は、筒カナと二番車の結合を解くのに筒カナを抜くか二番車を抜くかを考えた場合、

筒カナを抜く方が楽だと考えているからです。

摩擦車の機能が別のところにある機械の場合は、どちらでも変わりはないのですが、だいたい

いつも日の裏側から分解していますね。


そんなことを書いている間に、日の裏側の分解が終わりました。
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分解前のチェックで薄々わかってましたが、案の定裏押さえのばねが折れていました。

普通ならドナーから・・・となるのですが、なぜかこの機械のこの部品は在庫が潤沢なので、

新品(というかNOS品)を使います。
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次に表側を分解します。写真はすでに分解が始まってますが・・・
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一番受け、三番受けを外したところ。
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香箱の中はきれいでしたので、ゼンマイの取り出しはせずに香箱真のみ取り外し、洗浄しました。
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オリエントも、シチズンと同様角穴車のネジが逆ネジです。なんででしょうね。

でも、角穴車ネジの締め込みが楽なので(コハゼでロックされる方向なので)、その点はいいです。


で、いつも通りパーツクリーナーで粗洗浄したところ、針の夜光が簡単に取れてしまいました。

しまったと思いましたが、夜光が一部黒く変色してたので、夜光の入れ直しもいいか、と前向きに

考えることに。


洗浄完了後、組み立てを始める前に針に夜光を入れます。

一般的な夜光の入れ方は、針の裏側から夜光を盛るように塗ります。メーカー製の針には、

塗膜が薄い割によく光るものが塗られていますが、残念ながら私が入手したものはあまり

光りません。同じ膜厚だとまともに光らないのです。粒子も粗くて表面がざらつきます。

針メーカーはどんな夜光塗料を使っているのか・・・ご存じの方が見えましたらご教示を

お願いしたいところです。


というわけで、今回使う夜光塗料はこれ。
イメージ 11


チューブ入りで使いやすいのですが、時計に使うことは想定されていません。

揮発成分の割合が多いため、針に塗った程度の量ではまともに光らないうえ、

乾燥するとヒケが出ます。そこで、粉末の夜光を少し加えます。写真のパレット左下に

見えるのがそれです。

塗布方法は、塗料の表面張力を利用した一般的な方法ではなく、テープに針を貼り付けて

針の溝を塞いでおき、そこに塗り込む方法を取りました。
イメージ 10


この方法だと、粘度の高い塗料を使った場合でも表側のデコボコが防止でき、

平滑になるのです。

チューブから出したるみっこメディウムと粉末を混ぜ、それを針に塗ります。

機械に取り付けた時に干渉しない程度に、できるだけ厚く塗ります。

ちょっと粉末が多かったようでぱさぱさになってしまいましたが、このまま乾燥させます。


乾燥させている間に機械を組み立てていきます。

まずは表側から。いつも通り緩衝装置から取り付け、注油します。
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ダイヤショックは分解せず洗浄しましたが、三番車の方がきれいになりきらなかったので、

分解することに。

そして、輪列を並べます。
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この後は、受けをかぶせてザラ回し、アンクルを取り付けて動作チェック、

そしてテンプを取り付けて、動作をチェックして、表側は完了。

もちろん、各部への注油や雁木車、アンクルのエピラム処理はしてますよ。
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次は日の裏側です。巻真まわりの部品を取り付け、針送り、カレンダーと

部品を取り付けていきます。
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実は、巻真まわりを最初に組み立てるのが一般的みたいです。巻真がついていれば、裏返す時の

ハンドルになったりするので便利なのはわかっているのですが、私の場合一番受けが

ついていない状態で鼓車・吉車を取り付けるのが苦手なので、いつもこの段階で付けています。


さて、この機械を組み立てる時のワンポイント。日車押さえを付ける段階では、

日車のジャンパー(躍制レバー)は付けないでおきます。そして、日車が押さえられたら

ジャンパーを取り付け、ネジ留めします。
イメージ 17


なぜこんなことをするかというと、この時計は日車のガイドが地板ではなく日車押さえに

あるため、日車押さえを取り付ける前は日車の位置が決まっていません。

そのため、日車の位置を出しつつバネが飛ばないようにジャンパーを押さえ、日車押さえを

取り付けなければなりません。これはけっこう難易度が高いです。

その対策として、ジャンパーを後付けする仕様になっているものと思います。


カレンダーの動作チェックをしたら、文字盤を取り付け、例の針を取り付けます。

よーく見るとアラはありますが、カビが生えたように黒ずんでいたものに比べると、ずっと

マシです(と自己弁護)。
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磨いたケースに入れて、タイミング調整して
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完成です。
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なんか、風防の飾りっ気がなくなって、普通の時計になっちゃいましたが・・・

これはこれでいいかな。
G.W.第二弾はオリエントのカレンダーオート。
イメージ 1


自動巻きの構造に特徴があります。

何が特徴かと言うと、IWCのペラトン式自動巻きと酷似している点です。

IWCの自動巻き時計は、ずっと前から分解したいと思っているのですが、

なかなかその機会がないため、細かいところまで同じなのかは未確認です。

ただ、ローターの回転運動を偏心カムとアームで往復運動に変換して

伝え車を一方向に回す点は同じです。マジックレバーにも通じるところがあります。


この方式、本家でどれだけトラブルが出ていたかはわかりませんが、

オリエントの場合はトラブルが多かったようです。私はこのタイプの機械を搭載した

時計を6個買いましたが、まともに動くのは今回のを入れて2個。

残りのうち2個は自動巻き機構がありませんでした。壊れたのか、他の

時計のドナーになったか。

そして一つはローターの偏心カムが激しく摩耗して円になってしまったもの、

最後の一つはニコイチで何とかなるかもしれないもの、で、計6個です。


このモデルはスクリューバックを採用してますね。割と後期のモデルと思います。
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どこからが後期なのか、まったくわからず書いてますのでご了承ください(^_^;

ひとつ言えるのは、ベースの機械がL型と呼ばれるタイプですので、

その前のN型を使ったモデルに対しては後期と呼ぶことは可能と思います。


機械は小傷が多いですが、きれいな方ですか。
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機械をケースから取り出し、針と文字盤を外します。そして分解していきます。
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オシドリと保油装置がついたままです。オシドリは外し忘れなのでこの後外しましたが、

保油装置はそのままにして洗浄します。もし汚れが残っていたら分解しますが、

今の自分の洗浄方法でもきれいになる場合が多いです。


次に表側です。自動巻き、テンプはもう外してしまいました。
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分解を続けます。ここで一言。古いオリエントも角穴ネジは逆ネジですので注意してください。


自動巻き機構の構成部品です。伝え車、アーム、受けだけですが、アームが

けっこう複雑です。アームを分解しようと思いましたが、壊しそうだったので

あきらめ、このまま洗浄しました。
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輪列です。ごくごく普通の輪列ですね。
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アンクルのホゾには油がべったりついていました。

写真ではかなりわかりづらいです。
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次に香箱ですが、分解前のチェックではスリップの感触がキシキシいう

感じ。ふたを開けてみると、油分はたっぷりのようですが、力不足みたい。
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分解していつものグリスを塗ることにします。



さて、洗浄が終わりましたので組み立て開始。

地板の保油装置を拡大して観察したら、異物が入っていました。

やむを得ず分解して掃除し、組み直し。ダイヤフィックスよりは

だいぶ組み易いので楽でした。

あとは巻真周りの部品を取り付け、とりあえず表側に移ります。
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輪列をセットし、受けをかぶせます。
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三番受けの保油装置も汚れが残っていたため、バラすことに。

その後はアンクル、テンプを取り付け、表側はひとまず終わり。
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残りの日の裏の部品を取り付け、
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日車、日車押さえを取り付け、
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日躍制レバーを取り付けます。
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日車押さえを取り付けた後に躍制レバーを取り付けるのは大変楽です。


文字盤、針を取り付け、ケースに入れます。
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自動巻きの伝え車とアームを置き、
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受けをかぶせます。
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そしてローターを取り付けます。ローターの裏には

偏心カムが。これが回転することでアームを左右に往復させます。
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風防に大きなクラックが入っているので交換したかったのですが、合うサイズの

ものがなかったため、そのまま使うことにしました。真横に入ったクラックなので

角度によっては目立ちません。

ケースも割と状態が良かったので、軽く磨いただけです。
イメージ 25

ORIENT CHRONOACE crystal 27J

不調のロンジンを何とかするめどが立ちつつあるので、次の時計に手を付けることにしました。

それがオリエントのクロノエースクリスタル27J。
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実はこいつ、ただ汚いだけの時計ではありません。裏蓋を開けると・・・
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ローターがないのであります。そこで、ローターを確保すべく次のジャンクに手を出すのですが・・・
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外観はこちらの方がまともなんですが、27Jの方のごついケース形状が捨てがたいので、あちらを生かすつもりです。

おもむろに裏蓋を開けますと・・・・
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ローターはありますが、ベアリングとローターが分離してしまっている状態。うーーーん。

でも圧入かしめをすれば何とかなりそうです。ドナーからローターとベアリング、ローターネジを取り出し、

ポンス台で圧入かしめをしました。
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ローターに刻まれた石数と実際が違ってしまいますが、やむを得ないですね。


そしてケースから機械を取り出します。文字盤や針の状態は悪くありません。
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日の裏側も問題ありません。
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表側も特に問題ありません。
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次にいつもの通り香箱チェックをしたところ、3周くらいでゼンマイがスリップしてしまいます。

ふたをあけてみたら、ゼンマイが切れていました。
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そこで、先ほどの緑文字盤のドナーから香箱を摘出。こちらをチェックしたところ問題はなさそうなので

一安心です。
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唐突ですが、香箱と二番車。いつも忘れるんですが、歯数を数えておくとその時計のパワリザ(MAX)が

計算できます。香箱車が70歯、二番カナが10歯なので、香箱1周につき二番車(=分針)が7周回ることに

なります。この機械はゼンマイ全巻きで香箱が約6周しますので、6x7=42時間がパワリザになります。

ここで書いてるパワリザは時計が止まるまでの時間です。精度は度外視してますのでご了承ください。
イメージ 14



さて、洗浄が終わりましたら組み立て開始。部品を取り付けて、一番受けをかぶせる前に裏側に

部品を取り付けます。これが今回やけに手間取りました。前にもやってるはずなんだけど。
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何とか組みあがりましたので、かぶせます。
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そして日の裏を組み立てて、文字盤を取り付けて針を挿してケースに
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あ、実は傷がひどい風防を磨いていた時、「前にもこうやっていて落として割っちゃったんだよな。

落とす前に何か敷いておくか」と思ったその時、風防が手のひらを離れ、シンクの上に。

高い音をたてて、見事に砕け散りました(; ;)

年を取ったせいなのでしょうか、指先が思うように動かないというか、湿り気が足りなくて持ったものが

滑るというか、そんなことを強く感じる今日この頃。

オリエントのガラス風防なんて、オークションでも見たことないぜ、どうする?出てくるまで待つにしても、

このままじゃいけないのでとりあえず使えるようにしよう。風防は汎用プラ風防を無理やりにでも加工して

取り付けてしまおう。

ということで、外径が合うものを選び出し、あてがってみました。すると、なんだかこのままベゼルも

付きそうなので、磨いた後にベゼル圧入までやってみたところ、実にいい感じにくっつきました。これは驚き。

まあ、厳しい目で見るとベゼルと見返しの間に風防下のガスケットが見えちゃったりしてるんですが、

風防のふくらみとベゼルの斜面が違和感なくつながっていて、いい感じですよ。


などということがあったケースに機械を入れてローターをつければ完成。




というところでまたトラブル発生。ドナーから取り出したローターネジが、なぜか入らないのです。

ピッチが違うみたいです。同じ機械でなぜ?

部品箱から使えそうなネジを探し出して取り付けてみますが、どれもピッチが合わず。

4個目くらいに試したやつが、ちょっと渋めでしたが入る気配があったので、「やった!!」と

思って勢いよく締めこんでいったら、テンワが元気をなくして止まるという予想外の展開。

長すぎるネジを閉め込んだため秒カナの穴石を押してしまい、アガキがなくなって止まったと

推測しました。そこで受けを外して裏から穴石を押し戻し、再度取り付けたら動いてくれたので

一安心でしたが、さっき慌ててネジを外した拍子に飛ばしてしまい、その後の探索でも見つからず。

仕方なくまた合うネジを探す羽目に。その過程で、また穴石を押してしまうというお粗末な展開。

半狂乱になりながら受けを外して穴石を戻しました。

結局、ブローバのジャンクから取り出したネジを削って短くしてから取り付けることで

ローター固定が完了しました。
イメージ 20


今回もいろいろあったなあ・・・・


このケース、幅が40mmもあってかなり大きいです。ラグ幅も20mmあります。ラグとケースは

一体ですが、Cライン形とは言えない形ですよね。でも、なかなかいいですよ。

ただ、この系統のオリエントは、針が短いんですよね(ラドーなんかもそうですが)。

インデックスがごついのでやむを得ないとは思いますが、個人的にはインデックスの高さを

落として針を長くしてほしかったと思います。
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