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ブルーが忘れられないスキーに纏わる事故のお話です。
興味が無い方はスルーされて下さい・・・
 
 
 
判決 「事故は予見不可能で、個人の責任は問えない」 2004年2月22日
 
車内の暖房機と神さまのせいになった・・・
 
 
 
オーストリアケーブル火災事故を覚えてますでしょうか・・・
2000年11月11日、オーストリアのカプルンにあるケーブルカー
「Gletscherbahn 2」 のトンネル内でおきた火災事故
 
 
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この災害により日本人10人含む155人(8カ国)が死亡、12人が生存した。
キッツシュタインホルン(w:Kitzsteinhorn)のスキー場に行く途中の事故であった。
火災は、トンネルに入ってまもなく、上昇時には使われない最後尾の
下降時用運転室から発生した。
運転室内を暖めるために列車改修時に設置された電気ファンヒーターの電熱線に、その設置部直背を走る油圧系統から漏れた油が引火したものと推定されている。
 
 
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トンネルに入る前に火災に気付いた乗客もいて、運転手に報告しようとしたが
手段がなく、携帯電話で連絡をしようと試みるも、
直後にトンネル内に進入し通話圏外となり連絡できなかった。
火災発生後も運転手は気付くことなくトンネル内を走行を続けた。
 
 
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下降時用運転室操作盤付近より客室内に火が広がり客室内はパニック状態になった。火災によって油圧系統の油が漏れて圧力が低下したことにより、自動停止装置が作動、トンネルの途中で停止した。
 
予備バッテリの動作で開いたドアや、窓ガラスを割るなどして脱出した乗客は少なくなかったものの、多くは最後尾の火災から遠ざかる上方に向かって逃げたため、傾斜30度という急勾配のトンネルを炎に煽られて
煙突のように上に向かう有毒ガスと一酸化炭素の犠牲になった
(→煙突効果)。
 
 
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煙はトンネルの出口から終点駅まで達し、下りの対向車両に乗る2名と駅にいた3名をも死に至らしめた。(Wikipediaより引用)
 
 
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丸10年以上が経ちました。
ブルーはどうしてこの事故が忘れられないかと言うと、犠牲になった方の一人を知っているから・・・
 
出口沖彦さん(当時42歳)、スキーを本格的にやられている方であれば
誰もが知っている方。
 
 
 
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元全日本スキーデモンストレーター 福島県猪苗代町のスキーコーチ(事故当時)
ブルーも学生の時に、メーカーキャンプなどで何度か教えていただきました。
小柄な体、笑うと目が無くなってしまう顔、真剣にアドバイスして下さる方でした。
ブルーには雲の上の存在のような方と一時の時間を過ごせた事は、素晴らしい思い出です。
 
 
犠牲者の日本人10名の中には。出口さんが引率された猪苗代町の中学のスキー部6名、大学スキー部員2名、その他単独の参加者だったそうです。
猪苗代町の中学のスキー部の6名の中に、出口さんのお嬢さん(当時13歳)もいました。
出口さんは最後の最後まで、愛娘を含め、まだ中学生の子供達、そして自分のキャンプに参加した方を守るのに必死だった事でしょう。
傾斜30度のトンネル内をスキーブーツで逃げる・・・
想像するとあまりに辛いです。子供達はどんなに怖かった事でしょうか・・・
トンネル内が1000度以上になっていたそうです。
 
 
 
 
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出口さんの奥さまは、「労働者災害補償保健法上の労働者に該当する」として国に労災認定を求めた訴訟を起こしました。
長野地裁は(2007/04)24日、請求を棄却、出口さんが契約していた小賀坂スキー製作所(長野市)が報酬について源泉徴収せず、
出勤簿なども作成していなかったことを挙げ「被災者は労働者とはいえない。会社への使用従属関係もなかった」と指摘した。
判決によると、出口さんは1996年から、スキー技術などを指導するスタッフとして
小賀坂スキー製作所と契約、同社が企画したツアーの引率中に事故に遭った。
01年 5月、労災申請したが、長野労働基準監督署は「会社に従属していない」として不支給処分を決定。再審査請求も棄却された。
 
この労災の判決が出た時もショックでした。労災認定されるって難しいのですね。
小賀坂スキーの関係者は何を思ったのでしょうか・・・

事故当時、学校を休ませてスキーに行かせた云々と批判もでましたね。
でも、「全中」がスキーの世界では勝負です。ナショナルチーム入りするには・・

環境をどう生かすかがその人の才能になってくるのではないですか。学校を休ませて海外に連れて行く事はそんなに悪い事なのでしょうか。
真央ちゃんだって、1日も学校を休まず、あそこまでになっていないはず・・・
 
 
 
目指していたスキー場 夏でも滑走可能
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生き残った人達は、上に広がる煙を避け、敢えて炎を突っ切って下へ向かって逃げる方が助かることを経験上知っていたドイツ人の男性消防士が下に向かうよう誘導し、その叫びが聞こえた12人が生還しました。
全員が下へ向かって逃げていれば助かった事でしょう。
 
この生還された人達は、自分だけ生き残ったと言う苦しみに悩まされていたり
ご夫婦で生還された方は離婚されてます。
理由は、お互いの顔を見ると、事故を思い出すから・・・
 

出火後に安全装置が始動し停止してしまったようですが、そのまま走り続ければ、
あと6分ほどでトンネルを出られたそうです。
 
 
ケーブルカー乗降口に行く通路
 
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事故当時は暖房機の設置に関する法的な規制はなかった事
ケーブルカーが満たすべき安全基準がなかった
よって個人の責任も何も無しです。
155人の命が奪われたのに・・・
 
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オートリアの政府はどうかしている!! 
EU含めて国際的にも通用しない判決。
(現在は企業刑法が変わったそうです・当たり前)
 
 
事故原因とされているファンヒーター
 
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和解金が一人、当時のレートで1500万円 これでは、納得が出来ません。
(検察側は「事故は過失によるもの」として、被告のうち15人への厳罰(禁固6月―5年)を求めていた)
 
現在も、アメリカ人犠牲者の遺族によってアメリカでの集団訴訟が起こされました。(日本人32人を含む160人以上の遺族)
予見が不可能な過失は免罪となるオーストリア、せめてアメリカで遺族側が少しでも納得出来るようになっていただきたい。
責任の所在が明らかにならなかったのだから・・・

遺族側の木川統一郎弁護士は「こうした事故が日本で刑事訴訟になれば、客観的な予見可能性は肯定され、有罪となり得る」とコメント

きっとあの子供達が生きていたら、オリンピックに出場した子もいたかも知れない。県指定の強化選手が2名いたそうです。
 
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もう10年経った・・・あまりにも長い

心からご冥福をお祈りします。出口さんの奥さま初め、犠牲者のご遺族の方が少しでも安らげる日が1日も早く来ますように・・・
 

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